2010年の近況集15

  • 2010年08月24日

     08月14日、高知県土佐清水市今ノ山の続きです。
     初めての訪問地において、徒歩は勿論の事、クルマ(もったいないのでカーナビ非装着)での移動時も、 道を間違えることは滅多にありません。
     ところが今回、持参した道路地図に「中村宿毛道路(自動車専用道)」の記載が全く無かった為、 現地状況と手元の地図とが照合しないので混乱し、方向転換もままならないような細い県道? に入り込んでしまいました。これにより、約30分の時間のロスです。
     帰路に要する時間を考慮すると、この30分のロスはかなり痛かったので、 今ノ山山頂に至る自動車道のゲートが開放されていないものだろうか?との淡い期待を胸に 、ここまで辿り着いたのですが、ご覧のようにキッチリ閉められておりました。

     結局、登山道を必死で登り(残り時間の事もありましたが、ヒルが居そうな環境だったもので…)、 山頂付近の良さそうな環境を有する場所で採集行動をとったのですが、 見かけたルリシジミ類はサツマ1雄とヤクルリが数頭。
     念のため、ヤクルリは2雄お持ち帰りして4日以上冷蔵庫に寝かして展ってみましたが、 どー見てもヤクルリでございました。

     という訳で、四国ラベルのタッパンは採れなかったという当然の結果に終わりました。

    ←はオマケ。
     四万十市内の地場のスーパーで購入したお鮨です。
     注目すべきはこの金額。マグロの中巻きが160円!きっと、目の前の太平洋にマグロさんが、 沢山泳いでるんでしょうね。

     うん、美味しゆうございました。

  • 2010年08月27日

     今さら言うまでもありませんが、ゴマシジミ、大好きです。

     左の画像は2009年08月13日採集。広島県庄原市東城町(旧比婆郡東城町)産。同一個体の表裏になります。
     今回は環境画像を貼る訳にいかないので、昨年採集の標本画像でお茶を濁しておきました。 (現状では、東城町もけっこう良いラベルだと思うけど…)

     先の日曜日、08月22日も広島県内でゴマシジミを探しておりました。
     勿論、探す対象は三拍子揃ったゴマシジミ。即ち、青い、大きい、白いといったこの地域独特の美麗ゴマ。
     これまでに何度も探したにもかかわらず、その度毎に返り討ちに遭っておったのですが、 今回、やっとこさ採れました。
     とは言っても、世羅郡ではありません。
     けど、ほとんど見かけないと言うか、私は見たことが無いラベルなんですよ。(記録はあります)

     ゴマシジミ、特に広島県で今の時期が適期のモノは人気がある上に、その生息状況が微妙な立場であると言わざるを得ません。
     従いまして、少し前にポロッと書いてしまった「見越山」なんて書き方はできない訳でして、 今回はこんな風に書いてみようかと…。

     ここまで曖昧な表現もどーかと思うのですが、採れた場所をそのまま書くのではなく、 これから書く場所以外の何処かという事になります。
     以下、全て平成の大合併前の市郡名になります。

     時期的に適合してない山県郡や比婆郡ではありません。
     また、地域的には比婆郡と言ってもよいような庄原市(記録はあるのかな?)でもありません。
     勿論、既に絶滅したと言われて久しい佐伯郡・双三郡・御調郡・府中市などといった場所である訳ありません。
     そうそう、神石郡でもありませんよ、今回も採りはしましたが…、少しだけネ。

     採った個体、未だ展ってませんが、「うぉッ、カッコエエ!」と叫びながら展翅作業ができそうな予感がしております。

  • 2010年08月30日

     昨日、08月29日は好天であったにもかかわらず、今シーズン初めてのフィールドに出ない日曜日でした。
     何をしておったかと申しますと、京都市で開催されたインセクトフェアーに行っておりました。
     会場の様子等は他の方々の日記や掲示板でUPされるでしょうから、私はゴマシジミでも貼って、しのいでおきましょう。

     2009年08月23日、広島県神石郡神石高原町(旧神石町)の個体です。
     この個体、表面はブルー鱗がよく発達し、色調も明るく、その中に在る黒点も他産地のような「胡麻型」 になっておらず、ほとんど痕跡程度と言ってよいでしょう。この地域の個体を特徴付ける典型的な表面を有しています。
     一方裏面においては、クサビ紋こそ有しているものの、地色は先日UPした旧比婆郡東城町の個体と大差のない ベージュ色。「こないに白いんや!」と驚くような白色ではありません。
     そして、そのサイズも、本画像ではよく判りませんが、この辺りの個体としては普通の大きさ…。
     ですから、三拍子揃った究極の美麗ゴマとは言い難いんですよねぇ〜。

     今年はもう無理ですが来年こそは、

      1:表面の胡麻型黒点が全く見られない程ブルー鱗が発達している。
      2:従ってその色調は空色に近いブルー。
      3:裏面地色は最高グレードのクロシジミ♀白化型裏面と同じような白色。
      4:くっきりスッキリ三角型のクサビ紋。
      5:2号板に展ったとき、前翅外縁がはみ出す程のデカさ。
      6:そして、新鮮個体であること。

    の6条件が揃ったゴマシジミを採りたいものです。

  • 2010年09月01日

     ネタがないので、[ふしみやDB2009]の標本画像倉庫から一掴み、チョッと変なギフチョウです。
     2009年04月05日福井県南条郡南越前町(旧南条町)産の個体です。
     この産地ですから、もうお判りですね。そう、杣山型狙いでの訪問でした。
     しかしながら、引きが弱い私の事、杣山型にはカスリもしませんでしたわ…。

     全く関係ありませんが、某掲示板の名*屋*よ*子さまの書き込みの中で、
      「だれか、ウイルスソフトなしで何年リカバリーしないで過ごせるかやってみませんか?」
    というご提案を見かけました。
     私、意識的にやってみた訳ではないのですが、これまでのところウイルスソフトなしで、約9年間はリカバリーしておりません。
     Win 98→ Win Me→ Win XP→ Win Vistaと使ってきましたが、Win 98を使っていたときの2000年頃に 「ハイブリス」なるウィルスに一度感染して以来、幸運にも感染はなかったようです。
    (フルスキャンしたのが今年の春だったので、今はどーだか分かりませんが…)

  • 2010年09月03日

     ネタがないので今日も[ふしみやDB2009]の標本画像倉庫から一掴み、デス。

     2009年07月20日採集の隠岐島前西ノ島産クロシジミです。
     西ノ島で採った3雄の中で、この個体が最も鮮度が良かったので上に看板としてあげさせていただきました。
     ところで何故、突然クロシジミだったかと申しますと、プレート画像の作り方を忘れないようにする為なんです。
     今年の冬から春にかけて、キマリンのプレート画像をけっこう一生懸命に作り、そこそこ満足できる代物を完成できたのですが、 暫くその操作を行わないと、やり方を忘れてしまうんですよね。

     ということで、当HPへ訪問くださってるコアな蝶屋さんでも、ご覧になる機会が少ないと思われる
      「隠岐島前西ノ島産クロシジミ3雄5雌が並んだプレート」
    をUPしておきました。

     どうなんでしょう、少ない数ではありますが他産地との違いが何か見えてきますでしょうか?
     因みに、節穴しか持ち合わせていない私には、他産地との差異を全く感じ取ることができませんです。

  • 2010年09月06日

     白砂青松。(砂じゃなくって、現物は岩なんですが…)
     100年後にも残しておきたい日本の原風景といったところでしょうか。
     けど、蝶屋がこんな所へ行って、何するつもりやねん?なぁーんにも居らへんのとちゃうの…。

     おっしゃる通り、普通、マトモな蝶屋さんは、このような場所へ好んで行ったりしませんよね。

     元々、あまりマトモではない上に、この暑さで少々アタマのネジが弛んだ私は、
     「採ったどぉー!」
    時の快感が忘れられなくて、またしてもシルビアシジミを探索すべく、北陸地方へと行って参りました。

     これまで3回、この加賀海岸でシルビアシジミを目的に探索したのですが、いずれも加佐ノ岬方面からの南下だったので、 今回09月05日は片野方面から北上という方針でございました。

  • 2010年09月08日

     初めから地名が出てきた時の結果は判っているようなものですが、続けます。

     結局、加賀海岸を片野側から攻めてみたものの、海岸岩場にはミヤコグサはおろかタイトゴメすら見られず、 この辺りの地表状態は食草の生育に適してないようだと判断し、500mも進まずに撤退いたしました。

     このように、ほんの少ししか探索していないのに、この日の酷い暑さの為、大量に汗をかいたのでクルマに戻るとすぐに、
    ←の「へしこすし」で塩分補給。
     パッケージだけで中身がほとんど写っていませんが、鯖へしこの太巻きが5切れ入っていました。 お味の方は予想通りのおいしさだったのですが、これで350円はチョッと高いと思う。
     まあ、道の駅で売らていたものなので、お得感を期待してはいけないのですが…。

     加賀海岸の次に訪れたのは、
    ←ここ、福井県あわら市の大聖寺川河口付近。
     地形図の読みから、狭範囲だろうが露岩上に草付きが在るだろうと予想していたのですが、 ホンマにしょぼい草付きしかなく、しかもミヤコグサは見られない…。
     これでは絶対居ないだろうということで次へ移動です。

     判った結果、しかも稚拙な文章。
     にもかかわらずダラダラ続けるのは、[ふしみやDB]の補足の為。
     唯一、[ふしみやDB]の完全版を所持されているT先輩が仰るには、[ふしみやDB]を開きながら本HPを読むと、 とっても面白いそうです。
     ということで、次回からもこのダラダラとした文章を垂れ流ししますね。