2014年の近況集16

2014年の近況集16

  • 2014年09月01日

     08月30日午後、国道9号線利用で京都から島根県へと向かうので、早い目に伏見屋金物店の営業を妻なる方へ丸投げ。
     向かう途中、以前から一度入ってみたいと思っていた鳥取県岩美町岩井温泉の共同浴場↓で入浴いたしました。

     国道9号線の旧道(推定)沿いに在るので、時間距離をロスする事無く立ち寄れる上に駐車場完備。 入浴料金も310円と安価だったので、とっても気に入りました。

     
     で、肝心の気になるキチョウ類の件ですが、再訪した場所はこんな所↓でした。

     伐採した後の斜面をある程度削り、出た土砂を利用して平地を造成したように見受けられる場所です。
     この平坦な部分にはカワラケツメイが全面に生えており、ツマグロキチョウの良好な発生地になっているようです。
     本土でホシボシキチョウが発生した場合、ツマグロキチョウと混飛することが多いということから前回の訪問時もある程度注意していたのですが、 今回はホシボシキチョウが居ると仮定しての訪問でございます。
     という事で、視界に入った全ての黄色い蝶をネットインして凝視したところ、ツマグロキチョウが9頭とキチョウ(たぶんキタキチョウ)が3頭で、 ホシボシキチョウは皆無…。

     まあ、当然の結果とは言え、「せっかくここまで来たんやけどなぁ〜」 と、さすがにある程度の落胆はございましたよ。
     けれども落胆したからといって、すぐに帰るのはもったいないので大急ぎで広島方面へと移動。
     目的はもちろん、青くて白くて大きなゴマシジミでございます。

     

  • 2014年09月04日

     高速道路の終点がココ↓だったので、

    2014年08月31日の青くて白くて大きなゴマシジミ探索は、主として旧吉舎町と旧甲奴町で行いました。
     実は、未だ旧神石町でけっこう採れていた頃に、この2町でも探索を繰り返し、毎回完封のnullを食らっておりました。 ですから、今頃訪れても99%採れる訳がないのは解っていたのですが、残り1%に賭けて当たった時の快感を知っている私といたしましては、 探さずにいられないのです。
     「きっと何処かに居るハズだ!」 と自分自身に言い聞かせ、状態が良さそうに見える草地があれば必ず突入して歩きまわりました。 けれども結局、青くて大きなシジミチョウは私の前に現れてくれません。
     今回もお約束通り、nullデータの山を持ち帰る事になりました。

     その後、既知ポイントの様子も見ておこうと旧上下町と旧神石町のポイントを数ヶ所訪れたのですが、 こちらでも完封のnull、とっても嫌な感じです。
     断定は出来ませんが 「この辺りのゴマシジミは、終わったな…」 との印象を受け、東城ICから中国道を利用して帰宅いたしました。

  •  ↑は、2年前に採集した個体です。
     私にとって、この2頭が当地域における最後の個体となるのかもしれません…。

     

  • 2014年09月07日

     今日は滋賀県でウラナミジャノメを探しておりました。
     新興住宅地ではなく、古くから存在している集落内の草地や、区画整理されていない耕作地周辺がポイントになると想定し、 ウロウロしたのですが、ヒメウラナミジャノメばかりでウラナミジャノメは完封のnullでございました。
     付近の既知ポイントでは汚損した個体がほとんどだったので、時期を外しているという事はないハズです。けれども、全く見られないんですよねぇ…。
     きっと私のセンス不足なんでしょう。
     未だに本種の気持ちは判りませんわ。

     で、↑は探索途中に購入したお弁当。
     お弁当本体に貼り付けてある値札には284円(税込307円)と表示されていたのですが、実際に払った金額は 200円(税込216円)でした。
     ん?と思ってレジのおねーさんに尋ねると、

      「朝のタイムセールなんです」との事。
      「けど、今、昼やけど…」と言うと、
      「午前中なので…」とのお返事。

     確かに11:57ですから午前中ですね。それにしてもこのお弁当が税込216円!
     家の近所にも平和堂が欲しいと思った瞬間でした。

     

  • 2014年09月09日

     外に出ると、きれいなお月様。

     コンデジと鳥見用の望遠鏡でどこまでのクオリティーで写るのか?
     試しに撮ってみました。

     

  • 2014年09月10日

     公開までに時間がかかりましたが、2013年に採集した個体をランダムに詰めた標本箱、都合3箱の内、これが最後の1箱です。
     この内容を見ると、公開をここまで遅らせた理由が何となくご理解いただけると思います。

  •  さて、内容について若干の説明をしておきましょう。

     この標本箱の中で最も数が多いのはシルビアシジミ。強制採卵→飼育→羽化という手法を用いると、 「展翅がするのがしんどいさかい、そないにぎょーさん羽化せんでも…」 と言いたくなってしまいます。 個体による産卵数のバラつきはありましたが、合計5頭の雌から「↑これだけ+α」の成虫が得られました。 因みに母蝶の産地は、宮崎県が3雌、鹿児島県が1雌(この個体は少ししか産まなかったので成虫になったのは3個体のみ)、 和歌山県が1雌でございました。
     次に多いのはゴマシジミですが、これについてのコメントは差し控えます。
     最近一部で人気のコキマダラセセリは主に富山県産、意外と採り難い県かも?
     ウラナミジャノメは近畿地方の某2県で得た個体、「某2県」という微妙な言い回しの背景についてはお察し願います。
     同じYpthimaのリュウキュウウラナミジャノメは沖縄本島産、採集時期が遅かったのでイマイチの鮮度です。
     あと、気になる個体としてはタイワンツバメシジミが挙げられますが、これについてもノーコメントという事で、よろしくです。
     

     ところで、過去には確実な記録があるのだが、その場所で過去20年?前後は得られてないと推定される種を採集した場合、 「この事実を発表しておくべきだろうか?」 と、今悩んでおります。
     

  • 2014年09月13日

     最近では珍しく、安定的好天に恵まれそうな連休です。
     この連休を利用して、四国の土佐清水市あたりでタイワンツバメシジミを探してみようかと思ったのですが止めました。
     元々、本種に対する探索能力が不足しているうえに、近年生息しているのかどーか判らないような地域で探しても、 発見の可能性は限りなくゼロに近いでしょう。(先ずは九州で経験を積んでからですね)
     と思ったのに加え、交通費の高さに唖然とした為です。
     調べてみると、距離が往復で約1050km、高速道路利用でのクルマの燃費は17.0km/Lなので使用ガソリンは約62L、\165/Lとするとガソリン代が10230円。
     車種が軽自動車なので往復の高速道路通行料金が11940円となり、交通費だけで合計22170円もかかってしまいます。

     ならば…、ということで山口県の日本海側でシルビアシジミを探すことにしました。
     この方面ならば、ほとんど下道利用になるのでクルマの燃費が18.5km/Lに伸びるでしょう。距離は往復で約1200kmということで使用ガソリンは約65L、 \165/Lとするとガソリン代が10725円で済むという計算です。
     途中、一部有料道路を使用しますがその金額は往復で1960円なので、四国に比べ格段にお安くなります。
     しかし、往復1200kmか…、お尻が痛くなるのは確実ですな。
     

  • 2014年09月16日

     腰とお尻が痛い…。
     総走行距離1405km、山口県は遠いです。

     事前の予測では平均時速60km程度で走れるだろうと思っていたのですが、往路で約50km/hにしかならなかったので、 09月15日の帰路は道の駅「ゆとりパークたまがわ」を06:00に出発。途中でチョッとだけ(合計約2時間)探索し、 後は主に国道9号をひたすら走り続けたのですが、帰宅は20:40になってしまいました。
     予測が甘く、不完全燃焼な連休でございました。
     

     ところで、前々回UPした標本箱の中に、↓こんなタイワンツバメシジミがまぎれておりました。

     誤解があるといけないので、ハッキリさせておきます。
     本個体は九州本土産でございます。