本ページでは滅多に登場しない生態画像、クモガタヒョウモンの雄でございますな。
　こんな画像を撮ったことは忘れていたのですが、［ふしみやDB 2019年版］を打ち込んでいるときに発見したので貼っておきました。

　撮影した場所は富山県某所で、日付は2019年06月02日。
　この県この日付ですから、もちろんクモガタヒョウモンを撮りに行ったのでなく、オレンジさんを探しに行ったのでございますよ。

　標高約910ｍの谷筋、そこかしこに雪が残る中、クモガタヒョウモンが路面に貼り付いているなんて、とーっても驚きでございましたわ。
　オレンジさんはオレンジさんでも、こんなに大きなオレンジさんはお呼びでなかったんですけどねぇ…。

　で、小さなオレンジさんはどーだったのかと申しますと…、
　「踏み抜くかもしれない雪渓を横切って、対岸に行く勇気を私は持ち合わせていなかったのだ」
という事だったのです。

　↑は行くのが難しい場所のオレンジさんネタ。
　ご覧のように、川原やそこに近い斜面の表土を剥がして整地したのが最近のようで、全体的に荒涼とした雰囲気。
　これらの画像を撮った時点では、まだギフチョウ・モードだったのでオレンジさんを真剣に探してはいなかったのですが、 こんな環境では発生していないだろうと思い、早々に移動してしまいました。
　しかしながら、オレンジさんに対する私のセンスはイマイチなので、「ここには居ない」 という判断は早計だったのかもしれませんね。

　↑は30年ほど前に仕事で訪れたことのある某寺院なのですが、当時は蝶屋休業中であったにもかかわらず、 「ここ、ひょっとしてキマルリが居るのちゃうろか？」 と強く印象に残っておりました。
　そして先日、銀行からの帰りに立ち寄ってみると、ご覧のように美味しそうなサクラが…。
　「これは来年やってみな アカンなっ」 と思ったのですが、ここで無許可で長竿を振ると必ずオコラレルでしょう。
　なので、先ずは06月10日頃のテリトリータイムに訪れて目視で確認できたならば、お寺さん側と交渉してみようかと思っております。

　その途中に立ち寄った↑の神社さん、あまりにも近所なので、これまで長竿を手に佇んだことがありませんでした。
　というのは、「伏見屋はん、なんや、ちょっと、変わった趣味したはるんどすなぁ」 と、 ご近所さんにバレてしまうのはよろしくない…、との思いがあったからなのです。

　けど、こうして、改めて下見してみると、やっぱり居そうな気がしてきました。
　たぶん現在でも生息していると思われるH神社からは地形図上で約1230ｍの直線距離。
　現在、他の産地から隔離されたH神社個体群の元々の生息地が右京区方面ではなく、 ルーツが北区方面だとすると、↑の画像の場所を経由してH神社に進入したのかもしれません。
　う〜ん、なんかホンマに居るような気がしてきました。