2010年の近況集22

  • 2010年12月11日

     ネタがないので石川県産シルビアシジミ、2009年09月13日の野外採集個体、同一個体の表裏です。 720×904ピクセル、187KBの大画像でUPさせていただきました。

     最近、このような大画像を気前良くUPできるのは、ブログを始めたからなんです。
     といっても、ブログ本体の方はテストで書いた1記事のみで、全く更新せずの止まった状態にしています。 そう、画像用のリンク先倉庫として利用しているんです。
     このブログ・スペースですが契約しているプロバイダー(plala)が有料で提供しているので、 『infoseek楽天』のように、簡単には閉鎖されないだろうと踏んでおります。 (くどいけど『infoseek楽天』に対しては、けっこうムカツイテます)
     当ブログ・スペースの画像用ディスクは1GBもあるので、残り約879.8MBもの余裕があり、最近、 こうして気前良く大画像をUPすることが多いのです。

     それにしてもよく解らないのは、プロバイダーの料金設定です。
     元々借りていたホームページ用のディスクでは63円/月で5MBしか使えなかったのに、 今回借りたブログ用のディスクは105円/月で1000MBも使えるんですよ。
     いったい、どんな計算になっているのでしょうか…。

     

  • 2010年12月14日

     これで何回目になるのでしょうか、地元食品スーパーで販売されているお寿司です。

      「お買い得! 今が旬! 舞鶴港直送! たるいか!!」
    と書かれて鮮魚コーナーに置かれておりました。
     私、これまでにタルイカなる名を持つ烏賊を食したことが無かったものですから、 速攻で梅のおむすび1個と共にカゴに放り込み、昼食とさせていただきました。
     いや〜それにしてもタルイカって、とーても美味しい烏賊なんですねぇ〜、びっくりしました。
     噛むとモチモチとした食感…、次第に烏賊にしては濃厚な甘みがジュワ〜と口腔内に広がり、 これを酢飯の酸味がキュッと引き締める…。
     5カン/298円で売られているスーパーのお寿司とは思えないお味でございました。

     「スーパーの寿司はエエけど、この忙しい年末に何処へ行ってきたんや?
      値札ラベルの字が、読めそうで読めへんから気になるやんかいさー」

    とお思いでしょうが、ネタが無いと言うよりも、さすがに年末でチョッと忙しいので、 今日はここまでです。

     

  • 2010年12月17日

     先にUPした「たるいか」ですが、京都府北部は綾部市のスーパーで購入いたしました。 舞鶴港で揚がったタルイカを、すぐ隣の綾部市でお寿司に加工したのですから、新鮮な状態だったのでしょう。 まあ、美味しいのは当然といったところでしょうか。

     綾部市のスーパーで購入ということですから皆さんお察しのように、12月12日に行っていたのは由良川堤防でした。
     福知山市から綾部市にかけての左岸堤防を主たる対象に、自転車で探索してみました。 その結果、う〜ん、やっぱりイマイチ、というかイマ2〜3と言ってもよいような感じ…。
     時期的にミヤコグサの花期ではないので、見つけ難いということもあるのでしょうが、 「これは!」というような生息環境は見当たりませんでした。
     まあ、ミヤコグサを見落としているということも充分あり得るので、来年の成虫期に一度は訪れてみるつもりですが、 期待できないでしょうね。

     で、上の画像ですが、ここは福知山市内、過去にキマダラルリツバメの記録があるお寺です。
     シルビアシジミの居そうな場所を見つけることができなかったのでキマリン・モードに切り替え、訪れてみました。 このお寺、植えられているサクラそのものは「居るかも…」と思わせてくれるのですが、 周囲の環境があまり良くありません。どう良くないのか上手く説明できないのですが、 現状の生息可能性はかなり低いと感じました。
     来年の成虫期に、当地を訪れることは、おそらく無いでしょう。

     

  • 2010年12月20日

     ネタがないので平野神社のキマリン・プレートをUPしてごまかすつもりなのですが、 先ずは平野神社という場所が、現在どのような環境に在るかを見ていただきましょう。

  •  Google Earthからいただいた画像ですが、周囲は建物だらけ、完全な街中でございます。
     私が採っていた1970年代でも周囲はこんな雰囲気で、「市街地に浮かぶ桜の島」といった趣きは今もそのままです。

    法的な問題について: 画像の使用共有
    Google Earth をオンラインでも取り入れていただき、ありがとうございます。Google のロゴの帰属を含む、 著作権および帰属を保護するという条件で、このアプリケーションからのイメージを個人的に (ご自身のウェブサイト、ブログ、またはワード文書などで) 使用することができます。 ただし、Google からの許可を得ることなく、他人に販売したり、サービスの一部として提供したり、 書籍やテレビ番組などの商業用製品で使用することはできません。

     Google Earthから引用した上の画像を使用するにあたって、法的に問題がないか気になって調べたところ、 Google Earth本体のヘルプに上記の小さな文字で組み入れた文言が記されていましたので、どうやらOKのようです。

     それにしてもGoogle Earthってスゴイ!サクラの枝ぶりまで写っていますね…。
     余談ですが、これだけの解像度があるものですから、1/25000地形図を同時に開き検討すると ミヤコグサの生えていそうな場所まで特定できるんですよ。

     平野神社の現況に戻ります。
     往年のポイントを上の画像で公表しましたが、現在ではそれらが含まれる場所全てが、 強固なスチールフェンスで囲われているので全く近づけません。従って、幼虫や蛹の採集は勿論の事、 成虫を目視するのも難しい状況となっています。
     こんな状況ですからここまで詳しくポイント公表した訳ですが、今でも居るのか居ないのかを確認できないのは、 なんとも歯痒いところ…。
     今はもう居ないというような話をどこかで聞いたような記憶もあるのですが、 案外しぶといキマのこと、私は未だ居ると思っております。

     

  • 2010年12月22日

     前回、平野神社の現況だけ書いてキマリン・プレートをUPしていませんでした。 本日、1プレートUPしておきましたのでここ からお入りください。

     さて、ネタがありませんね。なので無理繰りのネタを作りましょう。
     例によって標本撮影のお話し、今回は標本プレートを作るときの撮影方法の一端をちょこっと書いておきましょう。

  •  上の画像はプレート用にと撮影した元画像のコンタクトシート、同一個体の表裏が隣り合うように並べています。
     ここで注目していただきたいのは、どの画像もキマ標本が真ん中に位置していない上に、 その角度がバラバラである事。
     「こんな風に写してたら、シャキッと並べ直すのが大変なんとちゃうの?」
    と思われるかもしれませんが、実はこの写し方、意識的なものなのです。

     すいません、中途半端ですが年末でチョッと忙しいので今日はここまでです。

     

  • 2010年12月25日

     標本を撮影するとき注意すべき項目として、

     1:標本の翅面とカメラ側受光素子面を平行にする。
     2:写り込む針頭の面積はできうる限り狭く、即ち「点」として写るようにする。

    の2点が挙げられると思います。
     というのは、写した画像ファイル上の標本位置や角度は、後から画像編集ソフトで好きなように加工できますが、 上記の2点を画像編集ソフトで修復することは不可能だからなのです。

     
     先ず1をクリアする為、左の画像のように撮影台上に鏡を置きます。
     こうしておいてカメラのファインダーを覗き、撮影台上に置いた鏡にカメラレンズが映るように鏡を移動します。

     次に鏡は動かさず、ファインダーを覗きながらファインダー中心にカメラレンズ中心(鏡面に映っている像) が重なるよう、カメラの前後角度と左右角度を調整します。

     これで撮影台に置いた針刺し台に、撮影台と平行になるよう標本をセットすれば、 針刺し台自体を撮影台上でグルグル移動しても、標本は受光素子面に対して常に平行に写るハズです。
     余談ですが、撮影台に置いている鏡がハーフミラーなのは仕事で使っているこの熱線反射硝子カットサンプルが ちょうどよい大きさだったからであって、ハーフミラーにしなければならないという訳ではありません。
     鏡は撮影台上で自由に移動できる小ささと、反射機能を持つ板状の物であれば何でも可です。

     今、伏見屋の店舗でこうして打ち込んでいるのですが、あまりの寒さで指が上手く動きません。
     こんな話で引っ張るのは本意ではございませんが、今日はここまでです。