2017年の近況集20

  • 2017年10月30日

     何週連続か数えてませんが、昨日の日曜日も雨だったので何処へも出掛けませんでした。
     従いましてネタがございません。
     そこで今日も、レイアウト変更で作業中の [ふしみやDB2008] から一掴みです。


  •  ↑京都府産 ヒロオビミドリシジミ 2008年06月15日の採集でございます。
     京都府ラベルの本種は若干珍だと思われるのでラベルは写し込みませんでした。
     この2008年06月15日は本個体のみのお持ち帰りでしたが、他に雌もリリースしているのでコメント欄に 「居なくなりそうだ」 というような事は書いておりませんでした。
     ところが2017年の今年、同じ場所を訪れてみるとポイントだった小規模のナラガシワ林が無い…。もちろん成虫も見られません。
     もともとナラガシワの少ない場所なので、居なくなってしまった可能性もあります。
     やっぱり、「居るときには採る!」 という姿勢で臨むべきなんでしょうな。
     

  • 2017年11月02日

     昨日今日ととっても良いお天気で気温も20℃以上、この条件であれば成虫の状態で頑張ってる蝶は飛びますね。

     ということで昨日は京都市内某所へとツマグロキチョウを狙って自転車でお出掛けしたものの、思いっ切りのnullで帰って参りました。
     平日の日中に仕事をナニしてまで (…って、6月〜7月は毎日やってることですが) 京都市ラベルのツマグロキチョウを探しに行ったのは、 約1週間前に1頭採れたという情報を得たからなのです。
     採れたと推定される某所では、かなりしつこく探したのですが本種は確認できずに終わり、見られたのはキタキチョウをはじめとする普通種ばかりでございました。
     付近にカワラケツメイも確認できなかったので、先週採れた個体はおそらく迷蝶だったのでしょう。

     そして今日は、


  • ↑のソテツにクロマダラソテツシジミが纏わりついているかもしれないと思って訪れたのですが、なーんにもナシ。

     天気は良いけど、低調な今日この頃でございます。
     

  • 2017年11月06日

     世間的には3連休だった11月03日〜05日、伏見屋金物店は04日(土)が通常営業だったので、宿泊を伴うお出掛けはせずに大人しくしておりました。

     とは言え、何処にも出掛けなかったのではなく、03日(金・祝)は33回目の結婚記念日ということで、妻なる方と一緒に、


  • 2年ほど前に近所にできた↑のお鮓屋さんでお食事。

     「結婚記念日なんやから、夜に行けよ」 とのご意見もございましょうが、蝶採りに現を抜かしている我が身にはそれほどの余裕もなく、 ランチタイムにしておきました。
     …うん、美味しい鮓はやっぱりおいしゅうございますね。選び抜かれた日本酒と共にいただき、しあわせ気分です。
     「やっぱり、贅沢は素敵だ」 という一日でございました。

     で、昨日の05日(日)は、終齢になった隠岐島後のシルビアシジミの幼虫が大量に喰うのでミヤコグサを摘みに木津川堤防へ。
     せっかくなので、ツマグロキチョウでも居らぬものかと玉水橋〜泉大橋間の両岸堤防を自転車で流してみたのですが、 飛んでる黄色い蝶はモンキチョウとキタキチョウのみ。カワラケツメイが生えるような環境さえ見いだせず、完封のnullでございました。


     その代わり、これまで右岸にはほとんど無いと思っていたミヤコグサの生える環境↑を数か所確認。
     十年ほど前の探索時には生えてないと思ったのに、こうして見えてくるということは、私のミヤコグサの探知能力が上がったという事なのでしょう。
     けどね、やっぱりシルビアシジミは居らんのですわ。
     

  • 2017年11月09日

     寒いし、仕事はけっこう忙しいしで、これといったネタはございません。
     なので、現在レイアウト変更中の [ふしみやDB2008] から取り出した 1レコードを貼っておきましょう。


  •  ↑のレコード、滋賀県でヒメヒカゲを狙っております。
     9年前も妄想全開ですな。
     前年(2007年)の07月末にクロシジミを探してこの辺りをウロウロしたときにこの湿地を見つけ、
       「ここ、ヒメヒカゲの環境やん。来年の06月には必ず来なあかんな…」
    とココロに決め、この日に実行した訳です。

     この日は朝の間に兵庫県加東市と篠山市でヒメヒカゲを探した後、高速道路を使わずに軽トラでワープし、 x1地点のゲート前に車を止め、x3地点の湿地にヒメヒカゲが居ると信じて林道を走るように歩いたのを憶えております。
     そして結果はご覧のように null-0 。
     当然と言えば当然の結果なのですが、妄想のスイッチが一度 ON になってしまうと、どーしても自分の目で確かめないと気が済まないのですよ。
     

  • 2017年11月12日

     今日の日曜日は妻なる方と二人で、京響・宮川 彬良・ガレッジセールというユニークなメンバー構成のコンサートに行っておりました。
     もう完全にシーズンオフでございます。

     なので、ネタが全くございません。
     そこで、苦し紛れに室内画像です。


  •  ↑は長日処理中の隠岐島後産シルビアシジミの幼虫さん。
     朝06:15に蛍光灯のスイッチを入れ、夜10:30に切るというやり方でしたが、越冬態勢に入った個体は皆無。現在、終齢〜蛹という状態です。
     このまま順調に生育すれば今年中に全て羽化してくれそうです。
     それはそれで良いのだけれども、問題は展翅板です。
     0号と1号展翅板は、平・傾斜合わせて20本以上の手持ちがあるのですが、そのほとんどがキマ・ビア・ミヤマで埋め尽くされており、 空きは3本のみ。
     どーしょーもない展翅板不足が予想されますね…。
     

  • 2017年11月15日

     これといって書くようなことはございません。
     けど、何か書いておかないと落ち着かないので今日はコヒョウモンの標本画像↓を貼っておきます。


  •  なにゆえ唐突にコヒョウモンなのかと申しますと、k*nk*nさんがブログでヒョウモンチョウとコヒョウモンのツーショット画像をUPされていたから…、単にそれだけの理由でございます。

     ところで上に貼った個体ですが、本種のラベルとしては県単位でけっこう珍と思われる富山県産です。
     この個体は2015年08月02日の採集。そしてこれを採集した場所なんですが、特別保護地区の境界 (アスファルト道路が境界なので判り易い) まで約2mというギリギリ合法の地点でした。
     それにしても驚いたのは、最高レベルの規制がかかっているハズの特別保護地区をアスファルト道路で横切り、あまつさえ大型観光バスが排ガスをまき散らして頻繁に通るといった状況…。 本気で特別保護地区の環境を保全する気があるのでしょうか?
     

     そう、こんな時こそ某協会の出番ですよね。

      「ミヤマモンキチョウが激減しているのは、このアスファルト道路とそこを通行する車両のせいだ。
       従って、道路の存続は仕方ないにしても、車両の通行は一切禁止にすべきだ。」

    と、めずらしく正論を展開し、

      「たとえ地元との軋轢があろうとも、私たち某協会は設立趣旨書に掲げた理念に基づき生息環境
       それ自体の保全に尽力しているのだ。」

    という姿勢を見せて欲しいものです。