2008年の近況集18

  • 2008年09月03日
     今回の、[お盆ゴマシジミ中国地方ツアー]には、デジタル一眼は持参せず、リ コーのコンデジを1台だけ持って行きました。もう、採る気満々ですね。
     「『撮る』に走ったりするものか!」という気合を秘めて出かけたのですが 、途中でチョッと撮りたくなってしまいました。
     「チョッと撮りたくなった」とはじめのうちは出来心だったのですが、徐々 に本気になってしまい、色んな個体を採ったりせずにカメラを持って追い掛け 回し、最後は完全に撮影モードになってしまいました。
     午前中の早い時刻だったので、けっこう開翅してくれたのですが、コンデジで は合焦速度が遅いのとシャッタータイムラグの為、なかなか思い通りに撮れま せん。ボツ画像の山です。
     「うむう〜、デジ一眼を持ってくればよかった…」と少々後悔したのですが、 無いものは仕方ありません。せめてデジ一眼で撮ったような雰囲気だけでも演 出してみようと工夫して撮ったのが下の画像です。
  • 撮影時の情報 メーカー名 : RICOH, 機種 : Caplio R7, 画像方向 : 左上, 幅の解像度 : 72/1, 高さの解像度 : 72/1, 解像度単位 : インチ, YCbCrPositioning : 一致, 著作権 : (C) 西口 隆, Exif情報オフセット : 312, PrintIM IFD : 256Bytes, バージョン : 0300, コントラスト : 0 (-128〜127), 明るさ : 0 (-128〜127), カラーバランス : 00 00 00 AC, 彩度 : 00 00 00 00, シャープネス : 00 00 00 00, 露出時間 : 1/290秒, レンズF値 : F5.2, 露出制御モード : プログラムAE, ISO感度 : 100, Exifバージョン : 0221, オリジナル撮影日時 : 2008:08:15 08:43:43, 各コンポーネントの意味 : YCbCr, 画像圧縮率 : 280/100 (bit/pixel), レンズ絞り値 : F5.3, 対象物の明るさ : EV8.4, 露光補正量 : EV0.0, 開放F値 : F3.1, 自動露出測光モード : 分割測光, 光源 : 不明, フラッシュ : 発光禁止, レンズの焦点距離 : 33.00(mm), カメラの内部情報 : RIOCH Caplio Format : 24962Bytes (Offset:766), FlashPixのバージョン : 0100, 色空間情報 : sRGB, 画像幅 : 3264, 画像高さ : 2448, ExifR98拡張情報 : 25408, 撮影モード : オート, ホワイトバランスモード : オート, シーン撮影タイプ : 標準, シャープネス : 標準, データ形式 : Rdc, ファームウェア : Rev0128
    現像・レタッチの情報  元ファイルがJPEGなので現像はしていないがWEBへUPする為、レタッチをしている。
    使用したレタッチソフト:GIMP 2.4.5(フリーソフトです)。 レタッチ状態:トーンカーブを若干調整後 720×560ピクセルに縮小。使用したアンシャープマスクのパラメータ:半径=2.0、量=0.20、しきい値=0。 JPEGとしての保存時に[最適化]と[ベースラインJPEG化]をチェック。品質を90%に設定して67.7KBにリサイズ。 なお、トリミングはしていない。

     ズームを最望遠側で固定し、なおかつマクロモードにして、レンズ先端から約 30cmの距離にまで寄って写したものです。
     背景がボケて、なんとかそれらしい雰囲気が出ていると思います。

  • 2008年09月05日
     先週の日曜日、08月31日は天候も良く、広島県の神石高原町周辺なら未だイケ そうだったのですが、諸般の事情で採集には出かけておりません。従いましてネ タがないので今日もお盆の中国地方ゴマシジミのお話しです。
    ←の開翅画像ですが、ボツ画像の山の中から探し出した辛うじて見られる1枚で す。(画像にExif情報を残してあります)
     表裏共に、この辺りで見られる標準タイプ。因みに場所は岡山県新見市になり ます。

     さて、ゴマシジミの画像も撮れたことですし、今度は本気で私的新ポイントを 探すべく、鳥取県の日南町へと向かいました。
     実は私、鳥取県日南町ラベルのゴマシジミを採ったことがありません。何年か 前に一度探したことがあるのですが、そのときは見つけられませんでした。「今 回も、まあ、アカンやろ…」との平常心でウロウロしたところ、以外にも1ヵ所だ け生息地を見つけることができました。そこでは〔〕頭のお持ち帰りと、他に見 送った個体が○頭、この辺りにしては上々のポイントでしょう。
     こうして最終日に、今回のツアーでは初めての新ポイント(あくまでも私的に 『新』です)を見出すことができて、よろしゅうございました。

  • 2008年09月08日
    レンズ名称 撮影時焦点距離 シャッタースピード 絞り 撮影モード 測光モード ホワイトバランス 感度 記録サイズ 画質 露出補正 AFモード AFエリアモード
    smc PENTAX-FA MACRO 100mmF3.5 100mm 1/50sec F8.0 絞り優先 中央重点平均測光 オート 200 3008x2008 RAW 0.0 シングル スポット
  • 色空間 画像仕上 彩度 シャープネス コントラスト ドライブモード ストロボモード ブラケット 拡張ブラケット ソフトウェアバージョン 撮影日時 カメラ名称
    sRGB ナチュラル 標準 標準 標準 シングル 発光禁止 OFF OFF *ist DS Ver 2.02 2008/09/07 7:41:01 PENTAX *ist DS

     生態画像をUPするとき、時々添付している虚假威しの撮影時情報ですが、 Exif Readerで抽出した.txtを貼り付けるのが非常に手間なので、手を抜いて .html表を貼ってみました。
     この.html表はカメラに付随してきた専用ブラウザから、撮影時の情報を .csvファイル形式で抽出し、これを.html表形式に変換したものです。
     ただし、[レンズ名称]は間違っておりまして、正しくは『Tokina EMZ M100 AF 100mm F3.5 MACRO』 となります。
     以前にも書きましたが、『smc PENTAX-FA MACRO 100mmF3.5』と『Tokina EMZ M100 AF 100mm F3.5 MACRO』 とは、刻んである文字が違うだけで、中身は全く同じモノのようです。

     しかしながら、レイアウトとしては、イマイチと言うか、あきませんな…。 じゃまくさくても、次回からは以前のスタイルに戻しましょう。

  • 2008年09月09日
     ということで、09月07日の日曜日に行ってきたのは京都府南部のウラナミジャノメ。
     この画像は既知ポイント(今回は多くの個体を見ることができました)で 撮影しましたが、主たる目的は私的新ポイント探しです。新ポイントを探す という事は、必然的にnullデータも積みあがるので、現時点での生息状況も 浮かび上がってくる訳です。

     いやしかし、ウラナミジャノメのポイントってよく判りませんな。ギフ・キマ・ゴマ の気持ちは、最近けっこう判るようになってきたのですが、本種に関しては、まだまだです。
     「あそこに居って、なんでココに居らんの?」というような事の連続でしたが、 木津川市(旧加茂町)で1ヶ所、和束町で1ヶ所、合計2ヶ所の私的新ポイントを 見つけることができました。しかしながら、この背後には山盛りのnullデータが控えております。 (このnullデータがあることによって現時点での生息状況も判る訳ですが…)

     今回は生息地域での探索だったにもかかわらず、2ヶ所(あくまでも私的に新) しか見つけられませんでした。
     今回探索してみて改めて思いましたが、本種は『何処にでも居そうで居ない!』 まさに探すのがイヤになる蝶です。
     ところが、「まさかこんな所で!」というような地域で本種のポイントを 見つける方もおられます。今回の探索で、かなり自信を失くした私といたしましては、 そのような方々に、「とってもエライ!」と拍手を送りたくなってしまいます。

  • 2008年09月11日
     この画像は今週の月曜日09月08日の撮影です。
     場所は滋賀県大津市坂本本町。出窓の納品に行った帰りに撮ってきたものです。
     そして、ここで何をしていたかと言うと、この時期の定番、ウラナミジャノメ探しです。

     この滋賀県大津市坂本本町は、文献上、ウラナミジャノメが記録されている地名になります。 そして、採集されたご本人からも、当時の状況をお聞きした記憶があるのですが、 大学OB会の席上だった為、かなり酔っ払っていたようで、詳細は思い出せません。 H先輩、ゴメンナサイです。
     また、余談ですが、このときのOB会では三重県のヒメヒカゲについてもN先輩に お聞きした記憶があるのですが、この詳細も思い出せません。N先輩、またしても ゴメンナサイです。

     さて、ウラナミジャノメの記録があるとは言っても30年以上前の事です。 今でも居るんじゃないか?と思って探すなんて、無駄な行動かなと思いつつ、 ネットとカメラを持ってウロウロしてみたのですが、本種は見られませんでした。 居たのはヒメウラナミジャノメばかりで、やっぱりネ、といったところです。
     ただ、極微量ではありますが、キマリンのほのかな香りが漂っておったので、 来年以降、機会があればやってみようと思っております。(わざわざ出向いてまで 探すには時間がもったいないと思う)