2019年の近況集02

  • 2019年01月19日

     01月13日 19:00〜 の「斜めの会」に先立ち、母校の生物同好会の蝶屋が集まってプチ同窓会を開催しようと思うので、 会場のセッティング等一切の段取りをするようにとの御下命をN先輩より賜りました。
     カァカァ啼く鴉でさえも白くなってしまうN先輩のお言葉ですから、はっ はぁー と謹んで御下命を拝領し、早速、ホットペッパーの予約サイトでポチッとしただけ…。
     「斜めの会」が和食なので、前座で軽くやるならビールと鉄板焼きだろうと、考える事は同じだったようで、 なんと! Kさんらの前座飲み会も全く同じお店だったのです。
     実際、店舗内で鉢合わせしたのではなく、後日 KさんがブログにUPされた画像を見て 「エエッ〜」 となった訳です。
     なんか来年も同じことになるんじゃないかと思ったりしております。

     ところで、母校のプチ同窓会の席上、国内のカラスアゲハの分類というか種・亜種の区分が話題になりました。
     タダカラス、ハチジョウカラス、トカラカラス、アマミカラス、オキナワカラス、ヤエヤマカラスと呼称される種及び亜種の関係性は、 学研の標準図鑑で示されたものが最もしっくりくるという方向で話が進む中、 mt−DNA を調べた結果からもこの分類になると、 今年から日本鱗翅学会の会長に就かれる Y先輩が話しをまとめてくださり、全員が納得したのでございました。

     ということで今日はカラスアゲハです。

  •  昨年のナフタリン交換時に撮影した↑の標本箱にはヤエヤマカラス、アマミカラス、トカラカラス、そしてタダカラス(と言っても対馬産ですが)が入っております。
     この中から1個体取り出して撮影したのが、

    ↑のトカラカラスでございます。
     ご覧になる機会が少ないと思われる第1化野外採集の雄、惜しいことにやや汚損しておりますが、今では採集禁止になってしまったので、けっこうエエもんやと思っています。
     ああ…、けど、表面の画像がピンボケですな。
     やっぱりピント合わせの工夫を何か考えないといけませんね。
     

  • 2019年01月22日

     蝶絡みで書くような事は何もございません。
     なので、素直に近況だけです。

  •  一昨日の日曜日は妻なる方と一緒に↑のコンサートに行っておりました。

     コンサートホールに入る前に、ランチで府立大学の学食に入ってみたかったのですが、センター試験の会場になっていたので 近くの「おらんじゅ」 というお店にしておきました。
     私はサービス定食の「からあげ&ハンバーグ(税込み900円)」というのを注文したのですが、やや大きめのハンバーグと驚くべき量の唐揚げ(ムネ肉)で爆盛り。
     これに生野菜と昭和風味のケチャップ味スパが添えられ、ご飯も私の感覚では大盛り。還暦のオヤヂが食べられる量ではありません。
     そこで唐揚げを妻なる方と次女に分配、何とか完食することができました。

     ところでコンサートの方なんですが、席はいつものP席。会員割引で1800円ととってもお安かったのですが、ピアノ協奏曲があるときはこの席ダメですね。
     オケの奏でる音が壁になるせいか、ピアノの音が曇ったように聞こえてしまうのです。
     次回からは、せめてバルコニー席を取るようにしましょう。
     

  • 2019年01月25日

     ネタが無いので今日も昨年のナフタリン交換時に撮影した標本箱からです。

  •  ↑の箱は全てヤエヤマカラスアゲハ。
     学名が 1:Papilio bianor okinawensis だったり 2:Papilio bianor junia だったりと、文献によって違う表記になっています。

     この学名内の種小名 bianor はどちらの立場でも一緒のように見えるのですが、後者2の Papilio bianor junia 内の bianor は 独立種であるところのヤエヤマカラスアゲハに与えられた種小名で、次に来る junia は八重山諸島に産するものに与えられた亜種名。
     一方、前者1の Papilio bianor okinawensis 内の bianor は本州、八丈、トカラ、奄美、沖縄、八重山の総てを同じカラスアゲハと見て与えられた種小名で、 次に来る okinawensis は八重山諸島に産するもに与えられた亜種名ということだそうです。
     とーっても、ややこしい。
     種小名 bianor がカラスアゲハだったり、ヤエヤマカラスアゲハだったりと、混乱してしまうのですが、 後者2の立場をとった場合、カラスアゲハの学名は Papilio dehaanii で、種小名が dehaanii となり、 日本本土産は名義タイプ亜種に含まれるので Papilio dehaanii dehaanii 、八丈産亜種を Papilio dehaanii hachijyonis 、 トカラ産亜種を Papilio dehaanii tokaraensis とするのだそーな。
     金物屋のオッサンとしては、なんかもう、「どーでもエエわ…」 といったところです。

     因みに後者2は学研の標準図鑑がとっている立場です。上記の私の文章では 「訳が分からん!」 と思われた方は、学研の標準図鑑をご覧くださいね。

     そうそう、上の文章を書くために学研の標準図鑑を開いてみたところ、ヤエヤマカラスアゲハの図版があまりにも暗くて 「特徴が出とらん」 と思ってしまいました。

     実際は、こんな↑感じなんですよ。
     

  • 2019年01月28日

     低調でございます。
     昨日の日曜日は下見等のフィールド活動はもとより、[ふしみやDB2018年]への入力すらせずに、妻なる方と一緒に孫に会いに行っておりました。
     もう、完全なる爺さん。蝶屋としては枯れてしまったかのようですな。

     そこで、今日も仕方なく昨年のナフタリン交換時に撮影した標本箱です。

  •  すべてクロアゲハ、左の2頭以外は八重山産なので Papilio protenor sitalkes 沖縄・八重山亜種です。

     ↑の個体は無尾型。
     日本本土亜種 Papilio protenor demetrius の無尾型は激珍だと思われますが、八重山諸島では狙って採れるものではないけれども、 何回か八重山に通っている間には、必ず出くわすんじゃないかな? といった印象です。
     まあ、異常型に対する引きの弱い私でもこうして採っているのですから、決して珍ではないのでしょう。
     

  • 2019年02月01日

  •  標本撮影で使っているE17口金のスパイラル蛍光灯の明るさが不安定になってきたので、照明を変えようと↑のLED電球を購入してみました。
     昼白色であるにもかかわらず、高演色でRa値が95と謳われていたので良い発色で撮影できるのだろうと思って4個の購入。Aの通販で4100円/4個税送料込みでございました。

     以前、T社のRa値が84のLEDを使い、期待外れの発色だったことがあるので今回も一抹の不安があるのですが、 撮影してみない事には始まらないので今日からやってみるつもりです。
     さて、どんな発色で写りますことやら。