2007年の近況集10

  • 2007年06月25日

     昨日、06月24日(日)は何処へ行っても、お天気ハマリになりそうだったので、 採集行動は起こさず、家中の刃物を研いでおりました。金物屋として正しい行動 ですな。
     さて、恒例の『京都市とその周辺におけるキマリン状況』です。
     有名ポイントのK上では、06月06日には採集されていたようなので、これだけみ ると例年通りのように思えますが、私の感覚ではここ(06月25日)まで約1週間 遅れています。
     それではここで、キマを対象に出かけた記録をUPしておきましょう。

     06月06日:北区のポイントAで目撃なし。
     06月08日:右京区のポイントB及び右京区のポイントCで目撃なし。
     06月09日:右京区のポイントB及び北区のポイントDで目撃なし。
     06月10日:北区のポイントAでは目撃なく、北区のポイントEで1頭の目撃。
     06月11日:北区のポイントAで2雄の目撃と北区のポイントGで目撃なし。
     06月12日:右京区のポイントBで△雄の採集。
     06月13日:左京区のポイントFで目撃なし。北区のポイントEで2雄の目撃。
           北区の未記録地点aと未記録地点bで当然の目撃なし。
     06月15日:左京区のポイントFで目撃なし。
     06月16日:左京区のポイントFで1雄の撮影と左京区のポイントHで☆雄
           の採集。
     06月17日:伏見区の未記録地点cと宇治市の未記録地点dで当然の目撃なし。
           滋賀県のポイントIで目撃なし。
     06月19日:北区のポイントEで×雄の採集と滋賀県の未記録地点eで当然
           の目撃なし。
     06月20日:西京区の未記録地点f及び西京区のポイントJで目撃なし。
           左京区のポイントHで2雄の目撃。北区の未記録地点gで目撃なし。
     06月21日:左京区の未記録地点hで目撃なし。右京区のポイントKでは目撃
           なく、右京区のポイントLで○○雄△雌の採集。
     06月23日:右京区のポイントKと右京区の未記録地点iで目撃なし。右京区
           のポイントM(上の画像)はポイントそのものが消滅。左京区
           のポイントNで△雄の採集。左京区の未記録地点jで目撃なし。
     06月25日:北区の未記録地点kで目撃なし。左京区のポイントNで○雄を採集
           の他に1雄1雌の撮影と重複ではない1雄を目撃。
     (未記録地点=私が知らないだけかも。)

    といったところです。

  • 2007年06月27日
  • 機種,PENTAX *ist DS 露出時間(秒),1/125 F値,13.00 露出プログラム,絞り優先AE ISO感度,800 Exifバージョン,1220 撮影日時,2007/06/25 15:43:44 露出補正量(EV),0 測光方式,中央重点平均測光 フラッシュ,使用せず / 常時オフ FlashPix バージョン,0010 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,自動 ホワイトバランス,自動 "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",150 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ノーマル 被写体距離,マクロ 使用レンズ,Tokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO)
    RAWにて3008×2008,9.79MBのPEFファイルとして撮影されたものを PENTAX PHOTO Laboratory Ver. 3.10を使用しフルオートモードにて現像の後、 JPEG最高画質にて保存。保存されたJPEGイメージのサイズ,"1.73 MB (1,822,033 バイト)"  3008 x 2008 ドット 24 ビット 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi
    さらにWEBへUPする為、レタッチをしている。レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0  レタッチ状態,RGBレベルを調整し、トリミングをせずにシャープフィルターをかけて 720×481ピクセル50.8KBにリサイズ。(【Web用に保存】から最適化をチェックJPEG高画質70%を選択)

     見下ろすと、とても採り易いところでテリを張るこの個体を発見。ネットは持 っていましたが「今日は撮るぞ!」との強い決意でネットを置き、カメラに持ち 替えました。
     発散しているであろう殺気を極力抑え、息を殺して接近します。いつもなら、一 歩踏み出しただけで、ピッと飛んで行ってしまうのですが、何故かこの個体は落 ち着いておりました。かなり近づいても飛ぶ気配はなく「これなら魚眼レンズで 撮れる距離まで寄れるで…」と心の中で呟いておりましたが、この日は100ミリ のマクロだけ。
     しかし、よくよく考えてみると本種のテリ張り写真を撮る場合、レンズを付け 替えている余裕なんてありません。ということは、魚眼レンズを装着したもう一 台のカメラを持って臨む必要がある訳ですな。
     その為には手振れ補正機能付きのK10Dか…。いやいや、やめておきましょう。 今年は辛抱の年ですから。

  • 2007年06月29日

     「キマリン、京都市とその周辺部なら、何処にでも居る!」
    と豪語すべく、少しでもその香りが漂う未記録地点で長竿を振り回しておるので すが、あきませんな。

     この画像は京福電鉄貴船口付近になります。
     この駅周辺や道路を挟んで東側の分校のサクラがとても美味しそうに感じる ので、何度もやってみるのですが、全くダメ。
     きっとこの辺りには居ないのでしょう。
     しかし、これはあくまでも私の判断。成虫でしか探すことのできないようなペ イペイの言うことですから、あまりアテになりませんけどね。

  • 2007年07月02日
  • 種類,JPEG イメージ (jpg) 画像情報,3008 x 2008 ドット 24 ビット 機種,PENTAX *ist DS 露出時間(秒),1/100 F値,10.00 露出プログラム,絞り優先AE ISO感度,200 Exifバージョン,1220 撮影日時,2007/07/01 11:13:45 露出補正量(EV),-0.3 測光方式,中央重点平均測光 フラッシュ,使用せず / 常時オフ FlashPix バージョン,0010 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,マニュアル ホワイトバランス,自動 "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",36 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ノーマル 被写体距離,マクロ 使用レンズ,Cosina MF 24mm F2.8 MC MACRO for PK-A/R
    RAWにて3008×2008,9.71MBのPEFファイルとして撮影されたものを PENTAX PHOTO Laboratory Ver. 3.10を使用しカスタムモードにて現像の後、 JPEG最高画質にて保存。保存されたJPEGイメージのサイズ,"1.58 MB (1,666,457 バイト)"  3008 x 2008 ドット 24 ビット 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi
    さらにWEBへUPする為、レタッチをしている。レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0  レタッチ状態,トリミングしてRGBレベルを調整し、シャープフィルターをかけて 720×479ピクセル54.3KBにリサイズ。(【Web用に保存】から最適化をチェックJPEG標準画質55%を選択)

     別にどーってことないウラジロミドリシジミ、少々くたびれた雌です。昨日、京 都府某所で撮ってきました。この時期、私にとっての採る対象種はキマダラルリ ツバメになるので、他の種類は「まぁ、チョッと撮っとこか」といった程度のノ リです。(その割にはRAWやし、24mm MFの単焦点レンズを試したりしてるし…)
     ところでFavoniusって、生態写真から種名を同定するのはかなり難しいです ね。このウラジロミドリシジミだけは、翅形や尾状突起の短さから、やや簡単に他 種と区別できますが、他のFavonius、特に雌の表面だけしか写っていない場合は 完全にお手上げです。
     また、雄の場合も翅表だけで同定できるのはクロミドリシジミとウラジロミド リシジミの2種で、残りのエゾミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ、オオミド リシジミ、ハヤシミドリシジミ、ヒロオビミドリシジミの5種についての同定は かなり厳しいものがあります。
     「ヒロオビミドリシジミは表面が黄色味を帯びるので、簡単に区別できるん じゃないのか?」
    とお考えかもしれませんが、本種には黄色味を帯びない個体も出現し、特にこの ような個体では、標本であっても同定に苦慮する(ヒロオビとは言え、後翅裏面 の中央白条がかなり細い個体もありますもんね)というお話を聞いたことがあ ります。実際、手元の標本の中にも黄色味を帯びない個体が1雄存在していました 。
     また、画像になった場合、受光素子やレンズの関係、そしてさらにWEB上の閲覧 においては、モニター等の特性から真の色を各自の目が受け止めていない可能性 もあります。
     で、何が言いたいのかよく分かりませんよね。

     当地にはヒロオビミドリシジミも生息しており、本種の雄を撮影したかった のですが、訪れた時刻では、テリを張ったり2コ舞いしたりと活発に活動しており 、とても撮影できる状態ではありませんでした。

  • 2007年07月04日
     日曜日の採集行動をネタに、ズィ〜っと引っ張るのが常態となっておる本ホー ムページですが、今週は苦しいです。
     ウラジロミドリシジミ等のZephyrusネタはすでに出してしまっているし、さり とてキマリンについては「居るor居ない」いずれにせよ諸般の事情で詳しく書 く訳には参りませぬ。困りましたねぇ。
     こういうときは、無理をせずにアッサリと、
     「今年のキマリン、絶好調です」とだけ書いておきましょう。

  • 2007年07月06日
     「今年のキマリン、絶好調です」
    とか言ってるくせに、
    「やっぱりダメですわ」
    という場所も多数あります。

     ここもそのダメだった場所の一つ、京都市内山間部の某所です。
     記録も無い(いや知らないだけかも…)うえに、地形的にも山際ではなく平坦地 の真ん中付近だったので、
    「まず、居らんやろ…」
    と思いつつも、調べてみました。
     というのは、こういう場所に生息していた場合、絶好の「テリ張り雄の撮影ポ イント」になるからです。
     ああ、いかんいかん、思わず『撮影好適地の探索』をメインに行動を起こしてし まった…。

  • 2007年07月09日

     昨日07月08日(日)はヒメヒカゲを最大の目的に鳥取県に出かけておりまし た。このお話は今週のネタなので、今日は先週の金曜日に撮ってきたキマリンを UPしておきましょう。
     私も黒いキマです。ただし裏面基部が黒いのではなく、表面が黒いキマ。瑠璃色 の鱗粉を完全に欠いています。キマルリならぬキマクロですな。