2017年の近況集22

  • 2017年12月07日


  •  今日の現場は、私が小学校 5年生のときにできた京都市大宮交通公園↑の近くでした。
     現在、この周囲はスーパーや住宅が建ち並び市街地と呼べる状況です。けれども48年前の完成当時は耕作地で囲まれていたと記憶しております。

     ところで何故に、ここ京都市大宮交通公園の画像を貼ったのかと申しますと、かすかにキマの香りが漂っているから…。
     この画像では分かり難いのですが園内には美味しそうなサクラが多く植えられている上に、現在成虫採集可能なポイントから地図上の直線距離で 880mしか離れていないのです。
     「880mって、離れ過ぎなんちゃう?」 と思われるかもしれませんが、あの孤立した特異なポイントの H神社だって現在成虫採集可能なポイントから地図上の直線距離で 1220mも離れているのです。
     ですから、880mの移動なんて軽いものではなかろうか。(実際、キマは推定発生木からかなり離れた所でテリを張る)
     というような都合の良い解釈に基づき、これまでにクリとサンゴジュの花が満開の日の午前中に 1回、テリトリータイムに 1回の都合 2回訪れてみたのですが、いずれの回も完封のnull。
     やっぱり居らんのでしょうかねぇ…。
     

  • 2017年12月10日

     蝶がらみで現在やっているのは、シルビアシジミの展翅と [ふしみやDB2007] のレイアウト変更のみでございます。
     今日の日曜日も、展翅の合間に妻なる方とランチしてお散歩。


  •  ↑はお散歩の途中に撮影。今や観光地になってしまい、とっても混んでいる今宮神社門前のあぶり餅屋さんです。
     50年以上前の子供の頃は、お客さんも疎らで、両側のお店の呼び込みの声がかまびすしい場所だったのですが、 今や往時の呼び込みの声は無く、外国語まじりの話し声でけっこうやかましい場所になっております。
     ちなみに、あぶり餅の値段は現在一皿500円ですが、50年以上前は一皿50円だったと記憶しております。

     これだけでは蝶屋のページらしくないので、この今宮神社の近くで撮影した画像を貼っておきましょう。


     とっても美味しそうな場所でございましょ。
     けどね、これまでに 日時を変えて5回ほど訪れているのですが、毎回完封のnullに終わっているのですよ。
     現在も生息しているポイントから約1200mの距離なので、毎回、けっこう期待して訪れるんですけどねぇ…。
     

  • 2017年12月13日

     特にこれといって書くような事はないのだけれども、何か書いておかないと気色悪いので、 現在レイアウト変更中の [ふしみやDB2007] から掴んできた画像を貼っておきますね。


  •  ↑2007年06月10日撮影、京都府城陽市のウラナミジャノメ。
     


     ↑2007年06月10日撮影、京都府宇治市のウラナミジャノメ。
     

     どちらも生息環境自体が風前の灯火、本種も辛うじて残っているといった印象でした。
     撮影したのが2007年ですから、既に10年経過しております。まだ生息しているのでしょうか。
     

  • 2017年12月16日

     今日もこれといったネタはございません。
     なので仕方なく、現在レイアウト変更中の [ふしみやDB2007] から持ってきた 1レコードを貼っておきます。


  •  このポイントは、本のかたちで出した 「私の観察ノート」 にも詳細地名を書いたので、地形図内のx1を消すこともないだろうと思ったのですが、 キマなのでやっぱり消しておきました。

     それにしても、この当時はデジ一眼で生態画像を撮ってたんですね〜、今とは大違いです。
     また、こんな周知のポイントで採っていたことにも驚いています。

     う〜ん、この程度しか書くことないなぁ〜。
     冬至を越えるまで、この低いテンションは仕方ないか…。
     

  • 2017年12月19日

     もうホントに何も書くことがございません。
     平日は粛々と金物屋としてのお仕事。
     休日は家の大掃除及びシルビアシジミ展翅の合間に妻なる方と近所のお店でランチ。
     そして、この時期、採卵も下見もしていない怠惰な私。
     このように毎週高カロリーの昼食を摂ったうえに運動もしていないことから、下腹のお肉がとめどなく増殖してゆきます。
     このままでは未記録地の山ゴマに挑戦できない身体になってしまいそうではありますが、ヌクヌクかつオイシイ状況を一度味わってしまうと、 なかなか抜けられそうにありません。

     …って、還暦前のオッサンのどーでもエエ文章やなぁ。
     何とか蝶屋としての体面を保つために、一昨日の日曜日に羽化したシルビアシジミを貼っておきますね。


  •  この個体で隠岐島後産母蝶からの強制採卵飼育羽化は総て終了。蛹はもちろん、越冬幼虫も皆無でございます。
     ところでこの飼育容器は使い捨てのフードパックです。
     初齢から終齢までずーっとこの容器内で飼育し、蛹化した後も容器内にそのまま留めて羽化を待つという手抜き飼育でございます。
     こんな方法でも意外と翅は伸びるもんですな。
     

  • 2017年12月22日

     今日の現場は旧北桑田郡京北町でした。
     意外にも仕事が早く終わったので、現場の近くで少しお散歩。


  •  九重桜で有名な常照皇寺でございます。
     上の画像に写っている石碑の右奥で、1979年04月10日に未だ翅の柔らかい1雄、同年04月15日に9卵と1雄のギフチョウを採集しております。
     当時はそこそこ明るかったスギ林の林床にはミヤコアオイがけっこう生えており、間違いなく当地で発生しておりました。
     そして本日、今はどんな状態かいな? と暗ぁーい林内を注意深く探してみたのですが、ミヤコアオイが皆無であるのはもちろん、 他の下草もほとんど生えていないツルツルの林床でございました。
     こんな状況ですから、ギフチョウは確実に絶っておるんでしょうな。
     まあ、予想通りではあったのですが、絶ったことを確認するのって、気分の良いものではありませんね。