2018年の近況集11

  • 2018年06月18日

     06月01日に今年のお初キマを採集してから今日で18日が過ぎました。
     詳細ではありませんが、ここまでのふしみや的キマの状況を書いておきましょう。

     今シーズンは好調と言って良いのか、不調と言うべきなのか、よく分からない状態です。
     採っている個体数としては現在展翅板 5〜6 本分 (…だと思う)と例年通り。
     新規開拓ポイントとしては今のところ 4ヵ所なのでこれは好調と言ってもよいと思うのですが、いずれのポイントも生息が濃い地域内なので居て当然、 うれしさも中ぐらいといったところです。
     そして不調の一つ目は、目の前に静止したとってもカッコイイ個体…、「これは絶対採らなアカンわ」 と慎重になり過ぎた為、ネットを振り出す寸前にピッと飛んで行った事。
     二つ目は、そこそこカッコイイ個体を採ってフィルムケースに収納し、ウエストバッグに入れていたのにチャックの締め忘れで落としてしまった事。
     ウエストバッグには普通の個体10頭以上と空のフィルムケースも10個程度入っていたのに、よりによってカッコイイ個体だけ落とすんやもんなぁ…。
     けっこうメゲております。

     

  • 2018年06月22日

     仕事とキマで忙しくって、今週は 05:20 起きで朝食前に展翅しております。
     なので、チョッと辛い…。
     採ってしまうと、「展翅して、外して、撮影して、箱に収納して」と生態画像撮影の数倍手間がかかります。
     年齢と収納スペースの事を考えると、そろそろ撮り屋に転向すべきなのかもしれません。
     けどなぁ、今更撮り屋に転向しても技術的な面では諸先輩方に遅れてるし、そして何より 「絵を切り撮る」 というセンスが私には無い…。

     さて、少し前のお話しに戻ります。
     富山県の真川源頭湿原に何とか到達できた帰り道、あと少しで林道という地点で気が緩んだのか、プチ滑落した結果、川で泳いでしまったのですよ。
     もちろん全身びしょ濡れ、リュックの中もびしょ濡れ。
     ということは水が苦手な精密機器、即ち、携帯電話1台、デジタルカメラ2台も水没したという事なんですねー。
     幸い、携帯電話は何とか生き延び06月06日にUPした飛越トンネルの写真を撮ることができたのですが、デジカメは2台とも壊れてしまいました。
     この時点から一週間後には隠岐島後へ行くというのに、「カメラ無しではどないもならんやろ」 と大慌てでカメラを物色。
     ネットで各メーカーのカメラを比較検討したのですが、最近のデジカメってボイスメモ機能が付いてないんですねー、意外でした。
     私は蝶の生態や環境等の状況を画像と同時に記録する為、ボイスメモ機能が必須なので仕方なく中古の、

  • ↑ Nikon COOLPIX P6000 (約¥0.9M)を Amazon で購入。
     この機種はボイスメモ機能は付いているけれども動画撮影が弱いので、AVCHD動画を撮ることができる ↓ SONY Cyber-shot DSC-RX100 (約¥3.5M) もカメラのキタムラで購入。

     4K 動画が撮れる機種も一応検討したのですが、これを扱うソフトを持ってない事とパソコンのスペックが不足しているのとで今回は見送りました。
     それにしてもえらい出費でございます。
     なので、次回の真川源頭湿原行きでは、これらのカメラをジップロックに入れて行動する…、いや、それでは気軽に撮ることができない。
     どーしたもんかなぁ〜。

     

  • 2018年06月25日

     昨日の日曜日、とっても良いことがありました。
     久し振りに雄叫びをあげたかったのですが、本種の生息環境でこれを発するのはマズイので小さく 「よッし」 と呟いておきました。
     対象種はもちろんキマ。
     おそらく未記録市町村であるところの旧***で・雄〇雌の大漁、とっても嬉しゅうございました。

     テリ待ち心中覚悟で訪れたのですが、テリ待ちの必要もなく、下見時に予想した将にピンポイントの葉上で既にテリを張っておりました。
     これを目にした最初の感想は、某氏がおっしゃる通り、「うわっ、ホンマに居った」 となるもんですね。

     これで今シーズン 5ヵ所目の私的新ポイント、今年は好調と言ってもよいでしょう。
     このままの勢いで広島・島根の山キマを何とか落としたいものでございます。

     

  • 2018年06月28日

     毎年今頃になると同じ事を書いていますが、今年も 「ほぼ毎日キマ採ってます」 です。

     ここまで十数か所の既知ポイントへと訪れ、多くの個体を得たうえで、もちろん新しいポイントも探しております。
     そこで今日はこの新しい場所に挑戦した結果を書いておきましょう。

      ・目撃もなーんにも無しの完封nullが9ヵ所。但し、この内の1ヵ所では先日T先輩が採集され
       たことで、私の目が節穴であることが改めて露見してしまいました。
      ・昨年のOB会でH先輩に教えていただいた場所が1ヵ所。ここではもちろん採集できました。
       けどこれは自己開拓ではないので 「単に初めての場所で採った」 という事になります。
       H先輩、ありがとうございました。
      ・既知の生息域内で、「もしかしたらココはポイントかも?」 と思って探してみたところ、
       「やっぱり居った」 という場所が4ヵ所。少し前にも書きましたが、これは居て当然の
       地域内なので、嬉しさも中ぐらいといったところです。
      ・そして未記録市町村で 「うわっ、ホンマに居った!」 とココロの中で叫びながら採った
       のが1ヵ所。これは素直に嬉しゅうございました。

     ところで上記の未記録市町村の根拠ですが、NRC出版発行 有田斉・前田善広[編] 「珠玉の標本箱 シジミチョウ科 3」の 20〜21ページ ◎キマダラルリツバメ分布175市町村一覧に載ってない市町村だったからという事になります。
     ただ、「珠玉の標本箱 シジミチョウ科 3」の初版発行日が2013年06月01日と5年以上も前なので、既にどなたかが採集され、 発表されているのかもしれないのですが…。

     

  • 2018年07月02日

     2週連続でございます。
     昨日、07月01日(日)もキマの新ポイントを開拓することができました。
     今回のは、06月24日(日)に未記録市町村で採った時よりも嬉しかった!
     何故なら、「ここに生息しているという事は、もしかするとあんな所やこんな所でも出るかもしれない」 といった夢を持たせてくれる場所だったからなのです。

     予想ポイントに到着した時点では未だ何も飛んでいなかったので、「また、テリ待ち心中になるんかなぁ」 と 思いながら佇む事14分。キマが飛び始めたときには、やっぱり 「うわっ、ホンマに居った!」 という感想になるもんですなぁ。
     そしてネットインするまでの間、「これは絶対に採らなアカン」 というプレッシャーで久し振りに心拍数が上がってしまいました。
     無事ネットインしてからキマをフィルムケースに取り込むときには 「失敗したらアカン」 という緊張感で、 指先が思い通りに動かない…。
     けどまあ、何とかフィルムケースに収納したキマが、コレ↓。

  •  うむぅ、4〜5日早く訪れるべきでした。

     

  • 2018年07月05日

     昨日は仕事が忙しかった上に午後は雨だったので採集には出掛けておりません。
     今日も午後からサッシの講習会があった上に大雨洪水警報+土砂災害警戒情報が出ているので大人しく仕事をしております。
     という事でキマを採らない日が2日も続きました。この時期にしてはめずらしいことでございます。

     けど、一昨日は某所に出掛け、先ずは既知ポイント2ヵ所で合計漆雄採集。生息してるんじゃないかなッ? と思った場所で長竿を振り回してみたものの完封のnull だったのが1ヵ所。あの樹の樹冠でテリを張るんじゃないかなッ? と思って佇んだけどなーんにも飛ばなかったのが1ヵ所。
     そして、10年ほど前に探したときは見られなったのだけれども、もう一度探してみようと思ってやってみたところ、なんと〔〕雄も採れてしまいました。
     今シーズン7ヵ所目の新規開拓ポイントです。

     この場所、10年ほど前は全く見られなかったんですけどねぇ…。
     当時の私が能力不足だったのか、それともキマが進出してきたのか。
     どちらかというと、私は進出してきたように思っています。
     キマって意外と強い蝶…、即ち、*閣寺道交差点で信号待ち中の車の上で雄がテリを張ったり、推定発生木が近くに無いアスファルト道路上で雌が静止していたり、 雌が軽トラ荷台に積まれたコンビニ袋につかまって移動するような蝶ですから。