2013年の近況集10

  • 2013年05月02日

     今夕から、国道8号線もしくは北陸自動車道を北上し、05月03日〜06日までの4日間をフルに使ってギフチョウを採ろうと思っております。
     秋田県の個体は、もう少し採っておきたいのですが、遠いのがねぇ…。
     越中や飛騨なら遠くはないのですが、蝶屋さんが多いだろうしなぁ…。

     いずれにしても、フィールドでは蝶屋さんに会いたくないので、みょーな所へ行く事になるのだろうから、またまたnull神さまと仲良しになれそう…。
     う〜ん、何処へ行きましょうか。
     

     と、テキストだけでは寂しいので先日作ったシルビアシジミの標本動画を2本UPしておきましょう。 2008年10月13日採集、島根県は島根半島の旧鹿島町と旧島根町産、それぞれ6個体ずつでございます。


     本動画の高画質版はこちらのページ内、左上に在る下向き矢印をクリック。


     本動画の高画質版はこちらのページ内、左上に在る下向き矢印をクリック。

     

  • 2013年05月06日

     05月03日〜06日までの4日間、前半の2日を飛騨、後半の2日を越中で採集し、先ほど15:30に帰宅しました。

     04月から仲良くしていただいておりましたnull神さまにおかれましては、今回のツアーでどーにか祓うことができたようで、 ホッとしておるところでございます。
     詳細は後日UP予定ですが、今日のところはこれでおしまいです。
     

  • 2013年05月08日

     昭和の日を含む連休に行った中国地方ツアーのお話しを書こうとキーボードに向かったのですが、 05月03日〜06日の4連休の印象が強く残っているので、中国地方ツアーの件はシーズンオフのネタ不足のときに廻す事にしました。

     ということで、05月03日のお話しです。

     実は私、飛騨のギフチョウポイントについては、意外とよく知りません。
     というか、高地のヒメカン喰いの産地へは数ヶ所訪れているのですが、所謂「飛騨の里ギフ」を採った経験としては、 採集禁止前の白川村馬狩ぐらいのものなんです。
     そこで今回、「飛騨の里ギフ」を採ってみようと思ったので、1日目は元々の高山市市街地周辺から始めることにしました。
     高山市市街地周辺はヒメカン喰いとされていた記憶があったので、先ずは丘陵地の麓で食草を探すべくウロウロしたのですが、 一向に見つかりません。
     そこで、食草の有無は無視することにして、とりあえず樹林相が好環境に見える丘陵の尾根を何度も登り降りして探すという、 体力勝負の探索を試みた結果、旧高山市で合計☆雄(いずれも鮮度良好)、旧丹生川村で合計×雄(鮮度良好とやや紫外線焼け)を得る事ができました。

     まあ、成虫が採れたから別に問題はないのですが、心の引っ掛かりは食草を見つけられなかった事。
     サイシン喰いの場所では成虫が出現していても、サイシンが未だ芽吹いていない為に発見できないのは当然として、 この地域はヒメカン喰いとされているのに全く見つけられないなんて…、う〜ん、納得でけんなぁ。

     さて、05月03日のギフチョウのお話しはここまでにしておき、以下は生活編です。

     この日は「道の駅 アルプ飛騨古川」で車中泊と決めていたので、夕食の買出しは、けっこう大きなショッピングモール内に在る
    ←この食品スーパー「アピタ」でさせていただきました。
     このお店、食品の種類は豊富。そして、ありがたい事に保冷用の氷は自分で袋詰めでき、しかも2袋まで持ち帰りOKでございました。
     その上、立地も道の駅から国道41号を高山市方向に約2.5kmで5分弱の所要、とっても便利です。

     そしてお風呂は
    ←ココ、「たんぼの湯」を選択しました。
     場所はJR飛騨古川駅の西方、飛騨市役所のお隣です。
     建物自体が何処に在るのか少々判り難かったのですが、市役所の広い無料駐車場にクルマを停め、徒歩30秒の場所に建っていました。

     入浴料金は500円でボディーソープ・リンスインシャンプー付き。
     タオル(何故か皆薄茶色)も脱衣場に山積みされた中から自由に使用可であるとの説明を愛想の良いオバチャンから受けました。


    ←浴室内部です。

     土間のタイルがレトロな感じ。昭和40年〜50年代の雰囲気でございます。
     また、注目すべきはお湯の色。もう、鉄分たっぷりなんですねぇ〜。
     自由使用可のタオルが薄茶色だったのは、これが原因だったのだと納得です。

     最後にオマケの動画、旧丹生川村で撮影したニホンカモシカさんです。
     突然の出会いでお互いが一瞬固まった後、おもむろにデジカメを取り出し撮影を始めてからの緊張感がクセになりそうです。
     15m程度は離れていたのですが、私にすれば「突進してくるかも…」、ニホンカモシカさんからすれば「なんやアブナそうなもん、構えよってからに…」 という状況。
     哺乳類異種間に沸きあがった葛藤ですな。

     

  • 2013年05月11日

     4連休の飛騨・越中ツアー2日目、05月04日のお話です。

     「道の駅 アルプ飛騨古川」にて車中泊の早朝、あまりの寒さで04:40頃に目覚めてしまいました。
     まあ、寒いけれども天気は晴れ。これなら今日も期待が持てるので気合充分に07時過ぎに道の駅を出発し、 先ずは古川町の記録の在る字を訪れてみたところ、

    ↑のように、ウスバサイシン・カンアオイの両方が生えております。
     もうこれは採ったも同然ということで、ポイントになり得るような場所を細かくチェックしてみたのですが、 ギフチョウは全く見られません。
     時刻が早く、気温もやや低かったとは言え、05月上旬の強力な日差しがあるので、 居れば必ず飛ぶ状況なのに「おかしいなぁ…」と思いつつ次へ移動です。

     そして訪れたのは最高地点が標高1200m程度で、その付近1150m以上が緩やかな地形の某所。
     地形図の読みから、この緩やかな谷筋が発生地になっているかも?と思っていたのですが、 辿り着いてみると、

    ↑ご覧のように思いっきり雪が残っています。
     なんぼなんでもコレでは生息していたとしても未発生だろうと判断し、大急ぎで降下。
     再び古川町へと戻り、記録の在る字で採集を試みたのですが、周囲はおおむね晴れているのに私がポイントと判断した場所の上空にのみ常時雲がかかり、 一向に日差しが降り注いできません。
     ということで、じっとしているのがキライな私は早々に移動、身の程知らずにも珍ラベル狙いで国府町へ行くことにしました。

     とりあえず国府町内の記録のある字を訪れたのですが、さっきまで日差しがあったのに到着した時点で空一面に薄く雲が広がり、 明るさはあるものの、曇りと表現すべき天候になってしましました。
     これでは居ても飛ばないと思いながらも付近を探索していたのですが、暫くすると小雨がパラついてきたではありませんか。
     こうなってしまうと私のヤル気は急速に萎えてしまい、未だ14:15だったのですが「今日はもう終わりっ!」と宣言、 この日のnullが確定いたしました。
     その後、昨日と同じ商品スーパー「アピタ」で夕食の材料を揃え、本日の車中泊予定地である「道の駅 スカイドーム神岡」へと向かう道すがら、 先にお風呂でしょうという事で、国道41号をややオーバーランして割石温泉へ。

     マイナーな立ち寄り温泉ですが、ご存知の方はご存知の
    ←割石温泉駐車場。
     白色の軽1BOXは私のクルマ、そして手前に大きく写っているのが某氏のお車です。

     撮影時点で、
    「氏のお車かも?」
    と思ったものの、ナンバープレートの数字列に特徴ある変異が認められなかったものですから この時点では確信するに至りませんでした。
     ところが就寝ポイントである「道の駅 スカイドーム神岡」の駐車場で夕食の用意をしていると、 このお車が対面のスペースにスルスルと入庫して来るではありませんか。
     暫くチラ見していると、荷室からガスコンロや小型のバイクが登場。
     この装備からすると「氏で間違いないなかろう」と確信できたので、お互いが落ち着いたところを見計らってご挨拶に行こうと思っていた矢先、 1区画空けた隣のスペースで荷室の整理をされていた方をふと見ると、その手にはブルーネットが…。

     という訳でその夜は3名で談笑。
     ただ、あまりに寒かったものですから長い間お喋りできず、チョッと残念でございました。
     いやー、それにしても色んな意味で気合の入った氏のお話しは面白かったし、勉強にもなりました。
     また機会があれば、今度は寒くない場所でゆっくりと、お話しを聴かせていただきたいものです。