2019年の近況集13

  • 2019年06月25日

     好調でございます。
     今日も新規開拓ポイントが2ヵ所。
     その内、先に行った1ヵ所目は生息密度が薄い旧市町村だと思っていたので、1頭目を採った瞬間、 「よっしゃー!」 と遠慮がちに叫ぶことができました。
     そして、もう1ヵ所はそこそこの密度で生息しているのが判っている旧市町村だったので、冷静に 「まあ、おるわなぁ」 と呟くべきだったのですが、 こちらでも 「よっしゃー!」 と小さく叫んでしまいました。
     というのはシーズンオフに下見したときに生息を確信したので、今シーズンが始まって以降、これまでに2回も訪れていたのにnull…。
     ここで諦めず、居ると信じて3回目の訪問となった本日、読み通りの場所でテリを張っているのを見、採った瞬間は本当に嬉しゅうございました。

     

  • 2019年06月28日

     昨日はどうしようもない雨だったのでお休みにしましたが、ほぼ毎日キマを採ってます。
     キマなので詳しく語ることができず、蝶を対象に出掛けているにもかかわらずネタが無いという困った状況でございます。
     けれども何か書いておかないと気持ち悪いので、将に近況…、今日あった事を書いておきましょう。

     2011年07月09日に新規開拓した某ポイント (この時は4雄1雌の採集) 、ここは総てのポイントを共有しているT先輩以外は誰にも会わなかったのですが、 本日14:25に蝶屋さん1名と出遭ってしまいました。
     その蝶屋さんが先に入られていたので、「失礼しました、すぐに離れます」 と申し上げたのですが、 「いやいや、やってくださいよ」 とおっしゃってくださいました。親切な方でございます。
     けれどもこのポイントで二人はキツイので固辞させていただきました。

     その後、昨年秋に下見しておいた本日のメイン探索地へ行ってみたのですが、目撃も無しの完封null…。
     キマの代わりに得られたと言うか、向こうからやって来たのはヤマビル2匹。
     左右の足にそれぞれ1匹ずつ貼り付き、チュウチュウとMy血液を吸っておりました。
     この光景は何度見てもおぞましいものでございます。
     で、この後、2匹のヤマビルがどーなったのかと申しますと、軽トラに常駐している 「ヤマビル・ノック」 なるスプレーを吹きかけると、 速攻でコロンと落下。見事な効き目でございました。
     因みにこの 「ヤマビル・ノック」 はT先輩から頂き物でございます。

     8日前にはマダニ1匹、そして今日はヤマビル2匹に憑かれるといった不運に遭遇しながら、それでもキマを探しに行く…。
     やっぱり、チョッと変なんでしょーか?

     

  • 2019年06月30日

     シーツに血痕が発見されたので、ヤマビルにやられた事がバレてしまいました。
     「連れて帰ってくるなよっ」 というプレッシャーをひしひしと感じております…。

     昨日、06月29日は曇りのち雨。
     雨の降り始めは北部程早く、京都市市街地に近い所では17:40頃までは、 「高温高湿度の曇り」 が維持されていたので、新規ポイントとして期待していた2ヶ所を初探索してみたのですが、目撃も無しの完封null。
     けれども、ついでに既知ポイント数か所に寄って合計△雄×雌の採集。

     日曜日の今日は朝からどーしょーもない雨だったので溜まっているキマの展翅を07:40頃から開始。 昼食を挟んで午後からも展翅を続けておったのですが、15:00前頃から雨があがり、けっこう明るい曇りになってきました。
     この明るさが30分も続けば必ずテリを張るだろうと、意地汚くも大急ぎで既知ポイントへと訪れ□雄の採集。
     その後、何とか曇り空が維持されていたので、これまで2回訪問し完封nullだった場所へ訪れてみたのですが、やっぱり目撃も無し。

     以上、将に近況でございました。

     

  • 2019年07月03日

     う〜ん、近況しか書くことがございません。
     といっても毎日キマなので詳細を書くこともできず、中途半端な近況です。

     一昨日07月01日は、雨のち曇りのち雨というキマだからこそ出動できるような天候の中、新規ポイントであろうと目星を付けた場所に15:00頃に到着。
     この日の気象条件であれば既にテリトリータイムに入っている時刻だったのですが、なーんにも飛ばず…。どうやら外してしまったようです。
     このnull-0だけで帰るのはもったいないので既知ポイント5ヵ所を訪問、各ポイントの合計で△雄〔〕雌の採集。

     そして昨日、07月02日も曇り一時雨という天候の中、06月28日に訪問しヤマビルに憑かれた推定新規ポイントをメインに探索するも、今回も目撃なし。
     このメイン探索地に訪問する前に既知ポイント数ヶ所も廻っていたので、×雄のお持ち帰り。

     そして今日、07月03日は今にも降り出しそうな曇りで、実際16:00頃から降り始めたのでこの時点でゲームオーバーとなったのですが、 未記録市町村で長竿を手に佇んでおりました。
     もちろん結果は目撃も無しの完封null。
     さすがは未記録市町村、手強いものです。
     で、ここから帰ろうとしたとき、地元のばーちゃんに呼び止められ、「大事なトコロを蛭にやられなんだかぁー?」 とのご質問を賜りました。
     伺えば、最近ダニと蛭が多くなって往生しているとの事。
     この時期、京都市近郊ではどこでも、ダニだらけ蛭だらけでホンマに困ってしまいます。
     私はキマしかやってないのでまだマシですが、大きなヒカゲモノが居るような湿り気たっぷりの場所では、頻繁な蛭チェックが必須となるんでしょうね。

     あっ、書き忘れてましたが、未記録市町村の推定ポイントに行く前に既知ポイント数ヶ所にも寄ったので×雄〇雌の採集。
     今日もnull神憑きは一応回避しておきました。

     

  • 2019年07月06日

     先ずはお礼です。
     T先輩、ごちそうさまでございました。
     T先輩により今年発見されたポイントへと赴き、それなりの数のキマを採集することができました。
     ありがとうございます。

     で、近況ですが、あるけど書けない…。
     仕方がないので久し振りに画像です。

  •  ↑が私のキマお持ち帰り方法。産地は油性ペンでケース (昆虫文献六本脚で購入) に直に書いておきます。
     持ち帰ったならば、このケースごと冷蔵庫のチルド室に収納し、約20時間放置。
     これだけの時間低温に晒していると、短時間であれば冷蔵庫から取り出しても動かないのでキマを手早く三角紙に包みます。
     このキマ入り三角紙を産地毎に更に大きな三角紙で包み、これを下部に水を滲み込ませたティッシュを敷いた簀の子付きタッパに入れ冷蔵室で3〜4週間保存。
     タッパ内の雰囲気は湿度100%ですが、胸を圧迫していないので外骨格が壊れてないせいか、これぐらいの期間保存していてもカビの発生はありません。
     こうして3週間以上 (新鮮な雌では5週間程度生きていることもある) かけて自然死していただいてから展翅しています。

     これが正しいキマの処理方法なのかどーかは分かりません。
     けれども、この方法でキマの標本を作成するようになって7年ほど経った現在、所謂 「アブラ」 の出現は、5個体以下だと思います。(正確には数えていません)
     即ち、5/103 というアブラ出現率、けっこう好成績なのでは? と思っております。
     因みに、腹部外しは一切行っておりません。

     

  • 2019年07月09日

     ウラゴマ、ウラキン、ミズイロオナガ、ウスイロオナガ、アカ、ウラナミアカ、ダイセン、ハヤシミドリ、エゾミドリ、オオミドリ、ミドリ、推定メスアカミドリ。
     上記13種は、キマを対象に出掛けたときにネットインしたり目撃したことがある Zephyrus です。
     そして先日、14種目としてウラクロシジミ1雌を採集することができました。
     なんか、チョッと、嬉しゅうございましたわ。

     …って、ネタがあっても書けないので、こんなつまらん事を書いてお茶を濁しております。
     上記14種類が居た場所に、必ずしもキマが居たということではないのですが、こんな Zephyrus の生息環境でもキマの生息可能性があると思って探しております。
     そして、最近はけっこう当たっていたりします。
     うん、実は絶好調なのですよ。

     

  • 2019年07月12日

     明後日からの海の日絡みの連休、第一希望は知夫里島。
     一番の狙いはクロシジミで次にウラギンスジヒョウモンとシルビアシジミ(この2種は2008年に採集済みだけど新鮮なのが採りたい)、 そしてもしかすると残っているかもしれないオオウラギンヒョウモン。
     第二希望はタカネヒカゲの撮影…、マジで撮影。ホンマに採ったりなんかせず 「撮る!」 のが目的。 というのは、今ならタカネヒカゲの生息域に日帰りで行ける体力はあるけれど、来年以降も体力が残っているかどーか不安だから。

     …と、遠征を目論んでおったのですが、どちも天気がダメな模様。
     仕方がないので近場で、
      1:もしかするとクロシジミが居るかもしれない所で探索
      2:京都府ラベルのオナガシジミを既知産地じゃない所で探す
      3:あまり居るような気はしないのだけれど、京都府ラベルのカラスシジミ探し
      4:そしてしつこく近場のキマ探し
    以上、4以外は成果がなさそうだけど、この天気では上記の行動が妥当なところか…、と思っております。