2016年の近況集07

  • 2016年03月22日

     先ずはネタです。


  •  春分の日の連休に次女と行った山陰ツアーで撮影、鳥取銀行もけっこうやりますな。
     もう一つ、砂かけばばぁ(かなり怖い着ぐるみさん)と一緒に撮った写真が気に入っているのですが、 これはチョッとUPできませんです。

     さて、まだ終わってなかった2015年の総括と言うか補足、今日は09月です。

     
    2015年の総括:09月 その1

     09月01日:現場に出たついでに滋賀県大津市でウラナミジャノメの2化を少数採集。
     09月13日:鳥取県と島根県でシルビアシジミを探索するも完封のnull。
            まっ、これは下調べ不足だったので、仕方のないところです。
     09月20日〜21日は無謀にも沖縄本島でタイワンツバメシジミを狙って予想通りのnullに終わったのですが、 私的には渋くてイイ蝶だと思ってるリュウキュウウラナミジャノメがけっこう採れたので、第一目標はクリアできなかったものの満足して帰りました。

     ところで、総括とは関係ありませんがリュウキュウウラナミジャノつながりで、3月18日に座間味島でタッパンルリシジミ1♂が採れてるようです。 (コメッチさんの「ありんくりん連絡蝶」による)
     座間味島でタッパンルリシジミか…、この島の何処で採れたのでしょうねぇ?

     タッパンルリシジミのポイントと言えば山頂です。
     座間味島の地形図に表示されている山名の中で有名なのは高月山ですが、この山頂付近は、


    ↑こんなのが生えていたり、矮生のマツが多く生える妙な環境だったのでタッパンルリシジミのポイントには不向きな感じだったと記憶しています。
     一方、タッパンルリシジミのポイントとして高月山よりも好環境だったのは阿佐集落西方の143.6m三角点(現地表示「番所山」)付近。


     おそらく、↑の奥で採れたんじゃないかと思っています。

     

  • 2016年03月25日

     昨日手にした昆虫DNA研究会のニュースレター↓、


  • 気になっている分野の話題が多く、なかなか読み応えがありそうです。
     特に沖縄本島と慶良間諸島のリュウキュウウラナミジャノメについては、 「上手く表現できないけれども、なーんか違う…」 と私も思っていたので真っ先に興味深く読ませていただきました。

     今日も2015年の補足を続けます。

     
    2015年の総括:09月 その2

     シルバーウイークの沖縄本島タイワンツバメシジミ探索における対象地域は、事前の調べで国頭郡東村に絞っておりました。
     その理由は、東村地区からならば本種が残っている可能性の高い米軍演習場に入り易いのではないか? と思ったのと、 ここ東村では私の大好きなリュウキュウウラナミジャノメが普通種のように飛んでいると某WEBサイトに書かれていたからなのです。
     その某WEBサイトですが、直リンをここに貼ったりするのはイケナイ事なので、「 アキノ隊員 協会 」 をキーワードに Google検索してみてください。

     
     ………如何だったでしょうか。
     なかなか興味深いお話しが書かれていましたね。

     東村におけるリュウキュウウラボシシジミの現状を講演しようとしただけなのに、異常なまでの拒絶。
     現状を知ってもらおうと純粋な気持ちで講演を決意されたブログ主さんは、さぞや悔しい思いをされたことでしょう。

     一方、拒絶した側の立場からすると、こういう事だったのではないでしょうか。
     対象種の生息地が 「沖縄県の米軍演習場内」 と政治的に微妙な問題を孕んだ地域であることから、 こんなのに首を突っ込んでお上に睨まれでもしたら、せっかく仲良くなった***からいただいてる@@が無くなってしまうかもしれない。 となると、給与の捻出等も含め組織の運営に行き詰ってしまう可能性がある…。
     ならば、講演希望者が被った航空券等の損出費用を負担してでも上京を阻止するのが得策である。
     なるほど、経営者としては至極まともな判断だと思います。

     それともう一つ感心したのは、講演を拒絶した理由に 「組織の未熟さ」 を挙げたこと。
     なかなかの知恵者だと思います。
     「まだまだ未熟、子供みたいなものですから」 と言っておけば、大人なら大目に見てあげたくなりますものね。
     そーか、未熟でモノを知らんから、ダメな事だとは知らずに分布図をPKって立派なご本を発売したんだ。納得です。

     それにしても勉強になりますね。
     組織を保全し、上手くやっていくには 「こーするんだ」 とのお手本を示してくださっているのですから。
     これからもその動向を注視し、そこで学んだ手法を経営に活かして小さな金物屋が生き残れるよう努力する所存でございます。

     

  • 2016年03月28日

     昨日の日曜日、03月27日は前日土曜日発表の天気予報を信じて何処へも行かなかったのですが、思ったよりも好天になったので 「失敗したな…」 とブツブツ呟きながら標本画像撮影に精を出しておりました。
     2015年採集分の展翅外しと標本撮影、昨日の時点でギフチョウまでが終わったので次回からはキマに入ります。
     2015年もキマで×00個体近く、ビアで○00個体以上、Ypthima各種で☆0個体程度は採っているので、撮影を終えるのは早くて05月末頃になりそうです。

     さて、長々と続けてまいりました2015年の総括と言うか補足も今日で終わりにしておきます。

     
    2015年の総括:09月 その3

     シルバーウイークに沖縄本島へ行った以外では、シルビアシジミを対象に日本海側の兵庫鳥取島根の各県と京都府福知山市で探索したものの、 新規に開拓できたポイントは島根県の1ヶ所のみという結果に終わりました。
     う〜ん、それにしても京都府福知山市。居そうだと思って何度も探しに行ったのだけれども、やっぱり居らんみたいです…。

     
    2015年の総括:10月

     10月ともなるとシーズンは終盤、出掛けたのは2回だけでした。


  •  こんなのが飛んでる動画を撮りたいというのが主な目的で某市へと赴いたついでにシルビアシジミを採ってみたり、ツマグロキチョウは居らぬものか? と大阪市の淀川河川敷や豊中市の服部緑地をウロウロしてみたのですが成果は全くございませんでした。

     
    2015年の総括:11月〜12月

     この二ヶ月間は蝶を対象としたお出掛けはキッパリと皆無。
     次のシーズンに備え、嫁さん子供と一緒にアート鑑賞やお食事に出掛けて点数を稼いでおりました。

     
     以上で2015年の総括はおしまい。例年通りに大した成果もあがらず、普通な1年でございました。
     さて、いよいよ開幕も近付いて参りました。
     おめでたい事に開幕前の現在は、採った瞬間に雄叫びがあげられるような成果を夢見ております。
     けどまあ、例年通りの普通なシーズンで終わるのでしょうね、きっと。

     

  • 2016年03月30日


  •  この↑お山が間近に見える場所でやってるんですけどねぇ…。

     昨日、03月29日は伏見屋の営業を妻なる方に○投げして福井県に行ってきました。
     09:20に伏見屋を出発し現地着が11:30。ガッガッと尾根まで登ったり谷筋の花場をウロウロしたりで現地出発が14:05。 約155分間の杣山型狙いではございましたが今年もカスリもせずに打ちひしがれて帰ってまいりました。

     ギフチョウ自体は合計で30頭弱チェックしたのですが、軽微な乱れすら混じらないノーマル個体ばかりでございました。
     まあ、鮮度としては全ての個体が新鮮と言ってもよい状態で雌は1頭のみ。 おそらく03月27日ぐらいからの本格発生だと思われます。

     う〜ん、それにしても杣山型には縁がありません。
     やっぱりヒトに会うのを我慢して杣山本体でやらんとアカンのかなぁ…。