2019年の近況集22

  • 2019年12月05日

     この時期、シーズンオフの点数稼ぎや某会の会場探しの参考にする為、食べログ等のサイト巡りをしているせいか、 食べ物画像のUPが続いておりますが、これは蝶ネタが無いから仕方なくという事であります。
     で、相変わらずネタがございませんので、今日は昨年の今頃にネタ不足に陥った時のために撮っておいた標本箱画像からでございます。

  •  この箱は全て京都市左京区岩倉産のギフチョウ、高校生から大学生の間に採集しているので40年以上前の個体です。
     当時は上蔵町、村松町、長谷町、花園町、忠在地町で確認していたので、 左京区岩倉のギフチョウが絶るなんて思ってもみなかったのですが、アッと言う間に絶りましたねぇ。
     開発等で少なくはなるだろうとは思っていましたが、シカによる食草の激減は想定外でした。

     ↑の個体は、まだやる気満々の蝶屋だった1回生の時に採集した個体。
     昭和の展翅ですな…。

     

  • 2019年12月09日

     昨日の日曜日は、キマの下見で11月24日にまわりきれなかった滋賀県湖西地域各地を訪れておりました。
     今回も軽トラで流しながら香りを感じた場所では降車してチェックするという方法で20ヶ所の下見。
     この中で、採れたも同然が4ヵ所、来年の成虫期に必ず立ち寄るべきだと思ったのが8ヵ所、 時間があれば寄ってもエエかも? と思ったのが6ヵ所、これはアカンわ… が2ヵ所という結果でした。
     こうして軽トラで走り回っていて、あれっ? と思ったのがココ↓。

  •  旧今津町に陸上自衛隊の駐屯地があるので、ここもその施設なんだろうと思っていたのですが、 銘板をよく見ると航空自衛隊と記されています。
     帰宅して、改めて地形図を開いてみると陸上自衛隊饗庭野演習場の南東端は、航空自衛隊饗庭野分屯基地と表記されておりました。
     歴史的に海と陸は仲が悪そうだけど、空と陸は仲良しなのかな?

     

  • 2019年12月12日

  •  ↑は先日まで作業場で使っていた照明です。元々は蛍光灯用のアームライトだったのですがスイッチが壊れたので蛍光管を外し、 REDのクリップライトをアームに取り付けて使用しておりました。
     こんな使い方は、「モノを大切に使うエコな生き方」と言えば聞こえは良いのですが、単にケチなだけなんでしょうな。
     この照明、蛍光灯用のアームにクリップライトを2個も付けて重量オーバーになったせいで、 頻繁な垂れ下がりに辟易しながらも我慢して使っていたのですが、たまたまAmazonで仕事絡みの品物を探していたときに、

    ルーペ付きアームライト↑に行き当たり、「最近、展翅がしんどいので、これは良いかもっ」 と、速攻でポチってしまいました。
     早速、所定の位置に取り付けてみたところ、↓こんな感じ。

     とっても明るく、対象物が確かに拡大されております。
     展翅作業は未だしておりませんが、なんかチョッと良さげな雰囲気。
     ただ、本当に良い物だったかどうかは、実際に展翅してみてからでないとわからないので、 来春、ギフチョウを貼ってみてから評価することにしましょう。

     

  • 2019年12月15日

     本日現在、2019年の手書きノートを汚い字で埋めたページ数は220。
     今年中にあと何回かは下見の行動を起こすと思いますが、既にノートのページ数が尽きているので、これからは表紙の裏に書くことになりそうです。

     毎年、正月明けからこの手書きノートの内容を[ふしみやDB 2019年版]に打ち込んでいるのですが、今年は既に始めておりまして、 今日で05月中まで完了。これで手書きノートの55ページまで打ち込んだので、全体の1/4が終わったことになります。
     そこで今日は[ふしみやDB 2019年版]から取り出した1レコード(ファイルメーカーでは一組のデータを「レコード」と言います。エクセルで言うところの「行」になるのかな) を貼っておきましょう。

  •  カルデラのギフチョウ、居るとすればこの辺りだろうと期待して訪れたんですけどねぇ、あきませんでしたわ。

     けど、私、懲りてないんです。
     あんなに消耗したのに、また来年も行きそうな…、いや、たぶん行くんでしょうな。

     

  • 2019年12月18日

     この前の日曜日は下見等の行動を起こさず、データの打ち込みと作業場内の整理をしていたので全くネタがございません。
     なので、今日も昨年の今頃にネタ不足に陥った時のために撮っておいた標本箱画像からでございます。

  •  この箱、右から4列目までが京都府相楽郡南山城村の個体です。
     南山城村では 「田山 割尾坂」 という場所が蝶研サロンの採集情報に載っていたので、冬場の下見時には先ずその辺りで食草を探してみました。
     確かにヒメカンアオイは生えていましたが、その数が少ないのと成虫ポイントになり得る場所が絞り切れなかったので 「ここはアカンのとちゃうやろか」 と判断し、ここよりも南の 「田山 北又」 と 「田山 ヒヤデ」 という辺りを軽トラでウロウロ。
     このときは 「田山 北又」 の東方にある茶畑と水田が交錯するような谷筋でヒメカンアオイがけっこう生えている場所を発見し、 例によって 「採れたも同然やな…」 と満足して帰宅。
     そして、その年の春に実際訪れてみたところ、ギフチョウさんがキッチリ飛んでおりました。
     今となっては信じられませんが、この頃はギフチョウのポイントをこんなやり方でも見つけることができたんですよね…。

     う〜ん、それにしてもダメな展翅ですな。
     当時の私、技術的には今とさして変わらなかったハズなのですが、どんな美意識をしていたのでしょうか?
     良い個体なのに、もったいない…。