2020年の近況集06

  • 2020年03月27日

  •  快晴だった昨日、03月26日(木)は伏見屋金物店の08:40以降の営業を妻なる方に丸投げした後、軽トラで爆走し、↑のサービスエリアから流出。
     今シーズンの初ギフは11:36の採集でございました。
     行った場所は南越前町の有名ポイントではなく越前市(旧武生市)の某所。
     昨年秋に Google Map を眺めていたとき、「あっ、山の名前に『龍』が入ってる…、きっと居てるんやろなぁー」ということで訪れてみたのですが、 私が知らなかっただけで、有名ポイントだったみたい…。
     駐車スペースには7台の他府県ナンバーが並び、ネットが点々と3本も視界に入ってきました。
     「これは、アカンがな」 と速攻でUターンし、誰も居そうにない所から斜面の藪を漕いで尾根まで直登し、 結局は『龍(現地の文字表記は竜だった)』が入ってる山の山頂まで登ってみました。
     私が歩いた山頂までの尾根道はメインの登山道ではなかったようで、ヒトとの出会いは皆無。山頂付近の小径でもクモの糸が顔にまとわり付いたことから、 誰も登って来てないようでした。
     山麓部にいらした蝶屋さんたちは、登らずに下部で採集されてたんでしょうね。

     で、ギフチョウの方は約20頭ネットインしたのですが、意外と破損個体もあったので、リリースした個体もそこそこございました。
     そして勿論、ネットインした個体は全てがお約束のノーマルタイプ。
     まあ、私には縁がないんでしょうね、きっと…。

     ↑は山頂直下から望んだ霊峰「白山」。
     「どうか今年こそ、山ゴマの新規ポイントを開発させてくださいませ」 とお願いしておきました。
     

  • 2020年03月30日

     前日の天気予報によると03月29日(日)は午後から晴れ間が出て気温も14℃となっていたので福井県の南越前町に行ったのですが、 ずーっと曇りで気温も10℃に到達せずといったダメ天気。無駄にガソリンを使っただけに終わりました。
     作業場で展翅外しと標本撮影をしていればよかった…。

     頻繁に間があいておりますが2019年の補足、今日は08月です。

    2019年の総括:08月
     08月のお出掛けはたったの3回、いずれも対象種は山ゴマでした。
     3回の内、記録のある(1例のみ)場所が1回で、他の2回は未記録地を訪れたのでnullの山を築いた事は既に書きました。
     nullは覚悟の上で訪れているので、この結果については素直に受け入れておるのですが、 どーにも悔しいというか、残念だったのは、「大丈夫ですか? 水分はまだお持ちですか?」 と声を掛けられたこと。
     どういうことかと申しますと、下山途中にあった小さな雪渓上を歩いていたとき、バランスを崩してマンガの如く見事にコケてしまったんですね、私。
     この時、すぐ後ろを歩いていた女性の登山者(昨今の「にわか」じゃないマジな単独行の方)がこれを見て駆け寄って来られ、上記の言葉を発せられたのです。
     登山途中に何度か登山道から外れて斜面を降り登りしたのに加え、水平6kmの距離で頂上までの標高差約1800mの急坂を登り切ったあとだったので、確かに疲れておりました。
     ではありますが、後ろで私の様子を長く見ておられた女性が心配して駆け寄るほどヘロヘロの状態だったという事なのでしょう。
     う〜ん、自信無くすわぁ…。

     という出来事があったので、この日以降は日々の移動でも可能な限りクルマや自転車に乗らず、一生懸命に速く歩くよう心掛けております。
     

  • 2020年04月02日

     新型コロナウイルスの影響で暗ぁーい雰囲気の今日この頃、ただでさえ暇な伏見屋金物店なのに、 更なる売り上げ減少で、脳天気に蝶を追いかけている場合ではないような気もするのですが、やっぱり採りに行くんでしょうな、きっと。

     蝶については特にこれといって書くことがないので、今日も2019年の補足です。

    2019年の総括:09月
     09月はウラナミジャノメを探しに京都府南部方面へ2回の出動と、新潟県ラベルのミヤマシジミを得ようと信濃川水系及び海浜環境の荒浜へ行ったのが主な活動。
     他には仕事中の移動ついでにムラサキツバメの採幼をしたり、キマの下見をしたりといったところ。

    2019年の総括:10月
     楽しみにしていた八重山行きが台風で中止になったので、その代償行為的に島根県方面へシルビアシジミを探しに行ったのですが、悪天候のため何の成果も無し。
     19日〜20日に学生時代の仲間により催行された南薩伊勢海老合宿に参加し、ついでに迷蝶も採集。
     せっかくなのでその時採った迷蝶↓を貼っておきますね。

  •  鹿児島県指宿市ラベルのルリウラナミシジミでございます。

    2019年の総括:11月
     キマ等の下見で出掛けた先は福井県、滋賀県、そして京都市内。
     「採れたも同然」 と妄想を膨らませておりました。

    2019年の総括:12月
     11月と同じくキマ等の下見で滋賀県と京都市内へ出掛けた末に、やっぱり思うことは 「採れたも同然」 でございました。

     以上で2019年の総括と題した補足は終了です。
     

  • 2020年04月06日

     昨日の日曜日、日本海側はダメ天気だけれども、近畿地方中部は晴れ間もあって最高気温は14℃との予報だったので、 行ってきたのは三重県伊賀市、

  • しかも大昔の記録しかない旧島ヶ原村でございました。

     もう最初から諦めているような訪問先だと思われてるでしょうが、2000年頃までは確実に生息していた有名産地であるところの京都府南山城村大字田山割尾坂は、 木津川にそそぐ小さな支流沿いに生えるヒメカンアオイで発生していたので、木津川左岸側の支流が狙い目と見ての訪問だったのです。

     ご覧のように、こうしてヒメカンアオイ↑もちゃんと生えているんですよ。
     しかも、この辺りはシカによる食害が無く、雑木林の状態も悪くはありません。
     そこで期待を持ってポイントになり得るような小さなピークまで藪を漕いで登り、暫く待ってみたのですが天候がNG。
     気温は11℃程度しかない上に日差しが続かないので、じっとしてると寒い。
     これでは生息していたとしても飛びませんわ。
     まあ、訪問前から生息の可能性は限りなくゼロに近いと思っていたので、この結果に落胆はございません。
     

  • 2020年04月09日

  •  伏見屋金物店を08:41に出発し、↑のインター通過が10:29。ここまでの所要時間が108分、丹後半島も近くなったものです。

     ご覧のように、昨日は妻なる方に伏見屋金物店の営業をお願いし、丹後半島の某所でネットを手にウロウロしておりました。
     事前の検討で、たぶんポイントだろうと予想した場所を訪れてみたところ、到着と同時に1雄の採集。
     なかなか幸先がよろしいと気分上々で他の場所へと移動。
     「こっちは実績のあるポイントやし、3雄は固いやろ」と思いながら歩いたのですが、1頭も出て来ない…。
     「フライングかなぁ」と呟きつつ、探していたところ急に冷たい風が吹き、一気に曇ってしまいました。
     この時点でゲームオバー。
     結局、到着早々の1雄のみという結果でございました。

     現地の環境に変化は無いように見えましたが、シカの足跡とマダニの個体数は増えておりました。
     想像したくはないのですが、ここ丹後半島もシカの個体数が爆発し、京都市近郊の山々と同じような状況に至るのでしょうか。
     今回はフライングだった、という事であれば良いのですが…。