2008年の近況集08

  • 2008年04月09日
     岐阜県加茂郡富加町内で過去に記録のある地名としては「大平賀」というも のがあります。この場所、地形図で調べてみると、そのほとんどがゴルフ場と化し ており、推定ではありますがギフチョウが居た頃の面影はないのでしょう。

     ただ、地形図をよく見ると、ゴルフ場の東端、溜め池付近の斜面は等高線の間隔 がぬるく、谷気味の地形も読めることから、辛うじて残っている可能性もあると 思い(南向きというのがダメっぽかったのではありますが)行ってみると、
    ←こんな感じ。
     これでは、居りませんね。


     そしてもう一つの候補地に行ってみると、事前に地形図で予想した通り緩やか な斜面に雑木林は存在しておったのですが、緩やかな地形が災いし、土砂や型枠 等の置かれた建設資材置き場に、雑木林が浸潤されておりました。

     オマケに、
    ←に写り込んでいる東海環状自動車道の高架ですが、この高架が建っている場所 は、「ギフチョウの生息可能性が最も高い」と予想した谷筋でした…。
     東海環状自動車道って、ギフチョウの生息地を選んでルートを決めたんじゃな いか?と思えてきます。

  • 2008年04月11日

  • 岐阜県関市

    ▼メイン情報,メーカー名 : RICOH,機種 : Caplio R7,画像方向 : 左上,幅の解像度 : 72/1,高さの解像度 : 72/1, 解像度単位 : インチ,YCbCrPositioning : 一致,著作権 : (C)西口隆,Exif情報オフセット : 312,PrintIM IFD : 256Bytes ▼サブ情報,露出時間 : 1/570秒,レンズF値 : F3.6,露出制御モード : プログラムAE,ISO感度 : 100,Exifバージョン : 0221, オリジナル撮影日時 : 2008:04:06 09:47:37,各コンポーネントの意味 : YCbCr,画像圧縮率 : 280/100 (bit/pixel), レンズ絞り値 : F3.6,対象物の明るさ : EV7.9,露光補正量 : EV0.0,開放F値 : F3.1,自動露出測光モード : 分割測光, 光源 : 不明,フラッシュ : 発光禁止,レンズの焦点距離 : 5.40(mm),カメラの内部情報 : RIOCH Caplio Format : 23610Bytes (Offset:766), FlashPixのバージョン : 0100,色空間情報 : sRGB,画像幅 : 3264,画像高さ : 2448,ExifR98拡張情報 : 24056, 撮影モード : オート,ホワイトバランスモード : オート,シーン撮影タイプ : 標準,シャープネス : 標準,

     突然ですがギフチョウの生態画像です。(ベタな構図ではありますが…)
     ギフチョウの場合は特に、自信を持って『採る』ことを主たる目的に行動して いる、わたくしではありますが、こうして生態画像を撮ったりすることもありま す。
     私の場合、デジ一眼で気合を入れて撮るよりも、コンデジでカメラに全ておま かせで撮る方が、まともに写るみたいです。

     結局、まともな数のギフチョウを見たい!ということで、岐阜県関市の既知ポ イントに行き、二人して採ったり・撮ったりしておりました。
     ここはそれなりに個体数も多く、時期的には「撮影適期」(新鮮個体が多く それぞれの個体の動きが未だ活発ではない)といったところで、おだやかな春 の一日を満喫することができました。

  • 2008年04月14日
     このHPのトップにもってきている「最近のふしみや」ですが、手の空いたとき に書き溜めしております。
     04月12日(土)夜の天気予報によると「04月13日は何処もギフチョウ採集・ 観察に適した天気にならない」という事だったので、以下の文章を書き溜めた 訳なのですが、04月13日は晴れたのでフィールドに出てしました。
     ということで、内容に整合性を欠く部分もありますが、書き直すのもめんどう なのと、これも含めてありのままの「最近のふしみや」ということで、今日を含 めて3回分をそのままUPします。

     先週は04月06日の行動を書くことによって一週間引っぱれたのですが、今週は 日曜日の04月13日が何処も良い天気ではなかったので、フィールドには出ており ません。(この部分がウソになってしまいました)
     ということで、今週は先週の平日に行ったところをネタにしましょう。

     04月08日。
     天気が午後になって少し良くなってきたので、京都市北区H谷のお得意先に納 品に行った帰りにチョッと探してみました。チョッととは言っても長靴を履き、 三角ケース、カメラ、ネットも装備していたので、完全に採集モードです。
     画像はミヤコアオイの新芽。居るものであれば、出始めのよに思えますが、他の 雰囲気からは、居ったとしても、「微妙にフライング?」とも思えます…。

     場所的に、ほぼ居ないだろうと推定できる京都市北区のH谷ですから、「フライ ング」というのはナイんじゃないかな、と一応、主張はしておきます。

  • 2008年04月15日
     今日は04月09日の行動です。
     この日は、家族の皆にお断りを入れ、09:30頃に店を出て、先ず行ってみたの は、

    ←ここ。
     この看板は、キレイに舗装された林道を快調に登りきった終点手前の道沿い に設置してありました。かなり鮮度の良い看板ですな。
     この看板の近くには、一般登山の方々の個体数も多く、また、腕章をした人々10 名ほどが、リーダーと思しき方から行動前の説明を受けておられました。

     そんなことより、ギフチョウはどうだったんだ?ですよね。
     今回、この場所については潔く「フライング」を認めましょう。
     確実に生息している地域であり、なおかつ発生しているものであれば飛ぶよう な気温と天候でした。しかしながら、例年の良い時期には必ず咲いているカタク リが未開花でした。
     この状態ならギリギリ未発生との判断を下さざるを得ません。

  • 2008年04月16日
     04月09日の続きです。
     昨日UPした看板が設置してある山から大急ぎで降り、少々奮発して高速道路 を走行、次にたどり着いた地点は、↓ここ。

     どこかで見たことがあるようなアングルじゃないかって?ウン、そんな気もし ます。
     地名は、京都府南丹市園部町です。

     今月初めに下見で訪れたときは雨だったのであまり歩かず、軽トラからの目 視がほとんどでした。今回、歩いてみると、山麓部には思っていた以上にミヤコ アオイが生えています。
     「これはもしかするとホンマに居るかもしれん♪」と心の中で呟きながら、 跳ぶようにして斜面を駆け上がったのですが…、地名と画像をUPしているとい うことは居らんかったということですな。
     実に判りやすい…。

  • 2008年04月17日
     04月の10日と11日は天候面から何処へも行かず、12日(土)は採集可能な天候 になりましたが、基本的にはお仕事の日なので、遠くへ行く(広島とか山口とか …、行きたかったなぁ)というのは元から選択肢にありません。それに、店から出 られるのは10:00頃となるので行ける場所も限られてきます。
     となると、確実に見られる西京区かな?とも思ったのですが、ヒトにお会いし たくなかった事と、居なくなったなら居なくなったでその状況を記録に留める使 命感に燃え(ホンマかいな)、滋賀県大津市大石地区と京都府宇治市へ行くこと にしました。

     で、先ずは大津市から。
    ←のような谷筋、大津市大石地区にはあまり無いと思われます。右側のスギ木立 の林床には、いかにもミヤコアオイが生えていそうな雰囲気です。地形図からこ のような谷筋であろう事は想像できたのですが、あらかじめ下見をせずに飛び 込みで行ってみた悲しさ、カンアオイが生えておりませんでした。やはり下見し てから行かないといけませんな。
     ここからは早々に移動し、龍門町、中町と気なる地点を大急ぎでチェックした のですが、全く見られませんでした。
     読んだのか聞いたのか忘れましたが、「去年、大津市の『南の方』で採れた」 というのは何処のことなんだろうか…。

  • 2008年04月18日
     04月12日の続き、今日は京都府宇治市です。

     ここに写っている雑木林は手入れされているようで、あまり荒れておらず、 林床にはミヤコアオイが多く生えています。
     ここは、この地域で生息している可能性が最も高いと思われることから、以 前にも一度探してみたことがあります。そのときはもちろんnull。
     そして今回、例によって諦め悪く、前回とは別方向の尾根に登って尾根筋に在 る明るい空間巡りを試みたのですが、みごとに今回もnull。ほのかな香りすら感 じられませんでした。
     やはり宇治市は絶ったのでしょうか?