2010年の近況集06

  • 2010年04月09日

     もうお忘れになったかもしれませんが、キマリン・プレートの製作、 ぼちぼちではございますが進んでおります。
     12個体の裏表、即ち24個のキマリン画像を納めた原画1ファイルの大きさは4536×2952でサイズは約5.2MB。 これでは大き過ぎてUPできないので、大きさ1260×820でサイズを約0.29MBに落としてFC2のサーバーに収納しています。

  •  上の画像は原画から切り抜いた1個体を元の大きさで貼り付けました。
     切り抜いた元画像の大きさは1330×588でサイズが約0.50MBなのですが、 各PCでの表示速度とサーバー容量節約の面から、大きさはそのままでサイズを約0.16MBに落としています。
     いかがでしょうか、この大きさ、そしてこれよりも上質のクオリティーで24個のキマリン標本画像を整列させた原画プレート、 けっこう迫力があるんですよね〜。

     なかなか良いモノができたと自負しております。
     そこで、今となっては、ぜーったいに採れない平野神社産(100個体あります) の原画プレートだけでもCDに焼いて配布しようかと思っております。

  • 2010年04月12日

     昨日04月11日の日曜日、ギフチョウが飛びそうな場所は全国的に何処も天気が悪そうだったので、 早起きして[ふしみやDB2009]の打ち込みをしておりました。
     このとき気付いたのですが、ファイルメーカーPro 4.1って、オブジェクトフィールドに.avi動画をインポートする際、 「ファイルの参照データのみ保存」という方法がとれないんですね、知りませんでした。
    これができないとなると、1年分のデータでもデータべース本体が、そのサポート範囲である2GBを簡単に超えてしまいます。
     今年からは、私の語りも同時録音できる動画で生息環境を保存し、 これをデータベースに取り込もうと目論んでおったのですが、これは無理みたい。早い目に気付いて、 良かったというところです。

     話題が前後しますが、04月10日の土曜日はそこそこの天候だったけれども仕事。
     土曜日とは言え、私たちの業界は現場が動いているので休むのが難しく、 その上、五十日(ごとび)の10日で、集金支払い日であったことから、遠くへのお出掛けは元から眼中にございませんでした。

     仕方がないので、集金の途中に無理やり時間を作って、
    ←の定点観察ポイントに行って参りました。

     ここはk*nk*nさんの定点観察ポイントのご近所、D山個体群が最後まで見られた場所になります。
     「まあ、おらんやろ…」
    と思いつつも微かな期待を持って訪れたのですが、やっぱりあきませんでしたわ。

     因みに、当地で確認した最後の日付は、2006年04月19日でした。
     [ふしみやDB2006]からこのレコードを検索し、コメント欄に記入された文を最後に貼っておきましょう。

    曇り時々晴れ。約20℃。座標は添付の地形図x3付近。 汚損した1雄のリリースと推定雄の別個体1頭を振り逃がし。今年も居てくれて本当に良かった。 来年も居てくれることを祈らずにいられない。

  • 2010年04月15日


     昨日04月14日は少々肌寒かったものの、日差しがあれば飛ぶ状況だったので、 例によってチョッとナニしてギフチョウを探してみました。
     フィールド滞在40分、まさかの長岡京市で勝負です。
     ご覧のように、とっても良さそうに見える雑木林が眼下に広がっております。 しかも遠くに薄っすらと写っている電波塔を戴く山は、今でもギフチョウが確実に見られるO山でございます。

     そしてこの山麓部谷筋には、
    ←な感じでミヤコアオイが多くの新芽を出しておりました。
     1990年代前半でしたら、もう採れたも同然!気合入りまくりでそこらの尾根を徘徊したのでしょうが、 現在ではどーも気合が入りません。
     最近の京都市周辺は何処へ行っても
    「居そうにナイ!」
    この一言でございます。

     実はここ、S岳にかなり近い場所になります。
     S岳で見られていた頃(20年ほど前か?)であれば、生息の可能性が、かなり高かったと思います。
     今さら言っても仕方ありませんが、その頃に訪れていれば、 長岡京市ラベルのギフチョウが私の標本箱に納まっていたんですよね…。

  • 2010年04月17日

     京都市内は今頃(15:30)になって完全に雲が取れてきました。
     今日は土曜日だったので京都市ラベルのギフチョウを狙われた方もいらしたと思いますが、 この低温とすぐに雲がかかる状況だったので、あまり良い成果は上がらなかったものと推定されます。
     ところで伏見屋は土曜日ですが営業中でした。ですがこの天候だったので、 「ギフチョウ探しに行かな…」などと思ったりせず、心おきなく仕事に集中できました。
     とか言いながら、けっこうヒマだったので、標本撮影に精を出しておったんですがね。

  • 2009年 06月 06日 沖縄県島尻郡座間味村(外地島)h76.0三角点付近

     という事で撮れたて標本画像、例によって同一個体の表裏です。
     裏展翅の標本なので、表面がこすれてしまいイマイチ。両面共にきれいに仕上げる展翅方法ってあるんでしょうかね。

  • 2010年04月20日

     04月18日の日曜日の行動を書いておきましょう。
     行きたかったのは島根県だったのですが、諸般の事情で「前日からの出発は止めておいた方がよかろう…」 と判断し、行ってきたのは岐阜県でございました。

     当地は飛騨地方じゃないのに、未だ雪が残っていました。
     まあ、標高が約800mあるので、こんなものかもしれません。

     当日、天気は良かったのですが、風が吹くと体感温度的には10℃以下に感じられ、
    「さぶっ、これで飛ぶかなぁ」
    と不安になりましたが、気温そのものは15℃程度はあったと思われます。

     そして地面のカンアオイやカタクリも未だこのような状態だったので、
    「まさかのフライングかぁ?」
    との嫌な感じが走ります。

     08:30から行動を開始、最初に登った尾根ではギフの溜まりそうなコブが随所にみられたものの、 完封のnull、目撃もございません。
     一旦降下し、2本目の尾根に登るも、その姿が全く見られません。
    「おっかしいなぁ、チョッとさぶいけど、この日差しやったら溜まっていた個体は飛ぶハズやのに…」
    と、ベストと思われる場所で暫く佇んでいると、よーやくです、ヘロヘロとギフチョウさんがやって来ました。
     このとき既に11:00。
     採ってみると、未交尾の雌…。

     今春の天候が来年の発生にどのような影響を及ぼすのか?
     気になりますね。

  • 2010年04月23日

     昨シーズン(2009年04月)、までは確実に生息しておりました。
     今シーズン(2010年04月)、これまでに3回訪れました。
     勿論、訪れたのは晴れの日で、生息しているものであれば飛ぶ条件でした。

     左の画像は、ポイントそのものから京都市の市街地を望んで撮影したものです。
     そう、京都市市街地から見えるお山(O山ではありません)に、未だギフチョウが生息していたんです。 2009年までは、確実に…。

     今シーズン、条件の良い日にもう一度訪れてみるつもりです。
     しかし、見られるものかどうか…。
     今年はギフチョウの香りが漂っておらんのですわ。

  • 2010年04月26日

     04月23日の記事で画像をUPした場所へ、04月24日の土曜日(天候がイマイチでしたが…)にも行ってきました。 これで今シーズン4回目の訪問となります。
     僅かな期待を持って探したのですが、おりませんね。
     この日は天候面から、居たとしても飛ばなかったとも考えられるのですが、 過去3回の訪問時はいずれも好天でした。従って、居なくなってしまった可能性が非常に高いと思います。
     当地へ上ってきた個体の発生地と推定される場所では、京都市市街地周辺の他の地域と違って、 未だミヤコアオイが多く残っていたのですがねぇ…。

     もしかすると、これが最後だったのかもしれない当地で得られた個体 (この雌雄、気のせいか、ご家族様の雰囲気が感じられます)を、当ページにしては高品質の大画像でUPしておきましょう。

  • 雄 200*年 04月 11日 京都府京都市

    雌(未交尾) 200*年 04月 10日 京都府京都市

     

     この画像、元々はFC2のサーバーに格納しておったのですが、 画像に直接リンクすると、やっぱり表示されなかったので、 日本蝶類研究会SNSのサーバーに預かってもらってます。

     と、当時書きましたが、日本蝶類研究会SNSの存続自体があやふやなので、今(2014年)はGoogleドライブに預けてあります。