2016年の近況集20

  • 2016年10月14日

     体育の日を含む連休の二日目、10月10日(月・祝)は富山県の天気がイマイチという予報です。
     ということで、富山県での連泊は止めるにしても、舞鶴若狭道が北陸道と繋がったことやから、島根県東部まで行ってみようかと思い天気予報をチェックしたところ 「曇りで気温もあまり上がらない」 との予報です。
     この予報でガソリンと高速代を使うのはもったいないと、9日(日)は素直に帰宅しました。

     明くる10月10日(月・祝)、京都市は朝から良いお天気です。
     そこで、昨年末の下見時に、「ここは成虫期に来て、調べてみなアカンなぁ」 と思い、ずっと気になっていた↓に行ってみました。

  •  ここは木津川の右岸堤防、ご覧のように若干短く刈られ過ぎではありますがシルビアシジミ好みの草原です。
     木津川の左岸堤防にはミヤコグサの生える斜面が多く存在するので、シルビアシジミを対象にこれまで何度も訪れて探索しましたが見つける事はできませんでした。
     一方、右岸においては過去に一度自転車で流したことがあったのですが、そのときにはミヤコグサの生える草原を見つけることができず、 木津川右岸はダメ環境しかないと思い込み、以後全く探しておりませんでした。
     で、今回は事前の下見で良い環境の存在がわかっていたものですから、 「左岸はダメでも右岸なら残っているかもしれない…」 と期待しておったのですが、皆様のご想像通り完封のnull。
     ミヤコグサに産卵するモンキチョウ1雌を目撃しただけに終わりました。

     

  • 2016年10月17日

     昨日の日曜日、10月16日は条件が揃えば行こうと思っている北陸地方もそこそこ良いお天気だったのですが、 蝶関係のお出かけは午前中にミヤコグサを摘みに大津市へと行ったのみで、午後からは妻なる方と一緒に京都駅へ行っておりました。
     何をしに行ったのかと申しますと、昨日は京都駅室町小路広場のステージで京都府の高校バンドフェスティバルが催されておりまして、 これに次女が出るということで、聴きに行ったのでございます。
     管楽器の多いブラスバンド演奏の中から、次女の演奏するファゴットの音を選択的に聴くというような良い耳を私は持ち合わせておらず、 演奏しいる姿を見て、「ちゃんと吹いているんだろう」 と想像するのみでございました。
     それにしても京都駅ってヒトが多い。しかも周囲で飛び交う言語は非日本語が多く、ここは本当に日本なのか? と思ってしまいます。

     さて、ようやくではございますが2015年に採集した標本の撮影が完了いたしました。

  •  この箱↑は2014年の採集個体がほとんどですが、右下のヤマトシジミとヒメシルビアシジミが2015年03月の大神島での採集品になります。

     

     そしてこの箱↑は全て2015年の採集個体です。
     「ここまで汚損した個体を採るかぁ?」 と思われる方も多いでしょうが、どんな状態でもデータの蓄積にはなるだろうと考えて、 最近はお持ち帰りするようにしています。

     

  • 2016年10月20日

     ここ数日は25℃以上の夏日になっていますが、やっぱりもう秋でございますね。
     先程、仕入れ先に行く途中、京都御苑の中を通過したときにムラサキツバメの幼虫でも居らぬものだろうかと、 中立売休憩所の西に多く生えているマテバシイをチェックしてみたのですが、既に土用芽も伸びきって固くなっており、 幼虫さんが居るような状況ではありませんでした。
     おそらくもう成虫になっているのでしょうね。

     ところで、京都御苑のムラサキツバメといえば、中学三年生のときに生物部のM氏とH氏と三人で長竿を振り回したことを思い出しました。
     「アレはたぶんムラサキツバメだろう」 と三人の意見が一致した個体は数頭見られたのですが、結局、ムラサキツバメを採ることはできず、 とっても悔しかったのを覚えています。
     今から44年前の中学生だった当時、京都御苑の中で長竿を振っていても、誰にも何の文句も言われませんでした。
     良い時代でした。

     さて、撮影が完了した2015年の採集個体を入れた箱、今日は3箱目と4箱目を貼っておきましょう。

  •  展翅失敗しているクロボシセセリは沖縄県の大神島産、初記録ではないのがチョッと残念。
     春型のミヤマカラスアゲハは居ると採ってしまいますねぇ〜、標本箱のスペースがもったいないのに…。 因みに産地は岐阜県飛騨市旧神岡町です。

     

     それにしてもリュウキュウウラナミジャノメはイイ蝶です。来年は05月下旬〜06月上旬に発生する個体を沖縄本島で採りたいなぁ〜。
     そしてコヒョウモンはチョッとええラベル。そのうちにちゃんと書きますね。

     これで2015年の採集個体はおしまい、相変わらず偏った種類しか採ってませんな。

     

  • 2016年10月23日

     ようやく、[ふしみやDB2015年版] が完成しました。

     今回の版は、ご覧↑のようにオブジェクトフィールドに貼り付けた画像を拡大表示できるようにしました。
     また、現地の環境を記録した動画をオブジェクトフィールドに挿入し、ダブルクリックで展開できるようにもなっております。

     
     こんなに手の込んだレイアウトにしたが為、↓のウインドウでは表示できていませんが、 階層構造も複雑になってしまい、何処に目的のファイルが在るのか分からなくなったりするんですよね…。
     

  •  また、動画 (YouTubeで表示の動画内動画は低画質になっていますが、オリジナルはAVCHDファイルそのままなのでもっと高画質です) を取り込んだことにより、 全体の容量は39.9GB、よー判らん階層構造になってしまったフォルダ数は262個、そしてファイル数に至っては8191個にも上ります。

     我ながらではありますが、 「なにもここまでせんでも…」 と、今回も思ってしまいました。
     

  • 2016年10月26日

     仕事上の打ち合わせ等に行く場合、雨が降っていなければ自転車を使っております。
     自転車ならば一方通行は関係ありませんし、京都市内にいーっぱい在るお寺や、御所の中も突っ切る事ができるので最短距離で目的地に到着できます。
     ということで時間に余裕ができ、途中でキマの下見をしたり、ムラサキツバメ等を探したりできる訳です。

  •  今年は兵庫県や大阪府でもクロマダラソテツシジミが発生していると各方面から情報を得ておりますので、 自転車で走行中にこんな↑ソテツを見かけると探すようにしているのですが、今のところ成虫幼虫共に発見できておりません。

     京都市内では前回の拡散時に1雄だけ採集しているのですが、低温期の美しい雌は採ったことがなく、 「できれば成虫で採りたいけど、採幼飼育で羽化させてみるのもOKかな…」 と、思っております。
     けど、探しに行くほどのヤル気は無く、居ればついでにお持ち帰りしてもエエか…、という程度の気持ちなので、 きっと見つけられないでしょうね。