2019年の近況集15

  • 2019年08月08日

     08月04日(日)の画像です。

  •  カライトソウはこんな↑状態、蕾は出ているけれども総て未開花。

     そんな状態のカライトソウが生える斜面↑です。
     湿り気を帯びた草原内に露岩が点在し、生えるべき場所にカライトソウも存在、とても美味しそうな斜面です。
     標高1700m〜2100mの間は、このような斜面が灌木帯を挟みながら連続しています。
     こんな斜面は将に山ゴマの生息環境…。

     その上、吸蜜源のコメツツジも良い具合に花↓を付けています。

     けど、とまっていた蝶はウラナミシジミ。
     必死で駆け下り、種名が確定した瞬間、
     「なんでオマエやねん…、こんな高い所まで登って来んなや!」
    と、悪態をついた2019年08月04日13:53。
     この時点でココロが折れた私でございました。

     

  • 2019年08月10日

     08月04日に登ったお山、もしかするとフライングだったのかもしれないという思いが日に日に増しております。

  •  ご覧のように、斜面の谷部分には未だ残雪が見られますし、前回UPしたようにカライトソウも蕾は固く、その他開花している株は全くありませんでした。
     また、樹林帯上部にはダケカンバがけっこう生えていたのでキベリタテハの新成虫が出ていてもおかしくなのに見られませんでした。
     ということは、この辺りの蝶の発生が1週間から10日ほど遅れていたのではあるまいか?
     だったら明日からのお休みは、もう一度あのお山に登りましょうか。

     などと、ウダウダ考えております。
     けどねぇ、あのお山、とーってもしんどいのですよ。
     あくまでもイメージですが、ブナオ峠から奈良岳の1.5倍、大笠山の1.4倍、三方崩山の1.4倍、 小川温泉から越道峠の自力越え+朝日岳中腹Alt.1930m地点の1.0倍(同等という事です)のしんどさなのです。
     う〜ん、どうしようかな…。

     

  • 2019年08月13日

     08月11日から始まったお盆休みではありますが、諸般の事情で昨日08月12日の午前中に帰宅しなければならなくなり、 今はこうしてキーボードを叩いております。
     という事で、採集・観察行動ができたのは08月11日(日)の1日だけ…。
     しかも、軟弱なことに 「08月04日に登ったお山」 に再訪することは体力的理由から諦め、白山方面のお山に行ってしまいました。
     で、どのお山に登ったのかと申しますと、

  • ここ↑白山三ノ峰でございました。
     「なんで?」 と訝っておられる方もございましょうが、「ただ単に行きたかったから…」 なのですよ。

     

  • 2019年08月16日

     08月04日(日)に登ったお山では、後から登って来られた4名の登山者全てに追い抜かれ、 山頂ではその内の3名の方と一旦一緒になり、2〜3分お話しさせていたいただいた後すぐに下山を開始したものの、 下山途中でも皆さんに追い抜かれてしまいました。
     これまで、トレイルランの人に抜かれることはあっても、普通に登山している方に抜かれる事はめったになかったので、 「こんなにも体力が落ちてしまったのか…」 とけっこう落ち込んでおったのですが、08月11日(日)の白山三ノ峰、 この程度のお山であれば軽く登ることができたので安心しました。

     さて、それぞれの山についてどーだったのかを語るべきなのですが…。
     08月04日(日)に登ったお山についてはコメツツジに静止するウラナミシジミを確認した時点では、 「ここは居らん山や!」 と判断したので山名をキッチリ表示して本文章を書くつもりだったのですが、 「やっぱりフライングだったのかもしれないので、来年、もう一度登るんだ」 とココロに決めたので山名は書かないでおくことにしました。

     そして08月11日(日)の白山三ノ峰。

  •  前日08月10日(土)の入浴は福井県大野市の↑東湯さん。
     判り難い場所にあるのですが、昭和の雰囲気漂う私好みの銭湯です。

     登山口の上小池にある駐車場内での車中飯はコレ↑。
     石川県産のするめ烏賊のお刺身がおいしゅうございました。

     

  • 2019年08月19日

     08月に入ってから、この時期恒例のお花見に行って参りましたが、それも昨日の日曜日(08月18日)で終了。
     何のお花見かと申しますと、皆さまのご想像通りカライトソウ。

  •  ↑08月04日(日)富山県某所で撮影。
     蕾は固く、未だ全く咲いておりませんな。それでもこの株は早い方、他の株は9割がた蕾さえ付けておりませんでした。
     フライングじゃないのかな? と思った所以です。

     ↑08月11日(日)福井県大野市で撮影。
     キレイに咲いております。山ゴマのちょうど適期といった状況ですね。

     ↑08月18日(日)岐阜県揖斐郡揖斐川町で撮影。
     これはキレイな時期を若干過ぎた状態ですな。

     
     以上、発表された記録は1例のみの場所が1ヵ所と記録の無い場所が2ヵ所の合計3ヵ所。
     よりにもよって、こんな所に行っておるのですから、「カライトソウのお花見に行って参りました」 としか申し上げられない状況です。

     ここ数年はお花見状態がずーっと続いているので、山ゴマってどんな蝶だったか忘れない内に、 「既知ポイントへ行って採っておけば?」 という誘惑が一瞬アタマをよぎるのですが、やっぱりねぇ、それは美しくないですから…。
     軟弱路線に走る可能性も無いとは言えませんが(体力的にキツイので)今のところ、来年も記録の無い場所に行こうと思っております。

     

  • 2019年08月22日

     いわゆる 「夜叉ヶ池」。
     正確に…、と言うか私がラベルを書く場合は 「岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上池ノ又谷源頭部h1*00m付近 (Alt.って書くべきなんだろうけど文字数節約のため)」 に山ゴマは確実に生息しております。(最近、極珍らしいですが)
     けれどもここは山ゴマの分布中心域からかなり飛び離れた産地で、最も近い石川県白山市の既知産地からは地図上の直線距離で56.00kmも離れています。
     その間に生息していないハズは無いだろう、いや、絶対どこかに生息地があるに違いないと信じるのが私の習性でございます。
     という訳で、08月18日(日)に行ったのは福井・岐阜県境の金草岳でございました。

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