2020年の近況集02

  • 2020年01月23日

  •  ミニスタジオをセッティングし、今年初めて撮ったカシワアカシジミ (ミナミアカシジミ Japonica onoi mizobei ) と アカシジミ ( Japonica lutea ) です。
     上段の1と2が Japonica lutea で、下段の3と4が Japonica onoi mizobei で間違いないと思います。
     それぞれ1個体ずつを同じカメラ同じレンズ同じライティング同じ露出で撮影し、同じパラメータで現像後に大きなレイヤーに貼り付けて整列させました。

     こうしてみると、上段2個体と下段2個体は明らかに別種ですな。
     同定がややこしい Favonius よりも、よっぽど判り易いと思います。
     先ずパッと見で、色調と翅形の違いが顕著ですし、こうして標本をよく見ると後翅肛角付近の亜外縁斑紋列のカタチの違い、 即ち Japonica onoi mizobei ではほぼ台形になり、 Japonica lutea では丸みを帯びるというのも良く判ります。
     ただ、若干気になるのは2の個体。
     産地が冠高原なんですよねー、 上記3と4の Japonica onoi mizobei の採集地点とほとんど変わらない場所で採っているので、 「もしかすると雑種かも? 」と思ったりしたのですが、これはどー見ても Japonica lutea だと思います。

     Japonica onoi mizobei を実際に採集するまでは、「ただのアカシジミと大して変わらへんのちゃうの」 とけっこう軽くみていたのですが、 こうして自分で採って標本にしてみると全然違うし、「これはやっぱりエエ蝶や」 と思いましたわ。
     

  • 2020年01月26日

     本日の日曜日、京響ジュニアオーケストラの演奏を妻なる方と一緒に京都コンサートホールへ聴きに行こうと思っていたのですが、 妻なる方がお友達とランチタイム新年会に行くというので中止にしておきました。

  •  代わりに今日は、私自身の豊満ボデーを解消すべく午後から左京区大原でお散歩。
     江文神社の駐車スペースに軽トラを置き、大原地区内をウロウロ。
     鉄板の観光地なので、徒歩でないと行き難い↑の三千院から音無の滝まで行ってみました。

     蝶屋復活してすぐの頃なので1990年代の中頃に三千院から音無の滝まで歩いてみたことがあるのですが、その頃は林道と川との間にそこそこミヤコアオイが生えておりました。
     ところが今日歩いてみると、同所の林床はツルツルでミヤコアオイは全く見られません。

     辛うじて見つけたミヤコアオイは石垣の隙間から生えた1株↑だけ。
     おそらくシカにとっては食べ難いポジションだったのでしょう。

     それから高野川の右岸で、こんな看板↓を見つけました。

     こないにぎょーさんクヌギを植えて、どないするつもりなのかイマイチ理解できませんが、まあ、頑張っておられるのでしょう。
     けどね、このような活動が盛り上がっているとなると、大原地区でネットを手にウロウロするのが憚られますな。

     こういう活動がなされているということであれば、気になるのは大原地区の有名キマポイント。
     最近、行ってないのでよくわからないのですが、あの有名キマポイントでは何らかのトラブルが発生してるんじゃないだろーか?と心配になりました。
     

  • 2020年01月29日

     仕事に伴う移動の途中に立ち寄った今日のお散歩ポイントはこんなところ。

  •  美味しそうなサクラが植えられておりますな。
     ここはシーズン中にネットを持たずに一度訪れ、佇んだことがあります。
     その時は全く見られなかったのですが、天候と時刻がベストではなかったので生息していたとしても飛ぶか飛ばないかは微妙な状況でした。
     今日、改めて訪れてみると、やっぱり居そうやなぁ…。
     成虫シーズンに、今度はネットを持って佇んでみたいけど、ここでやるのはなんぼ何でも無理。
     居たとしても、絵に描いた餅といった状況になるんでしょうな。
     

  • 2020年02月01日

  •  集中力がなくなって来たのか、昨年11月上旬から始めた[ふしみやDB 2019年版]の打ち込みが停滞しております。
     昨日の時点で紙のノート221ページの内、打ち込みが終わったのは119ページまで。あと100ページ以上も残っています。
     とりあえず紙のノートのデータを打ち込まないとラベル印刷ができず、標本撮影もできません。
     去年と同様、シーズン開始前に標本撮影まで完了するつもりだったのですが今年は無理みたいです。

     そのかわりと言ってはなんですが、今年は 10000歩/日 歩くようにするという目標は何とかクリアしております。

     01月02日〜01月31日までの30日間の平均で 10308歩/日 。
     ギリギリではありますが、何とか目標達成でございます。
     

  • 2020年02月03日

     昨日、02月02日(日)の行動ですが、蝶ネタではありません。
     妻なる方と一緒に滋賀県大津市に行っておりました。

  •  主たる目的は↑のコンサート (勿論お席はC席) だったのですが、今回はクルマで行きました。
     帰りの渋滞を避ける為、びわ湖ホールの近くには駐車せずに皇子山公園の駐車場に入れて先ずは京阪大津京駅前のお店でランチ。
     食べ終わった時点で開演までに時間があったので、坂本比叡山口まで京阪電車で行き、↓の辺りを二人でウロウロ。

     普通のヒトは寺院等の文化財に目が行くのでしょうが、私にとって興味の対象は、この鳥居から西へ約300mにわたって続く美味しそうなサクラ並木でございました。

     「珠玉の標本箱」 で明かされたように旧志賀町の某所には確実に生息しているのですから、 JR湖西線 大津駅〜比良駅間の山際はキマが生息していても何の不思議もない地域なので、 「やっぱり居てるのかなっ?」 と一瞬思ったのですが、周囲の雰囲気がイマイチよろしくない…。
     サクラの木自体はけっこう良い感じだったのですが、足元や周囲の庭木等がとてもキレイに手入れされ、 「適度の荒れた感」 が無いんですよねー。

     ということで、シーズン中に訪れて探したりすることは、おそらくないと思われます。