2020年の近況集07

  • 2020年04月12日

     曇りのち雨の本日、自宅から一歩も出ずに、
     [キマの展翅外し→標本撮影→ギフの展翅→キマの展翅外し→標本撮影→ギフの展翅]
    のループで一日過ごしました。

  •  ということで、本日初めてギフの展翅時に↑のルーペ付きLEDアームライトを使ってみました。
     最初はルーペ越しの展翅板と手先の距離感がつかめず、「う〜ん、これは失敗したかなぁ…」 と思いながら、 何とか1頭展翅している間に慣れてきて、とっても具合がよろしい。
     現時点で9雄の展翅が終わったのですが、今では 「もっと早く買えばよかった」 という感想でございます。

     さて、気になるのが新型コロナ肺炎。昨日は近所の病院でも感染者が出たそうで、やっぱり気持ち悪い…。
     そして、特に気になるのが銭湯。
     当家は隣の銭湯に入るのが初期設定なので、自宅にお風呂が無いんですよねー。
     一昨年倉庫を直した時に、いつでも自宅風呂を設置できるように配管等は完了しているのですが、現在、ユニットバスの在庫が無い状態だと聞いているので、 作ろうにもどーにもなりせん。
     あまり長居しないようにして、隣の銭湯に行くしかありませんわ。
     

  • 2020年04月15日

     ギフチョウ日和の本日、集金さえなければ丹後半島に行きたかったのですが仕方ありません。
     昼一の集金に間に合うよう、京都市内の有名生息地にしておきました。

  •  そして↑が行った先で撮影した京都市内のギフチョウでございます。
     生態画像としては、なんの面白味も無く、単に近寄って撮っただけの画像。
     「ここで採るのはアレやから、この年月日の個体はこんなんやった」 という証拠画像だけ撮っておけば、私的にはOKといったところ。
     キレイにとか、環境まで入れてとか、生息地の空気感をも写し込もうとかいったコダワリは、私にはございません。

     で、この有名生息地なんですが、今日は平日であったにもかかわらず例年通りにヒトが多い。
     ほとんどの方はカタクリを見に来られているのでしょうが、今のご時世で団体行動とは…。
     私よりも約10歳ほど上の世代の方々って、団体になるのがお好きですよねー。
     今日は女性の団体(約10名)とすれ違ったのですが、全員ノーマスクで喋り続け、とーってもウルサイ。
     屋外とはいえ、あんたらアカンやろ。
     

  • 2020年04月18日

     う〜ん、世の中が暗いですな。
     伏見屋金物店は自粛対象の業種に入らないので営業しておるのですが、とてつもなくヒマ。
     このままでは、蝶を採ってる場合ではない状態にマジで陥りそうです。
     2019年分の消費税の納税は1ヶ月遅れになったけど、結局は払わなければならないのに、この売り上げではねぇ…。

     一方、店がヒマだったので展翅外しと標本撮影は順調に進めることができました。
     そして本日、2019年に採集したすべての個体の撮影が完了。
     全部で390個体、撮影したRAWファイル数は779個で15.4GB。やれやれでございます。
     ということで、撮影した中からキマを1個体UPしておきましょう。

  •  表面青色鱗粉の発達が弱い個体が多い滋賀県大津市ですが、この個体は青色鱗粉が大きく広がっております。
     

  • 2020年04月21日

     昨日はコロナ緊急事態に加え、雨だったこともあって現金の売り上げがゼロでした。
     マジで心配になってくるような売り上げ、この先いったいどうなるのでしょうか…。
     コレといったネタも無く、気分は落ち込むばかりです。

     仕方がないので3日前に撮影完了した標本画像の中から取り出してきたキマです。

  •  2019年の最後に採ったキマ、けっこう汚損した雌ですが、これを採ったときはかなり嬉しかった。勿論、新規ポイントでの採集です。
     それにしてもこの07月17日という日付。
     京都府内では05月末から07月下旬近くまで成虫シーズンであるという事がお分かりいただけたと思います。
     

  • 2020年04月24日

     どうやら感染は免れているようです。
     マダニが右わき腹からぶら下がっているのに隣の銭湯で気づいてから2週間経過、今のところ発熱等も無く無事でございます。
     私たち蝶屋、少なくとも私は3密状況になる事が元々ないので、コロナよりもマダニ媒介の感染症の方が怖い…。

     それにしても世の中が暗い上に天気まで悪い。
     こんな状況のなか、道中で誰にも接触せず近隣県の山奥にギフを採りに行くぐらいはOKだろう勝手に解釈しておるのですが、 そのような場所は明後日の日曜日も天候がイマイチのようです。
     今年のギフは終わってしまいましたな…。

  •  そして同時に↑(アカン展翅ですが…)も終わってしまいました。
     今年はこのコツバメをそこそこ採りたかったんだけどなぁ。
     

  • 2020年04月27日

     ギフチョウ日和だった先週の土曜日、「コロナのせいで、店はどーせヒマだろう」 と勝手に決めつけ、 妻なる方に営業をお願いし、急遽、丹後半島へと行って参りました。

     丹後半島は同じ京都府内になるので、京都ナンバーの軽トラでウロウロしても、 「きっと、お仕事なんだろう」と何の違和感もなく現地の里山風景にとけ込めます。
     こんなご時世でも、地元車両に擬態できている限り、おそらく白い目で見られることはないでしょう。
     うん、軽トラって、ス・テ・キ。

     で、ギフチョウの方はどうだったのかと申しますと、居るべき場所(既知ポイント)では予想の頭数でお出迎えがあり、 地形図の読みから予想したポイントに藪を漕いで突入してみたところ、マダニまみれになりながらも4雄の目撃で2雄の採集。
     但し、いずれの個体も汚損しており、約10日前が適期だったであろうとの見立てでございました。
     あっ、それからマダニまみれの新規ポイントでは越冬スジボソヤマキチョウの雌も1頭目撃。
     07月になっても外出自粛要請が解除にならないようなら、スジボソヤマキチョウ狙いでここを訪れようかと思っています。
     

  • 2020年04月30日

  •  通称、餃子…。
     そう、みなさま御存知、ミドリシジミ幼虫さんの巣でございます。

     このゴールデンウイークはコロナのおかげで、県境を越えての移動がNGになってしまい、総ての予定が 「自宅でウダウダ」 に置き換わってしまいました。
     そこで、ミドリシジミの紋流れを作れるものなら作ってみようと思い立ち、高校生の頃採幼したことがある左京区岩倉へ行って13個体を採集。
     ついでにこの谷筋(過去にはギフチョウやクロシジミも居た)を少しお散歩してみると、

    こんなの↑があったので、念のため葉裏をチェックしてみましたが、いずれのステージも見られませんでした。
     また、この辺りの雑木林では高校生のときにウラキンシジミの幼虫を大量に採っていたので、 今でも居るのだろうかと周囲を見回してみたところ、その雑木林自体が暗いスギ植林地になってしまい、そもそも生息不可の状況となっておりました。

     今から思うと高校生の頃(45年前)の左京区岩倉って、夢のような場所だったんですねぇ…。