2015年の近況集22

  • 2015年11月27日


  •  ネタがないので標本画像です。

     シルビアシジミ、最上段の母蝶が2013年10月に産んだ卵から2013年11月に羽化した個体と、2014年05月に羽化した個体の比較です。
     2013年11月羽化の個体は青色鱗粉が発達し、けっこう美しいと思います。
     一方、2014年05月羽化の個体は青色鱗粉が発現しているものの、「おお、青い…」 と言える程の量ではありませんね。
     これらの個体は同一の母蝶から産まれているので、この青色鱗粉発現量の差は、蛹時期の気温により左右されるという事なのでしょう、きっと…。
     青色鱗粉発現量の差について、もう少しマシな考察でもできればよいのですが、私が語れるのはこの程度でございます。

     因みに母蝶の産地は和歌山県です。
     

  • 2015年11月30日

     近所にギフチョウが未だ居た頃は下見に出掛けていたのですが、採卵採幼はしないのでこの時期から02月まではフィールドに出掛けることがありません。
     従いまして、ネタが無い訳です。
     なので、淡々と昨日11月29日(日)の行動を書くしか能が無いのでございます。

     ここ数日、続々と羽化してくるシルビアシジミ、一旦フィルムケースに取り込み2日間室内暗所で放置した後、 フィルムケースのまま冷凍庫に投入しオチョコになる寸前(約2分間)で取り出して三角紙に包みます。 これを湿潤環境のタッパーに入れて冷蔵保存し、展翅する1日前に冷凍庫へと移動しております。
     昨日は冷凍庫から取り出した12個体を09:30頃〜12:30頃にかけて展翅、私は展翅するスピードが遅いのですよ。
     この後、妻なる方と次女と一緒に堀川通り上御霊の南西角に在るネパール料理のお店シナモン・レストラン↓でランチ。


  •  それぞれ800〜1000円程度のランチセットを注文。↓はセットに付いてくるナンでございます。


     真ん中のプレーンタイプがランチセット標準装備で、左のガーリック・ナンと右のチーズ・ナンは確か200円UPでの注文品です。
     これらのナンが焼き立てで、とっても美味しいのです。
     また、カレー系の料理もスパイシーではありますが、ガーンと来る辛さは無く、中学生の女の子でも美味しく食べられます。
     …って、今年も冬場は食べログ状態にになりそうですな。
     

  • 2015年12月03日

     ネタが無いものですから [ふしみやDB] 内の画像フォルダーをガサゴソして掴んできた.jpgです。


  •  2009年04月05日に福井県南条郡南越前町(旧南条町)で採集した個体、異常型とまでは言えない低グレードのスケギフ、まあ、よくあるヤツですな。
     お察しの通り、この日も杣山型狙いで訪れた訳ですがそれにはカスリもせず、辛うじて上の個体が得られたので、 やや喜んで帰宅した憶えがあります。

     う〜ん、この程度しか書くことが無いなぁ…。
     フィールドに出ないので、このテンションの低さは間違いなく暫く続きます。
     それでも3日に一度は何らかの更新をするつもりなのですが、続くかどーか、チョッと不安な12月でございます。
     

  • 2015年12月06日

     曇りでうすら寒い日曜日の今日、午前中にチョットだけ近所を散歩した後、作業場に籠もってシルビアシジミの展翅をしておりました。 現時点で16個体を貼り終えたところですが、もう限界なのでPC前に逃避です。

     シーズンオフでネタが無いにもかかわらず、「3日に一度は何らかの更新をするつもり…」 と前回書いた手前、 何か書かんとアカンので、今日も [ふしみやDB] 内の画像フォルダーをガサゴソして掴んできた.jpgです。


  •  このギフチョウ、2個体共に本ページのどこかにUP済みかもしれませんが、掴んできたのでコレでいきます。
     これらは2004年04月10日 京都府京都市左京区北白川中山町 というラベルになります。
     現在では99.99%絶滅していると思われるので、採集場所の詳細を書いておきましょう。
     ↓は今年の04月23日付で本ページに貼り付けた動画です。

     この動画が終了した地点からクルマで約15秒走った先に 「岩坂」 というバス停があります。
     そのバス停から南東方向に見える谷筋に入り、約40秒歩くと、


    今(2015年04月25日の撮影)では、こんな風に荒れた斜面になってしまったのですが、上の個体が採集された当時の斜面は適度にササが茂り、 ミヤコアオイもそこそこの密度で広範囲に生えておりました。
     この谷筋は、画像の地点から尾根に至るまでの距離にして約600Mの間、ほぼ連続的にミヤコアオイが生えており、 谷採りが可能なギフチョウ・ポイントでした。
     しかしながら現在では推定シカの食害により、谷筋の下草はほとんどなくなり、ミヤコアオイも今年の撮影時点で新芽が若干見られたものの、 古葉は皆無。きっと芽を出してから数か月で喰われてしまったのでしょう。
     こんな状況ですからギフチョウが世代を繰り返すのはおそらく不可能。
     京都府京都市左京区北白川中山町ラベルのギフチョウは 「絶滅」 と言って差しつかえないと思います。
     

  • 2015年12月09日

     昨日は某有名金色寺院内に在るトイレで、錠前の修理をしておりました。作業中、周囲から聞こえてくる言語の中で日本語は極微量、 大多数を占めるのが推定○国語でした。
     細かい作業なので集中力が必要なのに、すぐ横での大声の会話には辟易しましたわ。

     さて、今日も [2004年版ふしみやDB] 内標本画像フォルダから掴んできた既出かもしれない.jpgです。


  •  岐阜県美濃地方低山地の黒いギフチョウ、上段が岐阜県揖斐郡大野町産で、中段と下段は岐阜県揖斐郡揖斐川町産です。 採集日は、いずれも2004年03月28日になります。
     この日はM氏と共に久し振りに当地を訪れたので、高校生のとき一緒に採集したポイント、


    ↑のx1に行ってみたところ、谷の入り口には大きな養鶏場ができており、 雑木林だった奥の谷筋も針葉樹の暗い植林地と化し、多かったヒメカンアオイも申し訳程度にショボショボと生えているのみ…。
     ギフチョウの生息環境には程遠い状況でした。
     まあ、この2004年時点でギフチョウが多く生息していた高校生の頃(1975年)から約30年経過しているのですから、 変わっているのが当たり前ですわな…。