2007年の近況集06

  • 2007年04月25日
     22日(日)の散髪は8:00前に終了。なので、[曇りのち雨]の予報が出ていたに もかかわらず、滋賀県某所に行ってきました。
     今年は3月の末から4月の上旬にかけて、滋賀県彦根市に行く用事が何度もあり 、その行き帰りに車中から見ていて、とても気になる山域があったものですから …。



     その場所を目指して登ってみると、このようにカンアオイとカタクリが同所に 生えておりました。うむ〜、ですな。
     この両種の育ち具合から、ギフチョウが当地に産するのであれば、未だイケま す。この22日(日)は天候の面から、居たとしても飛ばない状況だったので、ここ には居るとも居ないとも言えないのですが、ホント、むむっ!ですな。
     次の晴れの日に、チョッとナニして行ってみたいかも…。

  • 2007年04月28日

     やはりというか、まぁチョッとナニして、行ってきた訳です。
     この画像は、04月22日に下見したとき、当地での発生があるとすれば、必ずここ に集まって来るであろうと予想できた場所、所謂ポイントです。1〜2頭はここで 舞っているだろうと期待しつつ急坂を登り切ったのですが、居ませんでした。
     この天気、時期、時刻、地形、樹林相等、全ての条件を満たしていると思われるの に居なかったのですから、ここには現在生息していない可能性が非常に高いでし ょう。

     さて、明日からの2連休は、今年で36年ものお付き合いになるpekeyama氏と一緒 に北陸地方の内陸部、即ち白山市〜勝山市〜大野市にかけて採ったり(私)撮っ たり(p氏)しに行きます。
     時期の都合で、有名ポイントや既知ポイントばかりを巡ることになりそうなの で、まあそこそこの採集行動になるでしょう。
     そこで今回は採集よりも、明日夕方から九頭竜の国民宿舎前の堤防広場で始め る予定の炭火焼きパーティーの方が楽しみです。

  • 2007年05月01日

     今日は04月29日の事を書いておきましょう。
     当初、九頭竜湖付近での行動も考えておったのですが、時期的に少々早いので はないかと思い、pekeyama氏 と共に九頭竜川よりも北側の大野市の既知ポイントへ。
     当地は標高が600M程度。たぶんギフチョウのちょうど良い時期で、個体数も多 いだろうから、カタクリへの吸蜜シーンも撮影できるだろうとの期待を持って 臨みました。ところが、この画像は09:16の撮影なのですが、ご覧のようにピカピ カの好天。ここまで天気が良いと、カタクリのとまって、まったりと吸蜜なんて 行動はとってくれません。結果、pekeyama氏はカタクリの画像をたっぷりと貯め こんだようです。
     一方、採る方の私は・雄のお持ち帰りと、リリース□雄の他、重複とは思われ ない個体△頭程度の目撃でした。

     この後、「大野市S開」という字名で記録があるようなので、ポイントを探し てみたところ、カンアオイが多く生えている場所は見つけたのですが、ギフチョ ウは見られません。次にS鉢峠という地名だけで「ひょっとしたら居るかも?」 と行ってみたところ、カンアオイも見い出せずに見事敗退。
     この時点でも、もう1ポイント行ける時刻だったので、某山に行ってみたとこ ろ、山頂で日に焼け汚損した個体3雄を『記録』と言う意味で三角紙に包んで今 日の採集行動はオシマイ。

     さて、いよいよ本日の最大の目的、炭火焼きパーティーに突入する為、地元スー パーで食料品と酒を買い込んで、九頭竜の国民宿舎前の堤防広場へと移動。ハー ブ湯で入浴の後、ああ〜こりゃこりゃと、一通り呑み喰いして、いつも通りに終了 。さて、寝ましょうかと、シュラフをクルマに取りに行くと、これが無いんですな …。そう、家に忘れてきたんです。
     この後、私にとって、悲惨な一夜が経過していきました。

  • 2007年05月02日

     シュラフ…、なんとも暖かく、なつかしい匂いのする言葉であらうか。

     白馬方面では、Kさん御一行が野外宴会(やっぱりすることは同じなんですね。 蝶と遊んだ後の野外宴会は最高ですな。いずれどこかでご一緒しましょう)の後 、シュラフにくるまり心地良い眠りに就いている頃、ここ大野市(旧和泉村)の九 頭竜川左岸堤防上では、私ふしみやが
    ←の中でのたうちまわっておりました。
     pekeyama氏に言わせると、ミッドシップ・2シーター(オマケに4WD)のクル マは、その運動(積載)性能を叩き出す為に、コックピットは極限にまで絞り込 まれております。有効巾1120oの室内で、どないして寝るねん!
     仰向けになると、中央部分のサイドブレーキレバーが、ちょうど腰の辺りにきて イナバウアー状態。だからと言って横向きになると、高校の日本史の教科書に出て いた屈葬状態。
     当然のことながら、よく寝られませんでした。

  • 2007年05月06日
     去年の今頃も、洗濯機がお仕事をしている間に更新していました。今年も同じ 事をしています。芸がないなぁ。
     約1時間前に自宅に到着しました。行って来たのは北の方。勿論ギフチョウ狙い です。
     結果は明日以降にボチボチ書いていきます。

  • 2007年05月07日
     連休後半の事を書く前にpekeyama氏と一緒に行った北陸・炭火焼きパーティー の続き、04月30日の事を書いておきましょう。

     「イナバウアー状態であっても寝られるだけ幸せですよ」といった御意見を 某掲示板でMさんよりいただきましたが、30日は朝からイマイチ体調がよろしく ありません。従って、お手軽に勝山市のH山に行く事にしました。
     詳しいポイントは知りませんが、地名は既に公表されておるので、そこに行け ば必ず見つかるでしょう。とってもお気楽です。
     標高1000m付近がポイントであろうとの予想で行ってみたのですが、ギフチョ ウは全く見られません。代わりに蝶屋さんは何名か居られるような雰囲気でした 。
     カンアオイの状態はこの画像のように未だ固まった感じです。また、他の植物等 の雰囲気から、この標高では未発生なのかもしれません。それともう一つの可能性 として、前日の29日に多くの個体が採集されてしまったという事も考えられます。
     以上のことから、もう少し標高を下げてみると、そこそこの個体数が見られ、漆 雄のお持ち帰りと、他に重複とは思われない個体〔〕頭程度の目撃でした。
     ただ、この場所、食草量等の環境はかなり良好なのに、見られた個体数がチョッ と少な過ぎるように思えました。

  • 2007年05月08日


     それでは連休後半、05月03日のお話しから。

     赤谷や小赤谷に居るんやったら、もう1本北西の谷にも居るのではなかろうか? ということで探しに行ったのは上図の下田原川沿い。この川左岸の等高線が緩 やかに表示されている所が狙い目です。
     確かに地形図に表示されている通りに緩やかな斜面はあったのですが、食草 が無い…。入れども入れどもカンアオイは見い出せず、ちょうど見ごろのカタク リが咲いているだけ。完敗ですな。

     勿論、当地へ赴いた第一の目的はギフチョウだったのですが、もう一つの目的 として、上図の赤い楕円で囲んだ崖マークがどんな崖なのかを自分の目で見てお く事でした。
     何故かと言うと、ゴマシジミ。
     旧尾口村の丸石谷では標高800〜900mで記録されているそうです。上図で示し た崖が、カライトソウの生える良い崖だったら、ゴマシジミの生息している可能 性があります。これは見ておかなければなりますまい。
     ところが、画像のような崖で、カライトソウが生えている可能性は、ほぼゼロ… 。
     無駄な行動の05月03日でした。

  • 2007年05月10日

     下田原川沿いで探索した後、赤谷に寄って時期的にはどんなものだろうか? と確認しておきたかったのですが、成虫は見られずカンアオイ等の状況から、も う末期のような感じでした。
     主たる目的地に、まともな時刻に到着する為には、できるだけ早く移動開始し たかったので、13:30頃にはこの画像、白峰温泉の総湯に到着。入浴を済ませ14:00 から秋田県へ向け移動開始です。
     05月04日の朝にポイントへ到着する為には、03日中に少なくとも新潟県中越地 域にまでは入っておかねばなりません。けれども今年は節約に努めるんだと決め ています。ですから、贅沢にも金沢西ICから高速道路に乗るのは、いかがなものか ということで、富山県の小杉ICまでは一般道を走行。小杉ICからは高速道路を 90km/h弱の経済速度で走行し、この日の就寝ポイント豊栄PAに到着。途中の食品 スーパーで買ったスルメイカの刺身をメインディッシュに車中で夕食の後、21:30 頃には寝てしまったハズです。

  • 2007年05月12日
     秋田県はとっても遠い…。
     05月04日の05:00頃に豊栄PAを出発し、国道7号線をひたすら北へ向け走行。ポ イント付近に到着したのは09:00前でした。
     すると既に、宮城ナンバーのクルマが林道脇に停めてあり、3名の蝶屋さんが、 まさに行動を開始されたところでした。

     当地へは今回で4度目の訪問です。実は、これまでの3回は1頭たりともギフチョ ウを見ていないのです。今回も「まあ、アカンやろ」との気持ちで京都を出発し たのですが、当地まで来てみると「今回こそは、もしかするとイケるかも?」と 思ってしまいます。フィールドに出ると、とっても前向きな私です。
     さて、昨年来たときに、居るものであればここがポイントだろうと目星を付け た場所に向け進行です。すると、昨年は未だ芽吹いていなかったウスバサイシン が至る所で開葉しています。「ここには、こんなに沢山のサイシンが生えてるん や」と少々驚きました。