2016年の近況集08

  • 2016年04月02日

     私は仕事で全く動けなかったのですが、店舗内のPCで各地の天気状況をチェックしていると、今日は日本海側の分布域でギフチョウ日和だったようです。
     蝶屋の皆さんは各地に出かけられ、良い成果をあげられたことでしょう。

     しかしながら私は出掛けていないのでギフチョウがらみのネタがございません。
     仕方がないので携帯です。


  •  上段のとっても古い携帯、2年ほど前に洗濯機で洗ったせいでしょうか、いよいよ挙動がおかしくなってきたので下段の機種に変更しました。
     スマホも検討したのですが、月々の支払いがこれまでの倍以上になるとの事なので、やっぱりガラケーにしておきました。

     この新しいガラケーのカメラ機能はどんなものであろうかと試しに撮ってみたところ、


    ↑こんな感じ。
     これまでの携帯で撮った画像は酷い画質だったので、とても本ページにUPできるようなモノではなかったのですが、これなら耐えられますね。
     カメラを忘れたときに重宝しそうです。

     

  • 2016年04月05日

     一昨日の日曜日、04月03日の京都市内は07:00頃に降雨があり、「今日はアカンのかなぁ?」 と空を見上げると北の方が明るくなっています。
     この空模様であれば若狭方面は日が差すかもしれないと思い急遽出掛けることにしました。
     目的地は過去に記録があるという大飯郡おおい町の万願寺と岡田。
     地形図を見ていると、これら集落背後の丘陵、高浜町との境になっている尾根がポイントであろうと 送電鉄塔の保守路を登り探してみたのですが、あきませんな。


  •  おそらく過去にはカンアオイが生えていたであろうと思われる緩やかな斜面↑は、ご覧のように下草が全く生えていない状態です。
     例によってシカによる喰い尽くしと推定されます。
     こうなると地面の保水力も失われ、湿り気を好むカンアオイにとっては 「もー、生えるの無理やし!」 といった状況です。

     現地到着時点の天候は基本的に曇りだったのですが時折日差しがあって気温も20℃以上。尾根筋のツツジも満開だったので気象条件と季節進行の面からも 当地にギフチョウが生息しているものであれば必ず飛ぶ条件だったのに1頭も見られませんでした。
     探索中に感じた雰囲気から、断言はできませんが当地のギフチョウは絶っているように思います。
     う〜ん、まさか若狭地域のギフチョウが居なくなってしまうだなんて、思ってもみなかったんですけどねぇ…。

     

  • 2016年04月08日

     明日04月09日土曜日のギフチョウ分布域の天候は何処も良さそうです。けど、土曜日なので私は仕事。
     明後日の日曜日はお休みなので西の方へとギフチョウを採りに行くつもりなのだけれども、天気がねぇ……。
     予報ではそんなに悪くないのですが、どーもイヤな予感がするんですよ。
     とか言いながら、行くつもりではいるのですが。

     さて、04月03日(日)の行動、続きです。

     福井県大飯郡おおい町の記録のある場所で、絶滅の香りを感じた後に訪れたのは福井県小浜市のエンゼルラインをドライブした終点の久須夜ヶ岳。
     実は蝶屋復活直後の1990年代半ばに、同じ若狭地域のレインボウライン途中にある梅丈岳でギフチョウを沢山採った事があり、 数年後に 「梅丈岳に居てるんやから、久須夜ヶ岳にもぎょーさん居てるやろ」 と思って行こうとしたのですが、料金所ゲートまで行って あまりの通行料金の高さにUターンした思い出があります。
     それから暫くは久須夜ヶ岳の事を忘れていたのですが、最近ネット調べてみたところ2002年から無料開放されているとあったので 「これは行ってみないと!」 と思い、今回の訪問となりました。


  •  実際行ってみると、山頂付近の林は↑こんな感じ。
     ここも推定シカによる食害で雑木林の林床は下草無くツルツルの状態。
     元々生えていたのかどうかは判りませんが、カンアオイは確認できませんでした。
     「これでは居らんやろ…」 と思いつつも、暫く歩き回ったのですが強風で日差も完全に無くなってしまい、この時点でやる気を失くし、本日のnullが確定です。

     それにしても若狭地域の山がこんなにも酷い状態になっているとは…。
     いーっぱい居た頃にもっと採っておけば良かったと思っても、後の祭りということですね。

     ついでに久須夜ヶ岳の山頂で撮った動画も貼っておきましょう。


     まっ、この天気では生息していたとしても飛ばないんですけどね。

     

  • 2016年04月11日

     いや、確かにね、「晴れ」 って…、天気予報としては当たってたと思うんですよ。


  •  太陽を遮る雲はなく、そこにお日様が存在しているのはちゃんと判るんです。けどね、こんな状況では気温の上昇を期待するのは無理…。
     光を弱めているのが朝霧ならば次第に晴れて来るので問題ないのですが、これは黄砂。待っていても事態の改善は望めません。
     当たらなくてもよいのに、行く前の予感が的中してしまいました。

     この飛びそうもない天気の中、何処でゴソゴソしていたのかと申しますと広島県の江の川水系。
     流行のクジャクギフと同じく 「川付きのギフ」 を探そうと同じ水系ではありますが別の場所を訪問しました。
     過去の記録に加え、例によって地形図の読み、Googleの衛星画像、国土地理院1970年代の航空写真を参考に候補地を選定した訳ですが、 この天候ではねぇ…。
     メゲそうになりながらも、せっかく来たのでクルマをとめた場所から目的の谷に向かって歩き始めたのですが、約1分歩いた地点で道が無くなっているのです。
     地形図によると、行こうとしている谷の付近には集落名(民家は2軒だけだけど)の記載があり、そこへ至る車道も描かれているのに、 その道は棚田から流出した泥土と草や潅木で覆われ、車道があったとはとても思えないのです。
     結局、予定外の藪漕ぎを強いられたものの集落跡と思しき地点までは到達したのですが、「この天気では…」 とヤル気が続かず、本来の目的地での探索は諦めてしまいました。

     

  • 2016年04月14日

     04月10日(日)は広島県江の川水系のギフチョウを探そうと訪れた訳ですが、濃い黄砂のおかげでギフが飛ぶような気温になるのは午後になるだろうと判断し、 10:20頃には現地を離脱。
     その後、null神憑きになるのはイヤじゃと、当地よりは気温が高いであろう島根県の低山地まで移動し、 意地汚くも既知ポイントで1雌採集してから国道9号線利用で帰宅しました。
     そして帰宅時刻は20:55。島根県発が13:15でしたから7時間40分かかってるんですね、やっぱり遠いわ…。

     ところで流行のクジャクギフですが、実は私がコレを狙って実績のあるポイントを訪れたのは一度だけなんです。
     そのときも朝の間小雨でのちに曇り、14:25頃から晴れといった気象条件だったので得られたギフチョウはノーマルの1雌のみという お天気ハマリに近い結果に終わりました。
     その後、2014年まではクジャクギフ狙いで現地を訪れる事はなかったのですが、昨年から同じ江の川水系ではありますが他の場所で クジャクギフ狙いの訪問を再開しました。
     けど、これで三回目の天気ハマリ。どーも当地とは相性が悪うございます。
     また来年ですわ。

     画像が無いと寂しいので、2006年にクジャクのポイントで採ったノーマルのギフチョウを最後に貼り付けておきますね。