2011年の近況集01

  • 2011年01月02日

     お正月です。ということで、あけましておめでとうございます。

     さて、大晦日にUPできなかった「その年最後に採った蝶」 です。
     本当の最後に採った蝶はヤマトシジミだったのですが、その個体を展った板が見当たらなかったので、 手近にあったコレにしておきました。

     琵琶湖に浮かぶ沖島内、地元の通称名でケンケン山(地形図に山名の記述はありません) の中腹で採ったキタキチョウ、思いっきりの普通種、単にラベルが面白いだけですね。

     年末の忙しいときには、お正月になったら[ふしみやDB2010]の打ち込みを始めようと思っていたのですが、 酒飲んだりマンガ読んだりで、全くその気になりません。いかんなぁ〜、これではラベルができないので 展翅が外せない…。
     けど、今 市子先生の「百鬼夜行抄」、オモシロイなぁ〜。
     Amazonのページへ行って、全巻揃えてしまおっ、と…。

     こんな内容では訪問してくださった皆さんに申し訳ないので、 平野神社産キマリン・プレートを一つUPしておきましょう、ここ からお入りくださいませ。

     

  • 2011年01月05日

     伏見屋金物店のお正月休みは今日までで、明日から営業です。
     結局、お正月は食べて呑んでマンガ読んで…、と怠惰な生活をしておりました。
     今、ベルト周りがチョッときついような気がします。

     左の画像は平野神社、2011年01月01日の撮影なので、たっぷりと雪が残っています。
     因みに左の建物の屋根とサクラとの間の空間も1970年代後半当時のポイントでした。 この空間ではよく2コ舞になるので、石の柵上に登り空中戦で採集した記憶があります。

     こうして平野神社の画像を貼ったということは、ネタが無い時の平野神社産キマリン・プレート。 1プレートUPしておきましたのでここ からお入りください。

     

  • 2011年01月08日
  •  これまで何度かUPしております[ふしみやDB]内の1レコードの表示画面です。
     けどこれは2009年版、完成しているのはこの一昨年の分までで、昨年2010年版につきましては ようやくこの01月06日から打ち込みを開始したところです。

     それにしても1レコードに取り込む情報の設定が多過ぎます。
     元々は、種名、採集観察年月日、採集観察場所、コメントの4点でデータベースの構築を始めました。 ところが後から、種名コード、都道府県コード、採集地点座標、座標範囲の評価、1/25000地形図に採集地点をプロットした地図、 地図の図葉名、環境・生態画像、非圧縮標本画像本体、表示用圧縮標本画像等を取り込むようにした為、1レコードを作製するのに、 とーても長い時間PCに向き合わなければなりません。
     自分で決定した事とは言え、かなり苦しいんですよね。
     とか言いながら、2010年版については、音声ファイルも取り込もうかと思っています。 実は昨年10月頃からフィールドに持ち出すコンデジをリコー製からニコン製に変更しつつあるのですが、 このニコン製のコンデジは音声だけ20秒録音できるので、写した画像に気付いたことを声で加えるようにしています。
     この音声ファイルをデータベース本体にどんなカタチで取り込むのが良いか現在模索中、 またまた時間がかかりそうです。

     

  • 2011年01月11日

     昨日(01月10日)の夕食時、長男(24歳)と、

     「何時に帰ってきたん?」
     「夜中の2時半…」
     「そんな時間まで、何処におったん」
     「○くら水産を追い出だされた後、四条寺町の○イゼリアのドリンクバーで…」
     「学生かぁ?☆0過ぎのオッサンって、ホンマ、めちゃめちゃ元気やな〜、
      もしかして、とーさん、歩いて帰ってきたんとちゃうやろなぁ?」
     「ピンポンッ、その通り!」
     「………、(絶句)」

    というような会話がございました。

     そう、01月09日は「斜め45度逆光開翅友の会」の総会というか宴会がございまして、 私にとっては年に一度の「外で呑む」という機会でした。15:00過ぎから焼き牡蠣と白ワインで飲み始め、 26:00前まで延々11時間飲み続けるというおバカな会、私は○イゼリアで帰ってしましたが、 ホテル泊の方々は27:00過ぎまで飲み続けたとか…。
     何とも、コメントのしようがございませんね。
     宴会中の会話は、あのメンバーですから、深くて濃いぃ〜お話しが展開されておりましたが、 ここではとうてい公開できる内容ではございません。

  •  画像がないと寂しいので、何の脈絡もなくヒメシルビアシジミ、沖縄県島尻郡座間味村(座間味島)産、 同一個体の表裏です。
     この座間味島で、本種は軽く採れるだろうと思っていたのですが、これが居ない…。
     「記録があるのに、まさかのnull?」
    と焦ってウロウロしていると、某ブログでUPされていたモニュメント?が目にとまり、
     「もしかして、居るのはあそこにかも…」
    と急いで行ってみると、ちゃーんと居てくれました。
     Iさん、どうもありがとうございました。

     

  • 2011年01月14日

     昨年、2010年の採集・観察行動の「総括」を書いて、これから暫く凌ごうと思います。
     本HPを開設した初期の段階では、その年の内にコレを書いていたのですが、ここ数年、 徐々に次の年へとズレ込み、今年は年明け2週間後からの開始となってしまいました。
     それにしても昨今、この「総括」という熟語から受ける印象が悪くなってしまいましたね。
     「暴力装置」というような言葉を無理なく口にするような人々 (大学キャンパスに流れる大音量のインターナショナルはうるさかったぞッ) が好んで使われていたこの「総括」なる文言、ここではあの人々(バリケード封鎖中でも、 私ら中学生は通行自由にしてくれてありがとネ)の使い方とは別の意味での「総括」です。

    01月
     ギフチョウの下見で京都市左京区へ1回、京都府長岡京市へ1回、合計2回出かけただけでした。 この2回共、ついでにウラゴマの卵を探してみたのですが、全く見つからず。気合と経験不足の上に老眼では やはり見つからないようです。

    02月
     フィールドへの出動はゼロでした。
     作業場に籠もって、ひたすらキマリン・プレート作成の試行錯誤を繰り返していたようです。

    03月
     下旬になって、ようやくフィールドでの行動が本格化。
     沖縄県宮古列島の宮古島、伊良部島、下地島の3島で採集行動を開始いたしました。

    ←この画像は、宮古島と伊良部島を結ぶ定期船、再来年の今頃は絶っていることでしょう。 というのは、宮古島と伊良部島間に国内最長の通行料金無料の橋、伊良部大橋が完成するそうで、 こうなったら船は必要ありませんね。

     この3島での主たる採集目的は、居なくなったと言われるハマヤマトシジミだったのですが、 やっぱり見られませんでした。
     あと、ジャコウアゲハの鮮度が良ければ採りたかったのですが、飛んでいる個体は汚損した雌がほとんどで、 お持ち帰りはゼロ。私、宮古列島への訪問は今回で3度目だったのですが、いずれもジャコウアゲハの良い時期に当たらず、 標本箱に収まっているのは汚損した個体がほんの少数、また行かねばなりません。

     なので、次回の訪問は伊良部大橋の完成後、2013年の春を予定しております。
     次回は蝶と言うよりも(もちろん行けば採りますが)目的は伊良部大橋。
     橋本体が約3.5kmで取り付け道路も含めると約6kmにもなるという海上橋って、滅多に渡れるものじゃありません。 ここを自転車で走り抜けたら、さぞかしエエ気持ちだろうなと思うと、行かずにいられません。

     

  • 2011年01月17日

     突然ですが、昨日は京都コンサートホールへ音楽を聴きに行ってきました。
     以前から、ナマで一度聴いてみたいと思っていたラフマニノフのピアノ協奏曲第二番。

     ホールの椅子に座り、迫力の演奏に包まれると、突然この曲をよく聴いていたいた頃の記憶がよみがえってきました。

     それは高校生の頃でした。
     春の温かい雨降る日、LPレコードに針を落とすとスクラッチノイズと共に始まるピアノ…。
     これを真剣に聴いていたのかというと、さにあらず。当時、聴きながらしていた事というのが、大量のゼフ幼虫のお世話。
     「そういえば、ダイセンの幼虫は蛹化前にピンク色のウンチをしよったなぁ〜」
    などという、しょーもない事を唐突に思い出してしまいました。

     それにしても、アートが持つチカラってすごい!
     アタマがうすくなった(両方の意味で)50過ぎのオッサンに、本人がすっかり忘れていた30数年前の情景を、 鮮やかに甦らせるのですから。

     これだけではあんまりなので、今日も平野神社のキマリン・プレートを1ファイルUPしておきました。
     ここからお跳びください。