2011年の近況集20

  • 2011年10月31日

     いや、ぜーんぜんアカンかったのは分ってる。けど、画像1枚と2行だけ書いてそれっきりというのはアッサリし過ぎなんとちゃうか?

     ハイ、確かにその通り。
     シルビアシジミを狙って訪れた場所が滋賀県であることから、誰もが皆、「採れなかったんだろうな」 と思っておられるハズ…。だからと言って、これでは書かなさ過ぎですね。
     まあ実際、その通りだったのですが、ミヤコグサも見出せずに帰宅してしまうと、書く事ってほとんど無いんですよね〜。
     しかも文章力が無いものですから、ちょっとした事象から話題を膨らませることもできません。
     ということで10月23日の日曜日の行動、事実のみを書いておきましょう。

     滋賀県湖東地域の琵琶湖に流入する河川の堤防をメインにシルビアシジミの探索を試みました。
     訪れた河川は北から順に、日野川、家棟川、野洲川の3本、いずれも琵琶湖に注ぐ河口付近から上流約5km地点まで調べました。
     いずれの河川も軽トラに積んでいった自転車を使って堤防を走行し、線的に探索したのですが日野川と家棟川は全くのダメ堤防で、 全くと言ってもよいほど草刈されていない堤防斜面の両側は、そのほとんどがセイタカアワダチソウやクズで覆われており、 草原と呼べる面が無い状態。
     最後の野洲川では左岸堤防の耕作地側に、辛うじて、

    ↑のような草原が在ったのですが、その中の食草になり得る植物としてはヤハズソウが大量に生えていたのみで ミヤコグサは全く見られませんでした。
     それでもシルビアシジミの香りがするような草原であれば気合も入るのですが、ここには何の香りも漂いません…、 イメージとして「干からびた感じ」の斜面だったものですから、ツバメシジミを視界に捉えてもピクリとも反応しませんでしたわ。

     予定通り(なのに何故行くの?)の完敗でございました。

     

  • 2011年11月02日

     前回、軽トラに自転車を積んで行って日野川、家棟川、野洲川の3本の川で探索したと書きましたが、 実は自転車を積んで行ったのは、湖西地域大津市堅田の琵琶湖大橋西詰めに在る「道の駅」までで、 ここからは自転車を降ろし、自力走行で琵琶湖大橋を越えたのでした。
     というのは、子供の頃から一度自転車で琵琶湖を渡ってみたいと思ってたんですよ。決して通行料を節約するためではありませんから…。

     
     因みに↑は復路の琵琶湖大橋走行中動画、コンデジを胸にくくり付けて撮った映像ですからフワフワと画面が揺れています。 これを見ていると気持ち悪くなる場合がありますので、勇気ある方のみクリックしてください。
     それにしても、自転車に乗りながらの撮影って、何か良い方法はありませんかねぇ。

     
     話題はコロッと変わって、前々回に、
      「先日落札したDELL製 Win XP機に入れておきたいソフトが、どーしても見つからなくて…」
    と書いた件ですが、この入れておきたいソフトというのは、 国土地理院Webページ内の「ウォッちず旧1/25000地形図」に対応している【カシミール3D】、 即ち現行のVer.8.9.3ではなく、旧バージョンのVer.8.8.0からVer.8.9.1までのいずれかのインストーラーだったのです。
     この旧バージョン・インストーラーがどうしても欲しくて、某SNSで「誰かお持ちでないでしょーか?」 と呼びかけてみたところ、某k氏から「カシミール3Dの本家サイトにVer.8.8.0がありまっせ」と教えて頂いたので 早速DLしてインストールしてみたところ、

     
    ↑のように起動し、地図を開くことができませんでした。

     
     本来、私が【カシミール3D】に対して望んでいる動作は、

     
    ↑のように旧1/25000地形図が展開されるというものなのですが、今回DLしたインストーラーVer.8.8.0では サーバーのフォルダーにアクセスできなくなっていました。
     使い続けていた(この『使い続けてる』というのがけっこうミソのように思いますが)旧バージョンの【カシミール3D】 でアクセスすると、今でも上の動画のように旧1/25000地形図をDLできるので、何とかなりそうな気もするのですが、 スキル不足の私にはどーすることもできません。

     結局、先日落札したDELL製 Win XP マシーンには現行最新バージョンのVer.8.9.3を入れて使っています。
     もっとも、この最新Ver.8.9.3では、表示していた電子国土の地図を1クリックで航空写真に切り替えられるという優れた機能を持っているので けっこう気に入っているのですが、情報量の少ない電子国土の地図ではねぇ…。

     

  • 2011年11月05日

     11月03日(祝)も某所へお出掛けしておりました。
     『某所』と書いたことからご賢察の通り、チョッとエエもんを採って(撮って)しまいました。
     このエエもんですが、私が調べた限りにおいては「県単位で絶滅?」と今では認識されている種で、 1990年代に記録されて以降現在に至るまで、某県において本種は確認されていないハズです。
     密かに狙っていたのですが、今回、その某種を幸運にも採ることができました。

     
     
     と思わせぶりに書いておきながら今日はその詳細ではなく、10月30日(日)の事を書いておきましょう。

     
     この10月30日(日)が当地への訪問日となるのは、既に今年の冬からの決定事項でございました。
     と申しますのは今年の2月下旬頃、陸上自衛隊明野駐屯地の広報に電話でお尋ねしたところ、 「1年の内でこの日だけは一般の方でも入場していただけます」と教えてもらったからなんです。
     そう、駐屯地内にどーしても入りたかったんですよ。

     勿論、ヘリコプターの動画を撮るために入りたかったのではなく、私の場合、シルビアシジミの探索が目的でございます。
     動画をご覧いただくと、ヘリコプターの下にはとってもきれいな芝生が広がっているのが判ると思います。
     「けど、こんな芝生内にシルビアは居てるのか?」
    との疑問が皆さんの頭の中をよぎるのは当然ですね。
     私もごく最近まで、この動画に映っているような超短く刈られた芝生内で、本種の生息はあり得ないと思っていました。
     ところが、とってもよくできた後輩であるところのM君に、昨年の秋案内していただいた宮崎県某所の生息地は正にこんな感じ…、 「へぇ〜、こん所でも居てるんや」と驚いたものです。

     ならば居るに違いない!と思い込むのはいつもの事、
      「今年の秋には三重県ラベルのシルビアシジミ、採れたも同然やな…」
    と妄想を抱き続けること8ヶ月、満を持して10月30日(日)朝9時前に駐屯地へと入場したのですが、

    結局、↑こんな風にプラカラーチェーンが張られ、芝生のある場所へは入れませんでした。

     という訳で、調べる事すらできなかったというお粗末な結果…、仕方がないのでヘリコプターの動画を撮って帰ってきました。

     

  • 2011年11月08日

     『記録』というものについて、考えてみました。
     もっとも、拙ホームページでありますから、ここで言う『記録』とは日本産蝶類の採集・撮影例にデータ (日付・場所・採集または撮影者)を添えて公に発表したものとしてお話しを進めます。

     セルロース(紙)にカーボン(墨)で記された資料であれば、数百年前の物でもそのまま読むことができます。
     ところが、デジタル化された資料、即ち電子情報というものは、ある日突然読めなくなったりします。
     例えば、お気に入りのホームページにいつものようにアクセスしてみると、モニター画面が暫く固まった後、 「表示できません」という事態に直面された方も多いでしょう。これはインターネット上のサーバーに置かれたホームページ内の ファイル(電子情報)が削除された事に原因があると言えます。
     そう、削除されてしまうと即刻読めなくなってしまうのです。
     また、電子情報を内包している媒体が光学記録ディスク等であれば、一定期間を過ぎると劣化して読み取りできなくなると言われています。
     そして、たとえ電子媒体に電子情報が劣化なく残っていたとしても、対応できる再生機器はもとより、 OSやアプリケーションプログラムが揃っていないと取り出す事すらできません。
     以上の理由から私は、『記録』というものは紙に印刷されたものでなければならないと最近まで考えていました。

     そもそもデータを『記録』という形にする為には、将来にわたって保存される事を予期し、 紙媒体や電子媒体に記する事から始まります。
     そしてそのデータを載せた媒体が、誰でも簡単に入手閲覧できる状態でないと、『記録』とは呼べないでしょう。
     現在のようにインターネット環境が発達する以前であれば、データを紙へ印刷しこれを配布する方法が 最も安価で簡単でした。極端に言えば、この「印刷物の配布」という方法しかなった訳ですから 印刷された時点でデータが『記録』になったと言えるでしょう。
     ところが現在においては、インターネット上でデータを発表する事が最も安価で簡単、その上速報性にも優れています。
     こんなにも利便性の高い発表方法があるのですから、これを大いに利用すべきだろうと最近考えるようになりました。

     しかながら現時点でインターネット上の情報は、「軽くて信用ならない」というのが世間一般の見方だと思います。
     そんなインターネット上ではありますが、敢えてこの場で、
      「これを『記録』として認めてください」
    との強い意志を込めてデータを発表した後、これが『記録』として取り扱われるようになるには、 どんな方法をとればよいのか、現在模索しています。

     

  • 2011年11月10日

     私自身の『記録』をインターネット上に発表する場合の方法について、前回からの続きです。

     家庭用VTRのベータ方式のように、既にその再生機器が製造されなくなり、ハードウェア自体が消滅したが為に 電子情報の再生が不可能になった例や、1990年代頃まで広く使われていたワープロ専用機で作成した文書が、 現在のパソコン上では開くことができないといったOSとアプリケーションプログラムの組み合わせに起因する例があることを 皆さんご存知だと思います。
     そこで、再生機器の製造打ち切りに対しては為す術ありませんが、インターネット上に『記録』を発表する場合、 将来にわたって長く使われるであろうアプリケーションプログラムを選択すべきだと考えます。

     普段、私がインターネット上に文書(このホームページの事です)をアップロードする場合、 HTMLというファイル形式を使って、画像であるJPEGやGIFをハイパーリンクでページ内に表示しています。
     このHTMLとJPEGやGIFの組み合わせであれば、将来にわたり長い間読むことができると推定できますが、 画像とテキスト文字の混在する1ページを表現するのに、最低2個のファイルが必要になる訳ですから、 ダウンロードされた後の使い勝手を考えると、このやり方は上手いとは言えないでしょう。
     そこで、画像とテキスト文字が混在していても、1個のファイルで表現できるPDF形式で『記録』 をアップロードしょうと思い、現在作業を進めているのですが、なかなか思い通りに表現できません…。