2010年の近況集03

  • 2010年02月05日

     某…、いや、きっちり名称を出しておきましょう。
     日本蝶類研究会のSNS(興味のある方はここ で会員登録して主催者さんからSNSへの招待を受けてください。因みに無料です)で、 キマダラルリツバメの変異について、「みんなで解説してみようじゃないか!」と盛り上がっております。
     ところが私、キマリンの成虫を採るのは得意なのですが、皆さんご存知のように変異を見る目はフシアナ…。 あまり多くを語ることができそうにありません。
     ならば他のことで何か参加協力できることはあるまいか?と思いをめぐらせたところ、 かなりの量になる京都市内産の標本を、プレートにして拙ページにUPするのがよかろうとの結論に達しました。
     ということで、2008年の採集個体でザックリと作ってみたのが、↓これ。

  •  ラベルを写しこんだ標本画像は元々[ふしみやDB]にあるので、「サクッと簡単に出来るやろ」 と軽い気持ちで始めたのですが、あきませんわ。
     パソコンが固まって、どーしようもありません。
     ↑のようなスペックのマシーンで、画像編集ソフトは[Gimp]を使用。 大きさ3008×2000、サイズ850KB程度の.jpgファイルを本来12個同時に開きたいところですが、 安全策をとって4個だけ同時に開いて加工を始めたところ、その動作のノロイ事と言ったら! もう、ハナシになりません。
     画像編集の行程としては、そんなに難しいものではないのですが、 パソコン側が原因で作業する気になりません。
     やはりフリーソフトの[Gimp]でこの作業をするには無理があるのか、それともマシーンのスペック不足? いや、そもそもOSが悪いような気がします。
     Macならサクサクできるんでしょうかねぇ…。

  • 2010年02月08日

     思うところあって、キマダラルリツバメのプレートを真剣に作ってみようかなッ、と…。

     ホームページ本体が置いてあるplalaサーバーの残容量の関係で、 さしあたり大きな画像はFC2サーバーのここ にまとめることにしました。タイトルに妙なQRコードが割り込んで来て鬱陶しいですが、 タダで1GBのスペースを使わせてくれるということなので、大目に見てください。

     昨日の日曜日はフィールドにも出ず、FC2サーバーにUPするファイルを作り、 このキマリン画像を加工していたのですが、PC動作のあまりの遅さに、あきれまくり…。
     確かに画像編集ソフト[Gimp]にも問題があるようですが、やはり一番の問題はPCの能力不足です。
     Mさんからメールで、「64bitのOSにして、メモリを増やせばよいでしょう」とのアドバイスを頂いたのですが、 予算がねぇ〜。
     近々、また南の島に行こうかと思っているものですから。

  • 2010年02月10日

     先ずはTさん、ありがとうございます。
     やり方を教えていただいたおかげで、あの鬱陶しいFC2のQRコードが割り込まなくなりました。
     これで画像編集する気も起こってきました。

     さて、キマダラルリツバメのプレート、「どんなレイアウトが良いのだろうか」 と数日前から画像編集ソフトで.jpgファイルをこねくりまわしております。

     いずれギフチョウ標本画像の集合ページと同じように、トップページからまとめた表に跳べるようにしようと思っておりますが、 今のところここから大画像に跳んでください。

     何とか手持ちのPCで、快適に画像編集する方法はなかろうか?と試行錯誤中です。 (実はこういう作業、けっこう好きだったりします)
     現在、試している方法は[リサイズ超簡単Pro]というソフト(例によってフリーです)を使い、 キマリン標本画像を収納しているフォルダを丸ごと取り込みます。このフォルダに、内包されている数十の .jpgファイルを一気に縮小してから、[Gimp]で画像編集に取り掛かろうというものです。
     やってみると、途中まではけっこう快適に進めることができたのですが、予感通り最後の行程で問題発生。
     6660×4500ピクセルの新規画像に、780×700ピクセルで切り抜いたキマリン標本画像を 整列させながら18個貼り付け終え、欲する矩形範囲で切り抜こうとした瞬間にフリーズ!
     PCがウンともスンとも反応しなくなりました。Ctrl+Alt+Deleteでも切ることができず、 結局、電源ボタンの長押しでシャットダウン。ここまで往生して作ってきたキマリン・プレート画像は 一瞬できれいに消えてしまいました。
     原因として考えられるのは、画像編集ソフトの操作ミス。この[Gimp]、 レイヤーを統合せずに矩形範囲を選択すると、小さな.jpg画像を扱うときでも、 おかしな挙動をするので気にはなっておったのですが、今回のように6660×4500ピクセルの画面上で、 広い範囲を選択したりすると、メモリを大量消費してフリーズしてしまうようです。

     なので、メモリを増設してみようかとイロイロ調べてみたのですが、どうやら止めておいた方が無難な感じ。
     マザーボードの仕様で、増設可能なのはあと1GB。そこそこのコストをかけ、1GB増えたとしても未だ足りないという感触です。 それなら、6M程度で買える4GBメモリを持った64bitのWin7のマシーンを手に入れる方が得策かと思ったりしています。

     「アンタ、南の島へ行かへんだら、6M程度の予算はPCに振り向けられるんとちゃうのかいな?」
    とのご意見が各方面から寄せられそうですね。

  • 2010年02月13日

     キマリン・プレート、今回はこんな感じのレイアウトにしてみました。

     今しばらくはここからキマリン・プレートの大画像へ跳んでください。

     ご覧のように同一個体の表裏を1組とし、1プレートに12個体を整列させ、各組に通し番号を付けて行く予定です。
     そして下部の白色背景部分に、各個体の簡単なデータを記入しています。このデータ内、 アルファベットの大文字は、ポイント地名(アルファベットが同じなら同一ポイント産です) を示すのですが、公表には差し障りがあるのでこんな形になってしまいました。
     アルファベットとポイント地名との照合表を別途作っておき、最終的には何処で採集した個体か判るようにするつもりです。
     ただし、この照合表を公開するかどーかは未定なんですけどね…。

  • 2010年02月16日

     画像の加工とhtmlのTAG打ちって、クセになります。
     一度始めてしまうと、色んなところをいぢりたくなってキリがありません。

     さて、今日は京都市名物キマクロ。
     当ページの縮小画像ではイマイチはっきりしませんが、FC2のページに置いてある 大画像をご覧いただくと、 008と004(ムシに喰われてますが…)以外の個体がキマクロであることがお判りいただけると思います。

     跳んでいただいたFC2のページでは、今回から大画像と共に、 ちょっとした文章が入れるようなページレイアウトにしてみました。
     まあ、「解説できるほどの実力のないくせに、そんなことしても無駄」 と言ってしまえばそれまでなんですけどね…。

  • 2010年02月19日

     突然ですがタイワンヒメシジミです。
     ここしばらく、またしても標本撮影方法の工夫をしておりまして、 今回はその試行錯誤の1コマをご覧いただきましょう。

     去年の春先、かなり気合を入れて撮影したこの ハマヤマトシシジミの画像ですが、表面を写した側の左触角下に針刺し棒の先端が写り込んでいます。
     気合を入れた割りには、ブサイクな画像になってしまいました。 こうなった原因は、針刺し棒の先端がハマヤマトシジミに対して太過ぎた事です。
     ならば先端を細く!ということで2ミリ角のアクリル棒を使って細い針刺し棒を製作し、 撮影したのが上のタイワンヒメシジミ。
     ご覧のように今回は写り込んでいませんね。この意味では成功です。

     とは言うものの、
    ←のように、2ミリ角のアクリル棒を台座からヒョロヒョロと立ち上げたものですから、 先端に針を刺そうとしても、フニャフニャでなかなか決まらず往生しました。 これでは使いモノになりません。
     小さい蝶専用にと、できるだけ被写体をカメラに近づけようとしたことが裏目に出てしまいました。

     失敗作ですな…。

  • 2010年02月22日

     やっぱり、やーんぺッ。

     何の事かと申しますと、京都市産キマダラルリツバメ標本画像プレート製作の件でございます。

     ABCだの、αβだの、産地の表記は『区』迄で止め、挙句の果てに採集月日も『00月00日』 としか表記できないなんて、「公開する意味が無いやん…」と思った為であります。

    本来ならば、その産地表記は、

      『京都府京都市北区平野宮本町平野神社境内』
     これに加えて、
      世界測地系による座標値:北緯35度1分56秒、東経135度43分58秒
      上記座標値を中心として採集地点が含まれる範囲:半径125m以内

    と、ここまで書きたいものです。
     しかしながら、キマダラルリツバメという蝶は、マニアックではあるものの、 もしかするとギフチョウよりもセンシティブな種と言えるかもしれないので、 その産地表記については慎重にならざるを得ません。
     「東山連峰山麓地域」「洛北地区」 「洛西地区」等と表記すべきか、 河川で区切った地域で表現すべきか、などと検討したのですが、 いずれも上手い表現にはならないし、かえって混乱を招く可能性もあります。

     という訳で、スッパリと「公開せず」という事に致しました。