2014年の近況集14

2014年の近況集14

  • 2014年07月25日

     わたくし事ではございますが、資金不足の為、↓の予約を流すことにしました。

  •  かなり前に予約したJALスーパー先得の航空チケット、せっかく取ったのに勿体無いのですが、背に腹はかえられません。
     家族での仙台3往復と、先週の九州合宿でのプチ贅沢が効いています…。

     その九州合宿ですが、第一の目的は、もちろん宴会。せっかくなので私もダイアモンド薩摩富士を貼っておきましょう。

     そして第二の目的がとっても悔しいタッパンで、第三の目的は大隅半島のワンツでございました。
     まあ、7月のワンツを狙うにしても時期的に遅いのは判っておりました。
     とは言え、フィールドでは楽天的な私ですから、「生き残りが居るのとちゃうやろか?」 と 思って探したのですが、花の咲いているシバハギすら見つけることができず、完封のnullに終わりました。

     

  • 2014年07月28日

     昨日の日曜日は山ゴマの予定だったのですが、前日の気象情報を総合的に検討した結果、「山ゴマ分布圏の天候はNG」 との匂いを感じ取ったので近場での行動を選択、ミヤコグサを摘みに滋賀県大津市へと行くことにしました。

     まあ、それだけで高いガソリンを消費するのはもったいないので、クロシジミの探索も兼ねての訪問だったのですが、 ミヤコグサを摘み終わり、「クロシジミは居らぬものか…」 と耕作地周辺をウロウロし始めて10分も経たない内に、 雷を伴なった豪雨になってしまい、探索はアッサリと終了。
     暫く待てば雨はあがったのでしょうが、ずぶ濡れになった私は完全にやる気を消失、すぐに帰宅いたしました。
     そして、帰ってからはずーっと、ギフ・キマ・ビアの展翅をしておりました。

     それにしてもタッパンルリシジミ、採りたいのならば、「採れてるときに行く!」 というのが鉄則のようです。
     先週の日曜日、私と一緒にnullだったN先輩は、この土日も餅を搗いて某山へと再訪。
     狙い通りに本種を採集されました。
     ということで昨晩、お祝いの電話を入れて現地の状況をうかがったところ、この8日間で雌を含んだ約20頭のタッパンルリシジミが採集されているとの事…。 どうやら、2010年と同様の状況を呈しているようです。
     今年(2014年)はこれからどーなるか分かりませんが、2010年は採れ始めてから約2週間は本種が断続的に採集されたようなので、 今週末でもまだ間に合うかもしれませんね。
     

  • 2014年07月31日

     梅雨明け以降強力な暑さが続いた7月も今日でおしまいですが、九州では「うだら」な夏ということで、皆さん更に熱くなられているのでしょうね。
     一方、京都の暑さに辟易している私といたしましては、高いお山に登って涼みたくなる今日この頃でございます。
     そう、お察しの通り、早く山ゴマが採りたいのです。
     勿論、次の日曜日08月03日に行く場所は決めているのですが、最近の運動不足と九州ゆるゆる合宿で気合が弛んでしまったことから、 そこへ到達できるのかどーか、少々心配しております。

     行こうとしている場所の個体ではありませんが、画像が無いと寂しいので山ゴマの標本を貼り付けておきましょう。

  •  2008年08月03日採集、福井県ラベルのゴマシジミでございます。
     (この個体、もしかすると既出かも?)
     

  • 2014年08月04日

     びみょーな天気予報の下、08月03日は何とか採集可能な天候になるだろうとの判断(期待)で、 今シーズン最初の山ゴマ・ファイトに行ってまいりました。
     消費した水とスポーツドリンクは合計で4.5L、ブナオ峠を06:05に出発し、 戻ってきたのは17:10と11時間以上もウロウロしておったことになります。
     で、行き先は↓ここ、石川県と富山県の境に在る奈良岳でございます。

     ところが、行ったのはよいのですが、着いた時点で雨だったんですよね…。
     

  • 2014年08月05日

     08月03日(日)に行った 「山ゴマ・ファイト 奈良岳編」 のお話しを中断し、唐突ではございますが、ここで昨年(2013年)得た山ゴマの記録を発表しておきます。
      

    富山県大笠山でゴマシジミを採集


     今日は、↑から直接跳べるようにしておきましたが、できればトップページの中ほどにある 「記録発表のページ」 ボタンをクリックしていただき、 わたくしの下手な口上を読んでいただいた後、記録発表のPDFファイルを開いていただきたいと思っております。
     

  • 2014年08月08日

    「山ゴマ・ファイト 奈良岳編」に戻ります。

     蝶研サロン1993年No.76の8〜11ページ、山本直樹氏の「山ゴマの楽しみ方」によると、奈良岳(氏は奈良達山と表記) では旧吉野谷村側にポイントがあると記述されています。
     ということなので、事前の地形図及び航空写真の読み込み時に、かなりしつこく旧吉野谷村側をチェックしたのですが、 山ゴマのポイントになり得るような斜面は拾えませんでした。
     しかしながら富山県側には、美味しそうな斜面が断続的に展開しているので、今回の訪問では富山県側斜面に突入すると決めておりました。

     ↑の画像は見越山から撮った奈良岳の画像です。
     ご覧のように、富山県側には山ゴマが生息していそうな露岩斜面が数ヶ所見て取れますね。
     これらの露岩斜面に辿り着くには、一旦三角点を越え、奈良岳から南方に伸びる尾根を若干下り、 等高線に沿うように北方へと藪を漕いで行くのが良かろうと思いつつ、奈良岳の三角点を過ぎ、更に進むと登山道は尾根から逸れて、 谷を下って行くではありませんか…。

     そう、現在の登山道は1/25000地形図に記されたラインと違う場所を通っているのです。
     仕方がないので現状の登山道を素直に進み、池のところまで降下、更に南下して再び尾根に出た場所は、到達予定の露岩斜面からかなり離れた地点でございました。
     ここまで南下してしまうと、奈良岳山頂まで一旦戻り、そこから東方へ強引に藪を漕いで到達しようという気力が失せてしまったんですよね。
     

  • 2014年08月11日

     当初の予定では昨日の日曜日、08月10日も山ゴマに行くつもりだったのですが、台風11号のせいでアッサリと中止。 作業場に籠もってビアの餌替えとギフ・ゴマの展翅をしておりました。
     このゴマはもちろん今年の山ゴマ、なんやかや言いながらキッチリ採っているのです。

     さて、「山ゴマ・ファイト 奈良岳編」の続きです。
     ところで、ブナオ峠からの登山道の状況ですが、ブナオ峠から大門山分岐までは一本調子の急登ではあるもののよく手入れされた歩き易い道です。
     前回(2010年)訪れたときは、大門山分岐〜赤摩木古山山頂間から徐々に荒れ始め、赤摩木古山山頂〜見越山山頂間はさらに荒れて足元も見えない状態だったのですが、 近年に草刈等の手入れがなされたようで、とても歩き易くなっておりました。
     おかげで体力が落ちた今の私でも、往路のブナオ峠→見越山山頂までは3時間弱で到達できました。
     もっとも、見越山山頂到着時点から小雨が降り始めていたのでゴマシジミは望めない状況だったのですが、 一応、山頂東側の崖を凝視してみると、ヤマカガシさんが休憩中↓。

     それにしてもここ、見越山山頂付近はヤマカガシさんの多い所です。到着して5分にも満たない間に4個体もの本種を目撃しました。 本種は危険が少ないとは言え立派な毒蛇なので、ここでの採集は警戒が必要ですね。

     そしてこの見越山山頂から先、奈良岳山頂を過ぎて金沢セイモアスキー場方面へと下る分岐点までは辛うじて「登山道」と呼べる状況だったのですが、 この分岐点から先、大笠山へと至る道が酷かった…。
     過去に杭を打ち込んで階段状に整えられた場所では、そのほとんどが崩れており、かえって歩き難い。 その上、そこそこ背丈のある草が覆いかぶさって足元の見えない場所が大半だったので、ずーっと「軽い藪漕ぎ」といった状況でした。

     ネタがないので、続く…。