2019年の近況集09

  • 2019年04月26日

     結局、04月21日(日)の丹後半島では大型哺乳類の存在に怯えたので目的地へは到達できなかったのですが、 お昼頃からの2時間強の晴れ間に、第二・第三候補の場所へと訪れ、合計8雄採集1雄リリースと推定雄の1頭を振り逃がしという結果に終わりました。
     採集した個体はスレ〜汚損、リリース個体は激しく汚損といった状態。5〜6日前であればそこそこの鮮度だったと思われます。
     場所とその年の気候にもよるのでしょうが、丹後半島での本種の適期は4月の15日頃と認識しておけば良いように思います。

     そして04月23日(火)には、仕事をチョッとナニして、

  • ↑の滋賀県大津市山上町元大津市営放牧場へ行ってみました。
     画像内、茶色の電柱背後に見えるコブが過去のポイント。
     生息している頃は雄が必ず1頭は溜まっていたのですが、当然のことながら全く見られません。
     2000年に採集した1雄が最後。以後、ほぼ毎年訪れているのですが全く見られません。
     なので、「このあたりの個体群は絶滅しました」 と宣言してもよいと思っています。

     

  • 2019年04月30日

     サカハチチョウって、狙って採ろうとすると、とっても難しいのね………。
     わざわざ飛行機に乗って採りに行ったのに、まさかのnull。

     天候がイマイチだったので見られなかったのだと思っているのですが、もしかするとフライングだったのかもしれない。
     また、来年ですな。
     来年は、05月中旬に行きべきかも?

     

  • 2019年05月02日

     学研の標準図鑑に載っている個体が 「けっこう変わってるやん」 と思ったからという理由だけで、サカハチチョウを採りに何処まで行っていたのかと申しますと、

  • ご覧↑の通り、隠岐島後でござしました。

     この動画では好天の現地が映っていますが、到着してレンタカーを借り受け、空港から自由行動が可能になった時刻が14:15。
     この時刻から、ある程度の渓谷地域へ移動し探索を開始したものの、既に谷筋を照らす日差しはなくなりつつあった上に気温が15℃程度と低かったので蝶影は皆無。
     そこで仕方なく、未だ日が差している谷の入り口付近まで戻り、「何でもエエから出てきてーな」 と呟きながらウロウロしているとベニシジミが登場。
     ベニシジミだけれども隠岐ラベル!と自分を納得させ、ここで2頭の採集。
     この後、民宿へ向かう途中でツバメシジミ1雄とルリシジミ1雄を追加してこの日は終了。
     わざわざ隠岐まで来て採ったのが、ベニ、ツバメ、ルリのシジミチョウ科最普通種ばかりといった貧果に、笑うしかなかった2019年04月28日でございました。

     

  • 2019年05月06日

     04月30日に隠岐島後から帰宅した後、05月01日と02日は伏見屋金物店を営業。しかしながら、お客様はほとんどお見えにならず、無駄に電気を使っただけ。

     そして05月03日と04日はギフチョウを目的に、

  • こんな所↑に行っておりました。
     この画像は、富山県の剱岳登山道 「早月尾根」 の途中、松尾平でございます。
     予想通り雪まみれの現地ではありましたが、この状態は想定の範囲内。
     下部斜面で発生があると予想し、この付近の何処かにギフチョウが登って来る予定だったのですが…、皆様のご期待通り、無駄に登っただけに終わりました。

     そして05月05日は孫の初節句という事で、蝶屋から爺さんに変身し、相好を崩して孫と遊んでおりました。
     やっぱり、蝶屋としては枯れてきたように思います。

     

  • 2019年05月08日

  •  そーですか、『T頭山』 は 「ダニ山になってしまいました」か…。
     私が行った2011年にも少しは居た記憶がありますが、「ブッシュに入ったらダニまみれ」とった状況ではありませんでした。
     けど、私のときも、鮮度については↑ご覧のように 「イマヨン」 でございましたわ。

     
     さて、ゴールデンウイーク前半の隠岐島後ですが、春型のサカハチチョウだけを狙いに行った訳ではありません。
     訪問前のポジティブな気持ち (若干妄想入り) では、

      ・ジャコウアゲハ:島後には記録が無いらしいけど、島前の西ノ島には居たらしいので。
      ・Papilio黒系アゲハ全般:特にオナガ・カラス・ミヤマカラスね。
      ・ツマキチョウ:主たる目的種でした。
      ・Pieris 2種:ヤマトとタダのスジグロシロ。ホンマに2種居るのかなぁ?
      ・ルーミスシジミ:あまり採れる気はせんが、一応長竿は持って行こう。
      ・ウラゴマダラシジミ:幼虫ね。けど時期が遅いか。
      ・ウラキンシジミ:これも幼虫。これはまだ間に合う?
      ・ウラジロミドリシジミ:去年06月には雌が採れなかったので。これも幼虫です。
      ・オナガシジミ:できるものなら採幼したかったが、芽に届きそうにないのが判っていたので…
      ・コツバメ:何とか間に合うか?
      ・トラフシジミ:春型の適期でしょう、きっと。
      ・ミヤマチャバネセセリ:標準図鑑の分布図では居ることになってるけど、いったい何処に…。
      ・ミヤマセセリ:これも、何とか間に合うかな?
      ・キバネセセリ:採幼における主たる対象種なんだけど、ハリギリって、どんな木?

    といった種が今回の目的でした。

     因みにシルビアシジミについては、これまでの訪問時にけっこう採っているので、今回は対象外でした。

     

  • 2019年05月11日

     書いてしまわないと忘れるのでゴールデンウイーク前半、隠岐島後の続きです。

     ゴールデンウイークなのにマイル払い出しの特典航空券で予約が成立し、04月28日(日)出発で05月01日(水)帰宅という3泊4日のスケジュールだったのですが、 天気予報によると04月30日〜05月01日の間もずーっと曇りで一時雨ということだったので、30日の便に前倒し変更して帰ってきました。
     この変更手続きをスマホでやろうとしたのですが、使い慣れないせいで上手くいかなかったので29日に空港へと赴き、 カウンターの係員さんに変更をお願いしたところ、クラスJにしか空きがないとの事。
     「追加料金は払うのでそれでもOKですよ」 と言って帰り、翌日空港で手続きしてみると追加料金なしの普通席で搭乗することができました。
     どーやら普通席のキャンセル待ち扱いにしてくれてたみたいです。
     タダなのに早割りチケットよりも、よっぽど使い勝手の良いチケットですな。

     今回、蝶についてはあまり書くことがないので、泊まった民宿のご紹介。まずはお部屋↓です。

  •  長押を廻った床の間付き八畳間、しかもMAX広い京間の八畳。関東間なら10畳ぐらいに感じるお部屋にたった独り、けっこうリッチな気分です。

     加えて設備で良かったのはお風呂。

     民宿の場合、お風呂は普通一ヵ所しかないので、他のお客さんが入浴中だとお風呂待ちをしなければなりませんが、 この民宿は1階の主風呂場とは別に2階に小さなお風呂↑があったので、風呂待ちせずに済みました。
     しかもこの風呂場とトイレはお部屋のすぐとなり。
     夜中のトイレタイムも安心でございました。

     そして、隠岐の民宿といえば期待の高まる食事です。

     ↑が朝食。これにみそ汁が加わりますが、ごく普通の日本の朝ごはんですな。

     ↓が期待の夕食。

     烏賊のホイル焼き一味マヨネーズ添えの上はバイ貝の煮付け。お椀はお魚がゴロンと入ったお吸い物、良い出汁が出ておりました。 ズワイガニは冷凍物だと思いますがカニがあるというのはウレシイものですね。その右下四角い皿はサザエのお刺身。その下、お魚のお刺身も勿論美味。
     もー、お腹いっぱいでございます。

     この内容で1泊2食付き7000円。しかも消費税込み。
     再訪確定ですな。