2010年の近況集18

  • 2010年10月09日

     京都府福知山市由良川右岸堤防でシルビアシジミを探した後は目をキマリン・モードに切り替えて、 記録のあるI崎方面へと行ってみました。

     ご覧のように発生していそうなサクラはありますね。けど、場の雰囲気が乾いた感じ、 もう少し湿気が欲しいところです。
     この場所、フィールドサロン誌 No.17 Jan. 2010 p.14〜15によると、約60年前は『赤松』で発生していたそうです。
     確かに現在でも、マツを交えた林が公園内に残っていますが、この林の雰囲気は キマにとって良い具合に荒れているとは言い難いと思います。
     けどまあ、私のマツでやった経験といえば、午前中の3時間弱だけなので間違った判断をしている可能性が大きいのですが…。

     さて、今は未だ営業中の伏見屋店舗内のPCに向かい、こうして打ち込んでいるのですが、 ボチボチ伊丹の空港へと出発です。
     初めて出会ってから40年になるpekeyama氏と空港ロビーで待ち合わせ、 一緒に熊本空港へ到着と同時に呑むさん先輩の先日購入されたばかりの車に乗り込み、 阿蘇で牧ビアを堪能した後、宮崎県へとひた走り、今年7月に『タッパンルリシジミ雌を余裕で撮影』という荒技を演じたM君と合流です。
     そうです、今回の目的も二次発生しているに違いない(と妄想している)タッパンルリシジミの採集!ではなくて、 皆で「あ〜、こりゃこりゃの宴会」が主たる目的でございます。(勿論、某山へはネットを持って行きますが…)

     

  • 2010年10月12日

     体育の日絡みの連休には、宮崎県の「妄想を呼び醒ます某山」を訪れたのですが、

     「そんな妄想を抱いて来るようなアフォ(褒め言葉です)はワシら以外におらへんやろ」

    との期待を裏切り、数名さまのアフォ(褒め言葉です)も同一目的で某山へと参集されておりました。 この事実を目にした我々6名は、素直に笑う外ありませんでした。
     けど、蝶屋は、こーでないといけませんね。妄想こそ行動の原点!ですもの…。

     さて、このときの様子は他の方々のブログ等でUPされるでしょうから、ここでは意表を突いて、 私としては滅多に撮らない生態画像、某山中腹で撮影したムラサキツバメです。

     少し判り難いですが、どうやら吸水中のようです。
     吸水中のムラサキツバメって、生態画像としてはチョッとだけ珍しいんじゃないかと思っております。

     

  • 2010年10月14日

     突然ですが、コンデジが欲しい。

     見てください、この画像。
     場所は宮崎県の某山山頂三角点付近。
     スカッと晴れた青空なのに、写り込んでる小汚い影がとっても厭な感じです。
     これはレンズユニット内に入り込んだ微細な塵が原因です。
     今年の春、濃厚な黄砂が垂れ込める沖縄県の伊良部島でハードに使用した為に入り込んだのでしょう。
     この微細な塵、デジタル一眼ならイメージセンサを自分で清掃し除去することができるのですが、 コンデジの場合、メーカーに送ってレンズユニットを全て交換という高額修理(1.5M程度?)になってしまいます。

     このR社製のコンデジは、これまでに3回も同じ故障を起こしたのですが、1回目はメーカー保証、2回目は店舗保証、 3回目は修理後3ヶ月以内の修理保証で乗り切り、当方の支出は0円でした。しかしながら、今回はとうとう年貢の納め時、 どの保証も使えません。
     修理代で1.5Mも使うぐらいなら、新品が欲しくなりますよね。

     広角側1cmマクロ⇔望遠側30cmマクロがとっても魅力的なR社製のコンデジですが、 こんな故障を何度も繰り返すとなると、次回の購入は躊躇してしまいます。
     35mm判換算で望遠側90mmというのが少々物足りないのですが、P社のLUMIX DMC-LX5が現在の購入候補筆頭。
     けど、先立つモノがねぇ〜。

     

  • 2010年10月16日

     前後しますが、10月03日(日)の三重県におけるシルビアシジミ探しのお話しを書いておきましょう。

     前日土曜日の天気予報では「昼から雨」ということで何の準備もしていなかったのですが、 朝06:00頃に起きてみると未だ晴れているではありませんか。これなら天候が崩れるまでは採集可能だろうと判断し、 大急ぎで出発しました。

     しかし、かなり慌てていたのでしょう、携帯電話は忘れるし、財布の中の現金はゼロ…。
     仕方がないので朝食はコンビニで購入し、カード決済。便利な世の中になったものです。

     さて、3週間前の酷暑の日に訪れ、最も良い感触だった草原は、
    ←ココでした。
     このように良い感じで適度の草刈がなされており、しかも河川堤防外側斜面の直下は水田。
     土手ビアとしては最高に近い生息環境です。

     

     そしてこの草叢の中には、↑のようにミヤコグサがけっこうな密度で生えております。
     ここで当所の地名を私がラベルに書く表現で敢えて詳しく書きますが、
      「三重県津市久居戸木町(旧久居市戸木町)大谷川(蛇川)左岸堤防雲出用水取水口付近」
    という場所になります。
     上記の『旧久居市戸木町』という地名ではシルビアシジミの記録は無いと思うのですが、 文献上の記録としては『三重県一志郡一志町雲出川小戸木(旧市町村表現)』というのがあります。 この文献上の記録場所、実は上画像の撮影地点と雲出川とを挟んで、ちょうど対岸になるんですよねぇ〜。
     なのに、居ない…。

     今回、私が探した限りでは見つけられなかったので、
     「昔は居たのだろうが現在では居なくなってしまったのだろう」
    とこの時点では思っていたのですが、10月10日〜09日に宮崎県で探した経験から、 たった2回の調査で「居ない」と判断するのは早計ではないかと思えてきました。
     というのは、宮崎県で良好な環境が続く土手を、私とSさんの2人で探索したにもかかわらず、 それぞれ1頭ずつしか確認できないという事がありました。
     そうなんです、生息していても「とても薄く居る場合」があるんですね。勉強になりました。

     実は私、「居ない」と判断するのが早い方のようなので、この雲出川堤防では見落としている可能性があります。
     複数の目で、時期をずらすと対象が見えて来るかもしれませんよ。
     どなたか探してみませんか?

     

  • 2010年10月19日

     「草付き内には、ミヤコグサが含まれてるんじゃないかな…」

     降下する勇気が試される美味しそうな崖ですね。
     そう、先の日曜日、10月17日もシルビアシジミを探しに上画像の場所へ行っておりました。

     この場所、所謂「海ビア」狙いで訪れたのですが、事前に地形図で予想した通りの雰囲気を 有する崖が目の前に展開しています。
     しかもここは、シルビアシジミが現在でも生息している場所から、地図上の直線距離で 15km程しか離れないんですよね〜。

     

  • 2010年10月21日

     結局、10月19日にUPした画像の崖を降下して行く勇気は持ち合わせておらず、 左の画像、即ち容易に海岸へと近づける場所で探してみました。
     ご覧のように、岩場の草付きはキレイなシバ草原、いや、これは人為的に植えられた芝生かぁ? というような生え方です。

     たとえ人為的に植えられた芝生でも、その中にミヤコグサさえ生えておればシルビアシジミの生息が期待できるのですが、 そこに含まれていた本種の食草となり得る植物はヤハズソウが少々といった状況でした。
     「これでは、まぁ、居らんでしょ…」
    との素直な感想を述べざるを得ません。

     訪問前の妄想中はもちろんのこと、この環境を遠目に見た瞬間、
     「和歌山県ラベル、採ったも同然!」
    と思ったのですがねぇ〜。

     

  • 2010年10月23日

     「1回で済むような内容を、わざわざ2回に水増ししおってからに!」

     ごもっとも、前の2回、確かに内容を薄めた感は否めませんね。
     実は最近、PCに向かってする作業が多いものですから、更新にまでアタマがまわらんのですわ。
     現在、どんな作業で忙しいかと申しますと、先ずは本HP内の画像約1000ファイルを一旦別サーバーにUP。 次に、本文テキストhtmlファイル内に散らばっている今までの画像URLを削除すると同時に、 手作業で新しいURLに書き換えるという気の遠くなるような作業をしているからなんです。
     もう、かなり嫌になってきました。

     何故こんな事をしているかというと、借りていたInfoseekのホームページスペース50MBが廃止になるから…。
     09月の中旬に、三木谷某なる男が社長を務める「楽天」という会社が運営するInfoseekから、
     「無料のホームページスペースは10月31日限りでもう提供してあげない。お金を払えばこのまま続けさせてあげるけど、 どーする?」
    というメール1本よこして、それっきり。
     ユーザーの気持ちを見事なまでに無視したこの態度に、あの会社の本質を見たような気がします。
     まあ、タダでサーバー使って、しかもInfoseek側のトップページは全く更新せず、 画像ファイルのみの直リン先倉庫として利用していたのですから、文句を言える立場ではないのですが。

     
     さて、前の2回をお読みになって、
     「今でもシルビアシジミが生息しているポイントから、約15kmしか離れてない和歌山県の場所って…」
    と疑問に思われたことでしょう。
     この『約15km』というのは、、現在でも多くの生息地を有する『兵庫県内のシルビアシジミのポイントから』 ということなんですよ。

     「いや、ちょっと待ったらんかい、兵庫県と和歌山県との間には、大阪府がどてーと横たわってるから、 15kmちゅう事はないやろ?」
     その通りでございますが、盲点は淡路島。
     そう、淡路島は兵庫県なんですね。

     上の画像、海(紀淡海峡)を挟んだ対岸に写っている陸地は淡路島。
     広角側で撮ってこんな風に写るのですから、かなり近いということがお判りいただけると思います。
     この間、どれぐらい離れているのだろうかと、最も接近した部分同志を地図上で測ってみると、その距離は約4km。
     まさに指呼の間と言えるでしょう。

     「この友ヶ島、ネットの画像では芝生広場が写ってるし、淡路島のポイントからもそんなに離れてへんから、 絶対シルビア居てるわ」

    と妄想を膨らませ、訪れてみたのですが、こうして詳細地名と画像をUPできる結果となってしまいました…。