2013年の近況集12

  • 2013年05月28日

     先の日曜日、地形図で狙いをつけた目的地に至る途中で撮影したカタクリ、05月26日という日付で未だこのような状態でした。

     ご覧のように花が未だ枯れていなかったのは、今年の季節進行が遅れているせいであるというのが私の見解ですが、 当地点の標高が1000m弱あることから、ここではこれが普通なのかもしれません。

     で、結果ですが、05月06日に執り行った旧上平村での「null神さま祓い」の効果てきめん、久し振りに一山当てました。
     何の変哲もない場所なのですが、「どうしてココにしか出て来ないの?」というようなピンポイントで、 ・□雄△雌の採集と重複ではない個体を少なくとも☆頭目撃。
     また、富山県旧利賀村内では当ポイント以外の各地で合計□雄を採集。そして、ここまで来たのだからと岐阜県側にも足を伸ばし、 いやしいことに既知ポイントを訪れて都合△雄○雌の採集。
     という訳で展翅板4本分…、nullの山だった04月の溜飲が下がりました。
     正直に申しまして、沢山採れるとやはり嬉しゅうございます。

     ただ、当地で少々気になったというかビビッたのは、歩いてる途中に時折漂う「けもの臭」。
     この臭い、妥当なところはクマなんでしょうけど、「いや、この臭いはシカかカモシカである!」と欺瞞に満ちた言葉を自分自身にあびせ、 手近な鳴り物(ホイッスル、小さなカウベル、自転車に付いてるチンチン)を力強く打ち鳴らし、恐怖をごまかす私でございました。
     

  • 2013年05月31日

     実は04月上旬、長男と長女からS社のコンデジを「母の日前倒しプレゼント」ととして、 妻なる方がプレゼントされました。
     そして、新しいモノ大好きの次女が、このコンデジをチャッチャと使いこなして05月の連休に撮影してきた動画が↓コレです。

     これを見て、私はとっても驚いてしまいました。
     こんなに小さくて軽く、当時の実勢価格で2万前後、しかも撮影したのは子供。なのに、これだけのクオリティーで撮影できるなんて!
     最近、手持ちの古いコンデジで動画撮影を頻繁に行うも、イマイチの結果しか得られていなかった私は、衝動的に新しいコンデジを購入することに決めたのでした。
     幸い、11枚のJ○Bギフト券が手元にあったものですから、葛野大路四条に在るカメラのKへと軽トラでダッシュ。 動画撮影性能は変わらないけれども型が古いので1.29万の値札が付いていたこのコンデジを購入したのでありました。

     さて、例によってここからであります。
     衝動的に物品を購入すると、思わぬ出費と苦難が始まるのは…。

     後から気付いたのですが上に貼ったカモメの動画は、カメラのデフォルト設定、即ち中程度の画質だったので手持ちのパソコンで難なく再生できたのでした。

      せっかくなので最高画質で撮影したい私は、デフォルトから設定を変更し、試し撮りの動画を、
    ←作業場のパソコン(因みに購入金額は\6596)で開いてみると、ウインドウが真っ白になってフリーズ…。
     Ctrl+Alt+Deleteでタスクマネージャーを呼び出し、強制的にプロセスを終了させなければなりませんでした。

     明らかに、CPUのパワー不足ですな。

     ならば、作業場のパソコンよりも少しだけスペックの高い
    ←店舗のパソコン(因みに購入金額は\9800)で試してみたところ、 暫くはフリーズはしなかったのですが、カクカクとした動画で音声も途切れ途切れで再生されたかと思うと、やっぱりフリーズ。
     「これではアカンがな…」
    と呟きながら、改めてカメラの取り扱い説明書を読んでみると、
     「AVCHD動画を再生・編集時には、Intel Core 2 Duo 2.26GHz 以上の能力を持つCPUが必要」
    と書いてありました。

     当家にあるパソコンは、全て能力不足ですがな…。

     という訳で、急遽ネットで中古パソコンを物色したところ、

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    上記の商品を発見。このパソコンをポイントが3倍額付与される日を選んで購入いたしました。
     

  • 2013年06月02日

     「パソコンの話しを読みにきたのとちゃうで…」 とのお言葉を賜っているのは重々承知しておりますが、前回の続きをもう1回だけ書いておきます。

     Windows 7,4GBメモリ,Core 2 Duo 3.16GHz,NVIDIA Quadro FX1700,というスペックのパソコンですから、 快適に動画が楽しめるであろうと思っていたのですが、これがイマイチ。

     ↑のように、動きの少ない動画ではあまり気にならないのですが、

     ↑のような早い動きの動画では、元のAVCHD動画をフルHD1920×1080ピクセルの画面で再生してみると、 微妙に引っ掛かるというか、カクカクした動きが若干感じられました。
     もっとも、上に貼った動画は、UPされた時点で既にYouTube側の仕様に加工されているので、カクカクとした動きも感じられないほど画質は落ちているのですが。

     これらハードの問題に加え、ソフトでも問題発生。
     これまで、[VideoPad]というフリーの動画編集ソフトを使って「切り取り」、「サウンド調整」、「モザイク化」等を行っていたのですが、 この[VideoPad]でAVCHD動画を扱うとコマ落ちやサウンドのズレが生じ、思い通りの編集ができないのです。
     仕方がないので、S社がカメラ付属のソフトとして提供している[PlayMemories Home]というソフト(inポイントとoutポイントの指定、動画同士の結合しかできない)で、 編集したのがコレ↓。

     ………うむぅ、ハードとかソフトの問題以前に、撮影のウデが一番の問題点でしたね。
     

  • 2013年06月05日

     日付的にはキマリンの姿を見に行くべきなのですが、早いポイントでの出現可能性はあるものの、 ここ数日の好天では17:30頃からのテリ張りとなる事から、帰りが遅くなるという理由で今のところ出動しておりません。
     まあ、今年の季節進行では、ギリギリ未発生だろうと思っているのも出動してない一つの要因なのですが。

     ところで、2013年05月の休日は天候に恵まれ、03日〜06日は飛騨と越中、12日は飛騨、19日は日向、26日は越中と飛騨といった具合にフル出動。 そして、06月に入った最初の日曜日である02日も、越中の山奥へと赴いておりました。
     従いまして、ネタは豊富にあるのですが、お話しとしてのインパクトにイマイチ欠けるんですよねぇ〜。
     ツキノワグマの動画でも撮影できていれば、ノリノリで文章が書けたのでしょうが…。
     実は、けっこう本気で撮りたいと思っているんですよ、ツキノワグマ。

     さて、出動したフィールドでの話題はひとまず置いといて、今日は2012年に採集した個体を詰めた標本箱をUPしておきましょう。
     今年は、2012年採集の標本表裏すべての撮影が、例年通りの05月中旬に終了し、[ふしみやDB2012年版]の打ち込みも完了しておるのですが、 未だDVDには焼いておりません。フォルダ数212、ファイル数4587、全部で17.5GBもあるので最低でもDVD4枚分…、 とーても時間がかかりそうなので、どうしようもない大雨の休日にしか作れそうもありません。

     あっ、そうそう、標本箱でした。

  •  この箱は2011年に採集した個体が面積にして2/3程度、残り1/3は2012年の渡嘉敷島産各種とキマリンで占められています。

     ほとんど入っていないこの箱は、島根県のジャコウアゲハと滋賀県大津市産2化目のウラナミジャノメ、 そして京都府産のヒメヒカゲでございます。

     これまでに何回か書いたと思うのですが、私は基本的に「標本を、頂かない・差し上げない」という方針なのです。 しかしながら、このヒメヒカゲは採集者さまから「約30個体の軟化展翅をしてくれた『お礼』ということで収めてください」 とのお気持ちをいただいたものですから、ありがたく頂戴致しました。