2009年の近況集06

  • 2009年03月19日
     もうギフチョウも出たというのに、ようやくこの日付になって [ふしみやDB2008年版]に同梱する地形図、環境・生態画像、 テキストの入力が終わりました。
     これでやっとラベルを印刷することができます。


  •   [ラベル印刷完了]→[展翅板から外す]→[標本画像撮影]

     という流れになっておるので、近々[標本画像撮影]を始めなければなりません。
     今年は裏面撮影用(針の頭側をホールドする)の撮影棒を試作したので、 全ての個体の表裏を撮影しようと思っているのですが、裏面用撮影棒の調子不良が原因で、 標本の水平があまりにも決まらないようなら、裏面撮影は断念するかもしれません。 (実はこの裏面用撮影棒は開発途上でして、現状では刺したときの標本安定性が悪い)
     いずれにせよ、これから覚悟の苦行が始まります。

  • 2009年03月23日
     しばらく更新がとまっていましたが、原因は
    ←これ、まさかの北大東島へ行っていた為です。

     あまり書くこともないのですが、結果は今週のネタ。
     今日は忙しいのでこれだけです。

  • 2009年03月24日
     毎週、金土日は北大東→那覇の直行便が無いのをご存知でしょうか?
     そんなもん、知らないのが普通なのですが、いざ北大東島へ行こうとすると、 このスケジュールがネックになります。
     そう、「行ったのは良いが、これはどうやって帰るんだ…」 と思いながら調べてみると、南大東で乗り継いで那覇まで戻ることができるようです。
     ところが、またここで問題発生。南大東で乗り継ぐということは、

     「エッ、こんな運賃になってしまうのか?!」というのが正常な反応だと思います。
     那覇⇔南大東往復割引運賃45200円に比べ、12900円も高くなってしまうということで、 「これでは行けませんわ」と一旦は北大東島行きを諦めました。しかしながら、 この運賃設定に対して、どうにも納得できなかったのでJ○Lに電話して確かめたところ、 この南北大東島便に限り特例として、
     「北大東→那覇直行便が無い日については上図のような経路の場合でも、
      那覇⇔南大東の往復割引運賃45200円を適用する」
    とのことでした。これは考えようによってはとってもお得です。
     離陸から着陸まで約3分間という日本一短時間のフライトがタダで経験できる訳です。 このお話しを聞いた瞬間、速攻で予約してしまいました。
     もう蝶のことは、どーでもイイといった感じですね。

  • 2009年03月26日

     うすうす(アタマとちゃいまっせ)感じておられるかもしれませんが、私、飛行機が好きなんです。
     乗るのも良いですし、見ているだけでも飽きません。


  • 瀬長島から撮影  けっこう珍品? 海上保安庁のJA8571 FALCON900 おおたか

     ということで今回、那覇→北大東島便に乗る前に訪れたのは、 この瀬長島です。

     那覇→北大東島便の出発時刻が15:25なので、03月20日当日に京都を出発しても間に合ったのですが、 わざわざ前日に神戸空港発の最終便で那覇入りしました。最大の理由は、

    [前日出発の先得割引運賃]+[ホテル代(スーパーホテル那覇1泊朝食付き)]
    =17980円

    の方が、連休初日出発のお高いノーマル運賃に比べて約18000円も安くなるからであります。
     また、ここ瀬長島へは、ホテル前のバス停から路線バスに乗り約15分で到着、とっても便利です。
     こうして瀬長島を訪れ、飛行機を見ながらの「島ラベル」の蝶を採集できるのですから、 私にとってはまさに極楽状態です。

     あっ、それから、飛行機だけを撮っていたのではなく、瀬長島ラベルの蝶も一応撮ってきました。
     せっかくなので下にモンシロチョウをUPしておきましょうね。


     

  • 2009年03月28日
  •  北大東空港から民宿のお迎え1BOX車で二六荘に到着。


     この建物↑は宿泊棟ではなく、二六荘の食堂とこの港集落に1軒だけ在る販売所です。
     この二六荘、外見からは信じられませんが国の登録有形文化財に指定されています。


     これ↑が食堂の内部、少々判り難いですが登録有形文化財の証である緑色の金属プレートが 画面左下に写っています。それから注目すべきはテレビ下の張り紙。
     結果として優勝したのですから、この03月24日の夕食時は、えらいことになっていたんでしょうね。


     左が20日、右が21日の夕食です。沖縄の民宿にしては少々質素ですが1泊2食付き税込み4200円なので、 物資の輸送コスト等から考えると妥当なところでしょう。


     二六荘ではクルマやバイクの貸し出しもしており、クルマの料金は聞いておりませんが、 私が借りたこのホンダ・スーパーカブは税込みガソリン代込みで2625円/1日でした。
     このバイクを良く見るとナンバープレートの下に△マークがありますね。
     「乗ってもよいのかな?」と質問したところ、「かまいません(キッパリ)」でした。
     「道路交通○よりも、その地域でのルールが優先する」という現実に対して、 異論を差し挟むのは大人気ないと思った為、素直にお借りした次第です。 

  • 2009年03月30日
  •  北大東島の観光案内を続けます。


     ↑は北大東島名物、接岸していない船です。

     接岸しないのか、できないのかは不明ですが、巨大なクレーン(沖縄県の所有)でパイプを吊り上げ、 何らかの流体を船へと積み込んでいるようです。
    ←の画像で、路面にへばり付いている茶褐色のモノが積み込み時にこぼれたのでしょう、 近寄ると黒砂糖のにおいがします。
     作業をされていた方がいらしたのでお話しをうかがってみると、これは廃蜜糖だそうです。
     そういえば、この時期はサトウキビの収穫期で、製糖工場へと向かうサトウキビ満載のトラックに よく出会っていました。
     化学調味料やエタノールの原料として使われるのですか?とお聞きしたところ、 ウシさんに食べて頂くのだそうです。なんでも、飼料に混ぜて与えるとウシが喜んで食べるのだとか。
     さらにお話しをうかがうと、高粘度なのでかなり高圧で圧送しなければならないことから、 パイプの接合等が難しく、なかなかスムーズの送れないんだとも仰っていました。
     道路にへばり付いている廃蜜糖は、たぶん接合に失敗して漏れたものなのでしょう。


     そしてこれは南北大東島名物「大東寿司」です。中野集落内に在る農協の販売所で578円でした。
     南大東島には食堂がありましたが、ここ北大東島には食堂がありません。
     なので、民宿でお弁当を作ってもらうか、農協の販売所で早い目(お昼過ぎに再訪したら何も残ってなかった) に食べ物を確保する必要があります。

  • 2009年04月01日


     先週の日曜日03月29日に下見で行った京都府南丹市(旧園部町)で撮ってきたカンアオイです。 量はけっこうあったのですが、ご覧のように暗ぁ〜いスギ林だったのでギフチョウの生息は望み薄だと思います。

     さて、今回で北大東島のお話しは最後になります。


     この場所が今回の北大東島でのベストポイント。
     画像中央右よりのセンダングサの花場に各種の蝶が吸蜜に訪れ、手前の地道上では地這いシジミが群れておりました。 3種(ヤマトシジミ・ハマヤマトシジミ・ヒメシルビアシジミ)の地這いシジミの群れ飛ぶ情景を見ることができるのは、 国内で南北の大東島だけになってしまったようですね。ところで先に、「群れ飛ぶ」と表現しましたが、 もう少し正確に表現すると、鳥屋さんが使う『混群』という単語を使い、 「未舗装の道路上で地這いシジミ3種(ヤマトシジミ・ハマヤマトシジミ・ヒメシルビアシジミ)の混群が見られた」 とすべきかもしれません。
     それにしても圧巻だったのは、「地這いシジミ混群」を構成するこれら3種の個体数の多さです。 今回、ちょうど良い時期だったのだと思いますが、これだけの個体数を見たのは初めてでした。
     そしてこの北大東島内では、どの場所でもチョッとした空き地があればこれら3種が必ず居るという状況で、 昨年行った南大東島よりも明らかに好環境でした。(行ったのが同じ時期ではないので正しくは比べられませんが)

     せっかくなので最後にハマヤマトシジミの生態画像を貼り付けておきましょう。


     本種が静止する場合、最もお気に入りの場所は地面に転がった小石上です。 従って、このように植物の上で開翅するシーンは案外見られません。


     雌ですが、翅表は既にほぼ真っ黒。
     昨年、3月初めの南大東島で得られた雌は全ての個体に青色鱗粉がけっこう乗っていたのに、 たった3週間の差でもう高温期タイプになってしまいました。(単純に比べてはいけませんが)