2012年の近況集23

  • 2012年11月24日

     売り上げが良ければ、24日土曜日を休みにして3連休を無理して作り、八重山にでも行っていたのでしょうが、 この売り上げで行ってしまうようでは「アカンおっさん」になってしまいます。

     年間を通しての売り上げはとーっても悪いのですが、ここ数日は何故か忙しくて本日土曜日は通常営業、 そして昨日の勤労感謝の日も仕事をしておりました。
     従いましてネタがございません。

     そこでざっくり詰めた標本箱↓、この箱は2010年の05月頃にUP済みなのですが、本日改めて撮影しUPしてみました。

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     というのは、リュウキュウウラナミジャノメの悲惨な状態に気付いたからなんです。
     展翅板から外した直後の状態は先日動画でUP したように狂いが無かったのですが、それから約2年半でこんなにも狂ってしまいした。
     そう言えば展翅作業中、個体によっては針の刺さりが硬かったので2日程湿潤した記憶があります。 これで簡単に軟らかくなったものですから、「糊は打たなくてもよかろう…」とそのまま乾燥させてしまいました。
     この1工程の手抜きが、いけなかったようです。
     これからは針を刺す時に少しでも硬いと感じたら、必ず糊を打たないといけませんね。

     

  • 2012年11月27日

     一昨日、11月25日(日)は例年通り京都大学の11月祭に行って参りました。
     目的は京大蝶研の展示を見せていただく事と、2012年発行SPINDA No.27の購入でございました。
     また今年は「標本作製show」なる催しもあるとの事なので、これを観せていただくのも楽しみの一つでした。
     先ずは教室の机上いっぱいに置かれた展示標本の見学です。するとその中に、ヒョウモンモドキがあるではありませんか。

      「コレって、ひょっとしてヤバイのとちゃうやろか。
       噂では、アノ某NPO法人事務局*が環境省のお役人様に強力に働きかけ、
       『種の保存法』対象に指定させたと言われてる種やん。
       確かアノ法律では、法を知らず善意に展示しただけでも縄付きになるって聞いた覚えが…」

    と訝りながら付してあるラベルを覗き込んで見ると、それら4個体は全て朝鮮半島産でした。 これなら全く問題ありませんね。それにしても朝鮮半島産って日本産と同じ顔に見えます。目が節穴の私には、全く区別がつきません。
     そこで、万が一ではありますが、ここまで似ていると誰かが悪意を持って当局にリークした場合、 誤認逮捕もありえるのじゃないかと思っています。
     また、話しは少し逸れますが、2012年改訂のレッドリストで格上げになったゴマシジミ中部亜種Maculinea teleius kazamoto (環境省発表のPDFでこの属名が使われていて、ある意味ホッとしました)も『種の保存法』対象種に指定する事を狙ってるんじゃないかと、 私は思っています。
     亜種のランクで指定できるのかどーかは判りませんが、もしもそんな事になれば、怖くて他の亜種も公開できなくなってしまいますね。

     そもそも『種の保存法』で指定される以前から採集が禁じられていたオガサワラシジミやゴイシツバメシジミはともかく、 これまで全く問題なく採集できたヒョウモンモドキを『種の保存法』対象種に指定した背景には、 我々採る蝶屋を陥れる策略なのではないか?と考えるの穿ち過ぎでしょうか。 (我々採る蝶屋は、たいてい規制以前の標本を所持していますから…)

     いかん…、また妙な方向へ走ってしましそうです、元に戻します。

     それからもう一つのお楽しみ、「標本作製show」でございます。
     「標本作製show」と銘打っているので、BGMに「オリーブの首飾り」でも流しながら三角紙標本をシルクハットに入れると、 煙と共に展翅標本が飛び出てくるというような芸を期待していたのですが、 実際は真面目に展翅されている状況を見せていただくというものでした。
     それでも他の蝶屋さんの展翅を見せていただくというのは、やはり参考になります。
     特に触角の整形で紙を使うというのは目からウロコ! 私もチョッとやってみようかと思っています。

     

  • 2012年11月30日

     ネタがありません。
     ネタが無いなら無理して書かなくてもよいようなものですが、3日に1度はUPしないと気が済まなくなっているので仕方ありません。
     そこで、「なんぞエエ画像はないかいな?」と2011年採集個体の標本画像を掘り起こしてみると、 こんなのが出てきました。

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     2012年02月27日に沖縄県の粟国島で採集したヤマトシジミです。
     低温期特有の良いブルー色でございましょ。

     

  • 2012年12月03日

     昨日の日曜日、12月02日は来シーズンへ向けての下見に行ったのではなく、 妻なる方と一緒に今年最後の紅葉を愛でましょうということで、左京区一乗寺の曼殊院を訪れました。
     幸運にも、本日12月03日に天皇皇后両陛下が当門跡におみえになるとの事で、 普段は非公開の絹本著色不動明王像(黄不動)や古今和歌集(曼殊院本)等の国宝が特別に公開されており、 ありがたく拝ませていただきました。

     …と、月曜日にもかかわらずネタがないので、蝶とは無関係のお話ししか書けません。
     これではあんまりなので、撮り溜めた標本画像ファイルを閲覧していると、 ギフチョウのホメオシスと呼ばれる異常型が出てきたのでコレ↓を貼っておきますね。

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     2011年06月12日、岐阜県の山奥、F湿原での採集個体でございます。

     

  • 2012年12月06日

     ↑は、今年(2012年)の手書きノートです。
     今年最後の採集行動である10月21日の三重県鈴鹿川でのシルビアシジミ探しについて、 中途半端に書いたまま暫く停止していたのですが、先ほどようやく書き終えました。
     最近は画像撮影と同時にコメントを録音しているので、記憶が薄れるこの時期になっても問題なく書くことができます。 デジカメってホントに便利な機械ですね。

     ご覧のように書きなぐったノートのページ数は現時点で239。
     くどくどとコメントを書くだけでは飽き足らず、カシミール3Dから印刷した地図を随所に糊付けしているものですから、 こんなページ数になってしました。(因みに上の方に写っているA4地図を硝子板の上でカッティングして貼り合せたりしています、マメですやろ…)

     そして年明けからは、ファイルメーカーで作ったデータベース、[ふしみやDB2012年版]への打ち込み始めなければなりません。
     自分で決めた事とは言え、けっこう憂鬱でございます。

     

  • 2012年12月09日

     前回、打ち込むのが憂鬱と書いた[ふしみやDB]とはいったいどんなモノなのか? これから数回に分けて音声付きの動画で説明していこうと思います。
     まあ、悪い画質と下手な喋りはお許しくださいね。

     
     5分以上もかけたのに、地図の説明までしかできませんでした…。
     これから先が思いやられます。
     因みににカシミール3Dを使っての地形図の保存方法は↓です。

     

  • 2012年12月12日

     下の動画、[ふしみやDB2011年版]に含まれる各フォルダの内容について喋っています。 今回は、環境画像、生態画像、標本撮影状況が含まれるフォルダを採り上げました。
     これら三項目だけの解説なのに、5分以上も要しています。
     上手く簡潔に喋るのって難しい…。

     

     
    ←のコツバメ生態画像は2011年06月12日に岐阜県のF湿原で撮影したものです。
     上に貼った動画内で一瞬登場するのですが、動画の画質があまりに酷いので、ここに静止画を貼っておきました。
     もっとも、コレだって良い画像とは言えないのですが。

     

  • 2012年12月14日

     我ながら、つまらない動画を作ったものです。
     実は、「アカン企画を始めてしもた…」と少々後悔してるんですよね〜。
     そもそも、データベースの内容を音声付動画で解説するのは無理があるみたい…。

     今のところデータベース本体の内容説明ではなく、フォルダの階層構造やそれに含まれる個々のファイルを下手な喋りで説明しているものですから、
      「それはエエけど、コレって、データベースの話しとちゃうやん…」
    とのお言葉を賜るであろう事は、重々承知しております。
     そこで、ようやくではございますが今回から、データベース本体について喋り始めている動画↓です。

     
     上の動画内で、PEFファイル(ペンタックスのCCD−RAWファイル)から、JPGをうんぬんと喋っているのですが、 そのPEFファイルで同時記録されたJPGが、↓コレです。

     但し、上に表示した画像はデータベース本体に表示させる為にw720×h479ピクセル262KBにリサイズされたものです。
     そしてこの画像をクリック(InternetExplorerでは都合2回のクリック)し、表示されるw3008×h2000ピクセル934KBの大画像が、 PEFファイルに同時記録されたJPG。即ち、撮って出しのそのまま、未編集のJPGでございます。