2013年の近況集21

  • 2013年11月02日

     ところで沖縄本島の本部半島で採ってきたシルビアシジミ南西諸島亜種( Zizina otis riukuensis )の雌成虫から強制採卵し、孵化した幼虫さんですが、

    ↑ご覧のようにお亡くなりになってしまいました。

     大雑把にカウントしたところ、孵化した個体の内1/3がミヤコグサに喰い付いたものの少しだけ齧った後すべて死亡。残りの2/3は喰い付きもせずに飼育容器内を彷徨った挙句、 干からびてしまいました。
     シルビアシジミ日本本土亜種 ( Zizina otis emelina )にとっては最良の食草であると認識しているミヤコグサなのに、 シルビアシジミ南西諸島亜種( Zizina otis riukuensis )にとっては適さない食餌植物だったようです。

     たったこれだけの事実から述べるのは早計であると解っておりますが、 Zizina otis riukuensisZizina otis emelina との間にある Distance (〜的なのかは突っ込まないで…) は、 両者の差異が Subspecies 程度だといわれていた割りには、実際、けっこう離れていたのでしょう。

     現在では、この Zizina otis riukuensis といわれていたものが、ヒメシルビアシジミとして別種であるとの見方が出ているのですから、 「まあ、ミヤコグサで育たないのも当然か…」 と納得しております。

     

  • 2013年11月05日

     11日03日にカメラを構えた時点から、
     「あざといネタ画
     像になるなぁ…」 
    と思って撮った伏見屋邸画像、 もちろん私の家ではありません。長野県諏訪市の中山道沿いにある旧家、生糸等を商っていたそうです。
     何故こんな画像があるのかと申しますと、昨日までの連休、03日〜04日は家族で諏訪大社へとお参りに行ったからなのです。

     先々週の京都伏見稲荷大社に続いての神様詣で。今回も次女のリクエストにお応えしての行動でした。
     シーズン中から落ち続けている私の評価を、いくらかなりとも上げようという魂胆がミエミエではありますが、  「やらないよりはやった方が良いに決まってる!」 と力強く思っておりますので、言われるがままに出すべきものは出し、 そして、ご希望通りの場所へとご案内させていただきました。

     従いまして蝶関係のネタは採取できなかったので、適当にJPEG倉庫から取り出してきたギフチョウ画像を貼っておきましょう。

  •  2012年04月15日採集、島根県出雲市(旧簸川郡斐川町)の個体でございます。

     

  • 2013年11月08日

  •  ネタがないので久し振り(約4年ぶり…)に 「京都府とその近隣府県のギフチョウ画像のページ」 に京都府京都市右京区産の項目を一つ追加しておきました。
     Topページのギフチョウ画像をクリックして進んでいただけるとうれしいのですが、ここからも跳んでいただけます。

     今回改めてギフチョウ画像をまとめたページを編集してみたのですが、本ページを開設した当時の知識不足と計画性の無さで、 どーしょーもなく見難い表になってますなぁ。
     見苦しいので改善したいのですが、やるならやるで標本撮影からやり直したいし、いや、再展翅してから撮影か…。
     などと思ってしまい、結局はこのまま追加して行くことになるのでしょうね。

     

  • 2013年11月11日

     昨日の日曜日は雨でした。
     従いまして、採集・下見等を目的とするお出掛けはせずに、妻なる方のお買い物にお付き合いし、運転手を務めさせていただきました。
     もっとも、短時間のお買い物だったので、このとき以外は作業場に籠もって待ち針抜き等の作業をしておりました。 待ち針抜きと申しましても展翅外しではなく、蝶は展ったそのままにしておいて、抜いても影響が少ないと思われる待ち針を抜いてゆく作業です。
     というのは、和歌山県で採ってきたシルビアシジミの母蝶から強制採卵で得た幼虫さんが意外にもスクスクと育ち↓、

    このまま上手く行くと年内に△・頭弱の本種を展翅することになるので、現在不足気味の待ち針を予め用意しておく必要があったためです。

     さて、今日もギフチョウ標本画像をUPしておきました。
     2005年京都府京都市右京区(旧北桑田郡京北町)産の3個体、11月08日にUPした4個体の続きになります。
     前回、下のギフチョウ画像をクリックして進んでいただくと「ファイルがみつかりません」となってしまった不具合は修正しておきましたが、 今回も、ここから直接跳んでいただけます。

     

  • 2013年11月14日

     日曜日は何処へも出掛けてないし、現場は遠くて疲れるし、寒いしで、本ページを更新する気力が湧かないのですが、 先日編集したギフチョウ標本画像の未UP分があるので、これだけでもUPしておきましょう。

     2005年滋賀県大津市産1個体のみです。今回も、ここから直接跳んでいただけます。

     
     11月15日追記

     昨日更新分、テキストだけではあんまりなので、08日から11日にかけてUPしたギフチョウ標本を動画にしてYouTubeから観てもらおうと、 Win7のマシーンでPicasa3を使って動画化を試みたのですが、どーしても上手く保存できませんでした。
     そこで今朝、Win XPのマシーン+Picasa3で同じ作業をやってみたところ難なく完成。

     Win XPのメーカーサポート、終了しないでほしいな。

     

  • 2013年11月16日

     先日、久し振りにギフチョウ標本画像をUPしたので、「京都府とその近隣府県産ギフチョウ標本画像のページ」↓を整理していたところ、重複が見つかりました。

  •  11月08日と11日にUPした京都府ギフチョウ27と28が、かなり以前にUPした京都府ギフチョウ21の個体と全く同じだったのです。
     そこで京都府ギフチョウ21内の文章はそのままで、画像のみを差し替えることにして、新規に2006年産1雄と2007年産1雌を挿入しておきました。
     因みに↑の「京都府とその近隣府県産ギフチョウ標本画像のページ」へは、ここから直接跳んでいただけます。

     そして、↓は例によって同じ画像をYouTubeからスライドショーでご覧いただけるようにしたものです。

     それにしてもこのYouTube、本ページを最初に作った2004年当時からあったのでしょうが、ここまで使えるとは思っていませんでした。
     いや〜、なんやよーわからんけど、えらいもんですわ。

     

  • 2013年11月18日

     昨日の日曜日、11月17日は最も身近な方々と共に京都コンサートホールへ行っていたので蝶のネタがございません。

     ということで、またしてもギフチョウ標本画像です。
     今日は京都府南丹市の3個体をUPしました。
     しかしながら京都府南丹市とは申しましても、知谷峠付近の旧北桑田郡美山町側で採った個体なので、 先日からUPしている旧北桑田郡京北町と同一の個体群になります。
     TOPページのギフチョウアイコンをクリックして進んでいただくか、直接ならばこちらからどうぞ。

     UPしたのと同じものですが、今回もYouTubeからスライドショーでご覧いただけるようにしておきました。