2012年の近況集17

  • 2012年08月28日

     行くには行った見島ですが、当地で採集行動に充てられる6時間15分の内、 その半分以上の時間は宇津港の待合室やこんな所↓で雨宿りしておりました。

     この動画では大きい雨粒に映っていますがこれは屋根から落ちて来る水滴でして、 実際の雨粒は小さいけれども高密度というマジ降りでございました。従って採集には向かない状況であったものの、 ここまで来たのだからと左手に傘、右手にネットという格好で草原に突入したところ、 5分も経たない間にネットも身体もびしょ濡れに…。
     そこで仕方なく雨宿りポイントへ舞い戻るといった事を繰り返しておりました。
     それでも気温が高かったせいか、一瞬でも雨があがり、少しでも空が明るくなると、対象種は飛び出してくれました。
     そんなこんなで、どーにかある程度の数を採集する事ができまして、最低限の目標は達成です。

     因みに↓は、見島の正観音さん周辺を俯瞰した動画です。
     最初の方に映っているオレンジ色の屋根瓦の建物右端が雨宿りポイントで、 後半に映っている草原が対象種の探索場所でございます。

     

  • 2012年08月30日

     見島航路の「高速船・おにようず」は、復路少々揺れまして、萩港着の15分程前から気分が悪くなってしましました。
     お約束の船酔い、必ずやって来ます…。

     ところで船名の「おにようず」とは見島の伝統行事である「鬼揚子」(畳6畳ほどの大凧を正月に揚げる)にちなむそうです。
     その大凧の絵柄が、
    ←こうして船体に描かれておりました。

     ここまでの文章を読んでくださった皆さんの中には、見島へ行ってみようと思われた方が、もしかするとおられるかもしれません。
     そこでご注意です。お盆の時期は日帰り採集が可能であるものの、萩港の駐車場(300円/1日)にクルマをとめられない可能性があります。
     この日、常設駐車場は満車だったので臨時駐車場に誘導されたのですが、私が入場した時点(出港1時間前)で満車になってしまいました。
     付近に他の駐車場は見当たらなかったので、下手をすると駐車場を探している間に乗り遅れという事態になったかも…、 アブナイところでした。
     萩港へは早い目の到着をお勧めいたします。

     

  • 2012年09月01日

     今日は、ある会合へのお誘いを頂いていたのですが、旧北桑田郡京北町漆谷の現場へサッシの納入と錠前取替えの仕事が入っていたものですから、 時間的に無理だったので辞退させていただきました。土曜日も通常通りに営業していると、思うようにお付き合いを拡げる事ができませんな…。

     さて、お盆の中国地方ツアーの続きです。
     08月14日、見島から萩港へ戻ってくると、ワイパーをフルで動作させても前方が見難くなるような大雨。
     この大雨と時刻が18:00を過ぎていたことから、夕食を調達しに入った萩市郊外の食品スーパーではお刺身やお寿司が半額になっており、 思わずいーっぱい購入してしまいました。
     国道191号線から約3分北へ走ったところにある田万川温泉(400円で露天風呂・リンスインシャンプー・ボディーソープ付きでサウナは別途料金) で入浴後、すぐ近くの「道の駅・ゆとりパークたまがわ」で、先に購入した刺身・キスの天ぷら・寿司を夕食としていただき、21:30頃には就寝。
     この「道の駅・ゆとりパークたまがわ」は、適度に暗いうえに静かで、とても寝やすい場所でした。 機会があれば、次回もこのパターンを踏襲しそうです。

     明けて08月15日、この日は早朝まで雨が残っていたものの、08:00頃からは完全に回復し、よいお天気になりました。

     そこで当初からの予定通り、07月の海の日絡みの連休に訪れ、返り討ちに遭った島根県の、
    ←某所へ再訪し、シルビアシジミを採集しておきました。
     まあ、実際に採ったのはこの画像の場所そのものではなく、少し離れた場所だったのですが。

     このあと、大急ぎで国道9号線を東へと走り、島根県大田市から中国山地へと切れ込んで島根県ラベルのゴマシジミを探索。
     旧市町村で言うところの2町1村で探してみたのですが、結局居たのは既に採ったことのある市町村のみでした。

     

  • 2012年09月04日

     そう、今年は節約なんです。
     08月12日流入の往路、滝野社→六日市間は通行料が休日50%割引であることから中国自動車道を利用しましたが、 帰路の08月13日〜16日は全て平日料金になるので高速道路を使わない方針です。
     そこで、↓の地図に赤で示したルートを利用し、京都の自宅まで帰ることに致しました。

  •  
     本図の赤で示した走行軌跡はかなり正確なのですが、島根県大田市から鳥取県米子市の間については諸般の事情で不正確、 あくまでもイメージとお考えください。

     前回書いたように、08月15日は島根県ラベルのビアとゴマを採集できたものですから上機嫌でけっこう早い時刻に活動を終了。
     島根県奥出雲町亀嵩に在る温泉施設の
    ←玉峰山荘で入浴。
     因みにこの施設、入浴料は500円でお湯はもちろん温泉。石鹸・ボディーソープ・シャンプー・リンス・櫛まで備え付けられ、 サウナ・露天風呂共有りのうえに浴槽・洗い場・脱衣場までもが広かったので賑わっていた割には混雑感無し。
     従って評価は4+です。

     ゆっくり入ってサッパリした後、すぐ近くに在る「道の駅・酒蔵奥出雲交流館」で夕食にしようと目論んでいたのですが、 何やらあやしい雰囲気…。
     道の駅駐車場には出店の屋台が並び、中央には紅白に彩られたステージが設えられております。 どーやら今日はここで盆踊りが行われるようです。ということであれば、私のような通りすがりは遠慮するのが礼儀でしょう。
     お風呂に入った後なのであまり運転したくなかったのですが、別の夕食・就寝ポイントを探しながら鳥取県方面へ移動し、 結局この日は島根鳥取県境付近の道端を就寝ポイントとして選ばざるを得ませんでした。

     

  • 2012年09月07日

     お盆休みの中国地方ビア・ゴマ狙いのお話は、今回でおしまいです。今日はツアー最終日08月16日の行動を書いておきましょう。

     この日は20:00から京都市内で大文字等の送り火が行われるので、遅くとも19:00までには帰宅しなければなりません。
     国道9号線を利用し京都方面に向かうのですから、かなりの交通量である事が予想されます。 従いまして、08:00前から鳥取県某所でゴマシジミを対象に数ヶ所探索した後、09:00頃には京都に向け移動を開始しました。

     なお、鳥取県某所のゴマシジミは、↑このように汚損した個体も居たのですが新鮮な個体もそこそこ見られたので、 選んで△頭のお持ち帰りとしておきました。

     さて、ゴマシジミを探索していた山間部から日本海方面へと移動し、10:00過ぎには米子西ICから山陰道(無料)に流入できました。 ここから自宅までの所要時間は多く見積もっても7.5時間程度なので、19:00に帰宅するとして1.5時間の余裕があります。
     この1.5時間の余裕を利用し、昨年(2011年)秋にシルビアシジミ目的で訪れ、まさかの見落としをしてしまった鳥取県の某所を再訪し、 今度はキッチリ採集しておきました。やれやれでございます。

     今回のお盆ツアー、採れればよいなっ♪という程度に思っていたルーミスシジミにつきましては少々ココロ残りですが、 シルビアシジミは山口県・島根県・鳥取県の3県、ゴマシジミも島根県・鳥取県の2県で採集できたことから、 この結果には満足しております。

     

  • 2012年09月10日

     先にも書きましたように、お盆休みの中国地方ビア・ゴマ狙いツアーを終えた週の日曜日(08月19日)は、 溜まっていた仕事を片付けるために何処へも出掛けておりません。
     そして翌週の日曜日、08月26日は↓のようなゴマシジミをもとめて、広島県へ行って参りました。

  • 同一個体の表裏 2010年 08月 22日 広島県神石郡神石高原町(旧神石町)

     本種目的で当地を訪れるような輩は、衰亡著しいゴマシジミをさらに苛めている「昭和なオヤヂ達」と○○な方々に揶揄されている事は存じ上げております。
     確かに、上に貼った個体を採ったときには、「この1頭をお持ち帰りしてしまうと来年はもう居なくなっているかもしれない…」 と思いながら三角紙に包んだ事を鮮明に憶えています。
     そしてその予想通り、2011年、2012年と2年連続で見られなくなってしまいました。
     この結果を受け、

     「それみたことか! 今年(2012年)改訂のRDBでも絶滅危惧TA類(CR)への格上げにも成功した
      ことやし、ゴマシジミもヒョウモンモドキと同じように、種の保存法の『国内希少野生動植物種』
      に指定されるよう、また根回しせなアカンなぁ〜」

    と決意された○○な方々もいらっしゃるかもしれません。
     現地の環境がこんな状態になるまで、保全の手を何ら差しのべなかったのは「私達採る蝶屋」と同じなのに、 こうなってしまったら、その原因の一端を「私達採る蝶屋」が担ったのだと、いつものように主張されるのでしょうね、きっと…。