2020年の近況集09

  • 2020年05月22日

     あと、約1週間…、いや、今年は06月に入ってからかな?
     ↓の季節が始まりますね。

  •  ↑の個体は2019年06月05日に京都市右京区で採集した個体です。
     京都市の市街地産としては、裏面の黒い部分の広い個体が出現するポイントだったのですが、 先日その前を軽トラで通過したところ、推定発生木のサクラがキレイになくなっておりました。
     このようにポイントが突然なくなる現象は、京都市市街地周辺ではありがちなことなのですが、 実際それを目の当たりにすると、「もっと採っておけばよかった…」 と毎回思います。

     さて、今年は新規ポイントを何ヶ所増やすことができるのでしょうか?
     始まる前の現時点では最低でも5ヵ所、できれば10ヵ所程度は引き当てたいと思っております。
     

  • 2020年05月25日

     最近、顔が痒い…。
     この原因は長時間におよぶマスクの装着で、顔がかぶれたのではないか?と思い、自宅作業場内ではマスクを外し、仕事や蝶絡みの作業をしております。
     ところがですねー、マスクを外した瞬間は痒みが治まるのですが、ミドリシジミの幼虫さんのお世話を始めると痒みがぶり返すのに気付きました。
     桃を食べて蕁麻疹を発症する私ですから、たぶんこれはハンノキによるアレルギー反応なのではないかと思っております。

     さて、10日程前に 「真っ当な社会人であるところの私」 と本ページに書いておりましたが、すいません、 辛抱たまらず23日24日の土日に県境を越えての移動をしてしまいました。

  •  今年初の車中泊、↑は例によって23日(土)の車中メシでございます。
     銭湯での入浴時もキッチリ440円を無言で番台に置き、そそくさと入浴を終えたので、現地での人との接触というか会話はスーパーのレジのおばさんだけでございました。
     これなら、まあ、許されるのではないかと思っております…。

     「いや、問題はそーゆーところやないんや! 皆が我慢してるのに、自分だけ楽しもうとする、そのオマエの性根が気に入らんのじゃ!」
     という事なんですよね。
     ハイ、ほんとうに、申し訳ございませんでした。
     

  • 2020年05月28日

  •  そーいえば将に今、ベニモンカラスシジミ成虫の季節ですね。
     1993年の蝶屋復活後しばらくは 「今採っておかないと採れなくなる…」との危機感から草原性の蝶を主たる対象に出掛けていたのですが、 数年経過する頃には、成虫採集最難関グループ内の1種であるところのベニモンカラスシジミを 「成虫で採りたい!」 と強く思うようになりました。
     という事で先ずは公表されている有名ポイントへと訪れ、とりあえずやってみたのが1997年。
     けれども有名ポイントというのは、やっぱり蝶屋さんがけっこう居られる訳で、私には無理。
     そこで翌年からは有名ポイントを覗いた後に、地形図の読みから推定したポイント候補をまわるという方法に変更。
     これで首尾よく新規ポイントを見つけられたものですから、以降は新規ポイント探しで各地を訪問しておったのですが、 若干飽きてきたので2009年を最後に本種狙いでの採集には出掛けておりません。
     その行動軌跡を[テキスト版 ふしみやDB]から座標と詳細産地名を消去して抽出し、PDFファイルに変換したので興味のある方は 対象種:ベニモンカラスシジミ全データ をダウンロードしてご覧ください。
     

  • 2020年05月31日

     先週の日曜日、05月24日の件ですが、23日(土)の車中メシだけUPして、何を対象にお出掛けしたのか書いてませんでしたね。
     05月24日(日)は皆さんの予想通り、オレンジさんを対象に出掛けておりました。
     昨年05月に訪れた某カルデラ内でギフチョウを諦めた後、「今日は本気を出す!」 とココロの中で宣言し、 オレンジさんを探したところ、良い結果を得たのが原因なのでしょう、今年の私はオレンジさんに対する嗅覚が向上したようで、 某所で観察することができました。
     割引されない高速道路を使ってでも、行った甲斐がありましたわ。

     そして昨日、05月30日(土)はキマが発生しているものであればテリを張るような条件だったので、 京都市右京区のポイント4ヶ所を訪れ、やってみたのですが全く見られませんでした。
     現地植物の開花状況等から、ギリギリ未発生だったのだと思います。
     明日も天気が悪そうなので、私の初見は06月02日(火)以降になりそうです。
     

     ここで突然ですがグロ画像です。

  •  05月17日(日)に京都市西京区で採ってきたミドリシジミの幼虫さんです。
     ハンノキの葉っぱをモリモリ食べて大きくなり、蛹化態勢に入ったのかな? と思ったのですが、寄生されていたようですね。
     

  • 2020年06月02日

     先程、17:14に京都市内某所でキマ1雄目撃、…ってゆーか、振り逃がしました。
     京都市内なので何処に居てもおかしくないのですが、新規ポイントでの振り逃がし。
     とっても悔しゅうございます。

     初めて訪れた場所、しかもコムラサキに散らされそうな状況だったので、早く振らないといけないと思い、足場の良いポジションに移動せずに振ってしまったんですよね〜。
     焦らなければ採れていたのに…。
     う〜ん、修行が足りませんな。
     

  • 2020年06月04日

  •  昨日、06月03日 16:22 に↑の個体を採集。今年のお初キマでございます。
     採った場所は一昨日振り逃がした新規ポイント、まっ、餅を搗いて昨日も行った訳です。
     この個体以外に目撃は無かったので、未だ出揃ってない感じ。2〜3日後には目撃個体も増えると予想しています。

     また、昨日は上記の場所以外にも新規ポイント候補地を1ヵ所訪れてみたのですが、そこではnull。
     発生してるんじゃないかな? と思った樹にアリさんは居たのですが、キマは見られませんでした。
     もっとも、この新規ポイント候補地にキマが生息していたとしても、訪れた時刻が 15:20 頃だったので、昨日の天候ではテリトリー・タイムには微妙に早く、 また、地形的等の条件から未発生だった可能性もあります。

     今日も別の新規ポイント候補地1ヵ所を訪れてから、既知ポイントに行く予定です。
     

  • 2020年06月06日

     毎日キマ採ってます。
     一昨日も今期2ヵ所目の新規ポイントで2雄採集することができました。
     しかし…、このポイントは既知ポイント内でキマが必ずテリを張る木の樹冠から、地図上の直線距離で 273m しか離れてないんですよねー。
     もっとも、この 273m の間には建造物が多く建ち、推定発生木の連続性も無かったとは言え、 果たして新規ポイントと呼んでよいものでしょうかねぇ?

     ところで、久し振りって言うか、44年ぶりにミドリシジミの採幼飼育を現在しておる訳ですが、 幼虫で採って来るとかなりの高率で寄生されているものですな。
     05月24日のオレンジさんからの帰途、福井県敦賀市で採ってきた5幼の内、4幼は寄生されていたので残っている幼虫は1頭のみといった状況です。

  •  で、驚いたのは寄生ハエ (だと思う) の変態の迅速さ。
     午前中に 「あっ、蛆がクネクネしてる…」 というのを確認、そして次に見た15:00頃には既に蛹化しておりました。
     寄生ハエ、恐るべしでございます。