2020年の近況集11

  • 2020年06月29日

  •  昨日、06月28日の日曜日、この日の 1st.スイングで長竿が↑の状態になってしまいました。
     静止している個体を見つけたときは、時刻がまだ15:02と、テリトリータイム直前で葉っぱにしがみつく気満々だったので、 「これは力強く振り抜かんと入らんな」 と判断し、そんな気持ちで振ったところ、ネットイン直後にバキッ!と3段目が割れてしまったのです。
     このような場合、一旦ネットに入ったキマは逃げてしまうのが通例ですが、昨日は奇跡的に回収することができ、とってもラッキーでございました。

     で、この個体を採った場所なんですが、古いSPINDAには記録が載っており、T先輩もかなり以前に採集されているので、私も何度かやってみたことがあります。
     でもそこはテリ張り位置が高く、私の長竿では届かないので諦めておりました。
     ところが今回は、「あの樹で採ろうとするから届かないのであって、発想を転換し、××or〇〇で発生していると仮定すれば、テリを張るのはココだ!」 と5000円(税別)の新品JINSメガネごしに凝視してみたところ、ホンマに止まっておりました。

     ラベルには既知ポイントの地名を書くことになるのですが、採集地点が地図上の直線距離でそこから 202m 離れている事と、 発生木が樹種まで違うので私的基準では新規ポイントと認定です。
     これで今シーズン開発の新規ポイントは10ヵ所。
     シーズン前に決めた目標数に到達でございます。
     

  • 2020年07月02日

     皆様におかれましては、薄々お気づきになっているとは思いますが、「え゙っ、ホンマにこんな所にキマって、居てんのんかぁ?」 というような場所でもキマリンを探しております。
     ところがそのような場所にはマダニは勿論の事、大型哺乳類(主にシカ)や 長ぁーい爬虫類なんかも頻繁に登場し、

  • そして、この生き物↑も待ち構えておる訳でございます。まあ、島根・広島の里ゴマ探しを上回る気色悪さなのですよ。
     そんなポイント候補地から出てきたあと、My軽トラに乗り込む前には、マダニやヤマビルを車内に連れ込まないように身体中をくまなくチェックしなければなりません。
     また、そのような場所に突入前にはマダニにも効くと謳われたイカリジン配合の虫よけスプレー↓を頭から噴霧し、 長靴上部とズボンを密着させるべく、↓のパイオランテープでぐるぐる巻きにしております。

     ↑の画像ではチョッと判り難いのですが、長靴上部の布部分にコロンと転がった茶色い物体は、ダニブロッカーを一吹きされた後のヤマビルさん。
     ダニブロッカーにはエタノールが多く含まれているので、速攻で酔っぱらってしまわれたのでしょうね。
     

  • 2020年07月06日

  •  ↑これって、ナラガシワじゃなくってカシワですよね?

     実は数日前に滋賀県某所でこの樹に行き当たりました。
     その時、何故か長竿を手にしておりましたので、蝶屋の性としてこの樹をシバクのは当然の成り行きでございます。
     するとですねぇ、出たんですよ大きめの Zephyrus が。
     夕刻だったので、テリトリータイムだったのでしょう、独特の動きでこの樹の上部へと上がって行きます。
     そしてこの個体の動きなんですが、このカシワに執着するようなルートをやや緩慢な飛び方で上がって行った末に、見失ってしまいました。
     「この大きさ、この飛び方、もしかしたらハヤシなんちゃうの?」
    だとすれば、都道府県単位で初記録になるハズだという事で、この樹を長竿が届く範囲で叩きまわったのですが、 この日はこれ以降、ハヤシらしき個体は全く出ませんでした。
     そして、この謎の Zephyrus が何であるかを確かめんが為、長竿を握りしめ、この樹の下に立ったのが昨日の日曜日11:55でございました。

     こうして書いてることから、結果は見えているようなものですが、ネタがないので今日はここまでです。
     

  • 2020年07月08日

     私が九州便を予約すると、何故か台風が来たり大雨になったりする…。
     九州ブラザーズの皆さんにおかれましては、「昨日一昨日の豪雨災害、アンタが来ようとするからや」と、思われているんでしょうね、きっと。
     

     さて、07月05日11:55以降のお話しです。

     この時点で下草は濡れていたのですが、カシワの葉は既に乾き、ネットを濡らす心配もありません。
     なのでネットを付けたまま、先ずはカシワの下部からペシペシと叩き始めます。
     順調に叩いて行き、長竿 5段目位の高さに至ったとき、出ましたがな、件の推定 Zephyrus が。
     この個体、お利口さんにも上へとは向かわず、やや降下して長竿 4段目位のカシワ葉上に静止。
     視力1.0が出るように新調した運転・採集用の眼鏡(やっぱり税別¥5000)越しに見るその個体裏面には W 型文様がくっきりと。

     ここで、「オチは、ムラサキシジミもしくはトラフシジミやった…、やろ?」 と思われてた方、ハイ残念、ハズレです。

      「ああ、けど、ややこしい所に止まりおってからに…。これはネットを
       一旦奥まで突っ込んで、引くようにして振らんと入らんな」
    と、思いながら慎重に長竿をコントロールしておったのですが、将に振らんとしたその刹那、ピッと飛びよったんですな。
     まあ、よくあることです。
     見失わないように集中して目で追ってゆくと、今度は長竿を 6段いっぱいまで伸ばすと届きそうな位置で静止。
      「やっぱり、ややこしい所が好きなやっちゃなぁ、けど今度は、
       ネットを被せるように思いっ切り振ったら入るやろ」
    カシワやし、そんな振り方したら 2週連続で長竿を折ってしまうかも? と思いつつも振ってみたところ、竿も折らず見事に入りました!

      「うっわ、ホンマに入ったがな。けど、どないしょ、
       滋賀県の記録やし、先ずは Ho先輩に相談せなアカンな…」
    と、ここまでは、ハヤシミドリシジミを採ったと思い込んでる私です。
     そして、ネットを引き寄せ、チラリと表面が見えた瞬間、
      「あれぇ、ブルーちゅうよりも、グリーンの色調やん…」

     ここで一旦思考停止。

      「ああ、そうか、あの樹はカシワと違って、ナラガシワやったんや。
       ヒロオビかぁ、滋賀県初記録に加え、東限も更新やん♪」
    と、あくまで前向き思考の私です。
     

    とかウダウダ書きながら、ここまで引っ張ってまいりましたが、実際、ネットに入っていたのはコレ↓だったのでございますよ。

  •  そう、皆さまご存知、緑色の Zephyrus の中で最普通種のミドリシジミ…。
     何故こんな所にミドリシジミが? と思って周囲を調べてみると、約50m離れた所にハンノキが数本まとまって生えておりました。
     このハンノキから飛んできて、わざわざカシワに執着するなんて、チョッとひねくれたミドリシジミ君だったんですね、この個体は。
     

  • 2020年07月11日

     少々の雨なら何とか採集可能なキマではありますが、ここ数日の降り方ではどうしようもありません。
     それに加え、この大雨が原因で京都市の市街地から北部への道路が軒並み災害通行止め。
     鞍馬街道、周山街道に加え、雲ヶ畑方面も通行止めになっており、辛うじて西陣杉坂線は生きているのですが、 この西陣杉坂線は周山方面及び雲ヶ畑方面へのう回路にもなっています。
     という事は西陣杉坂線にクルマが集中していると予想されます。
     そうなっているならば、杉坂道風町の手前、あの地獄の離合不可区間ではどんな渋滞が発生しているものやら…。
     想像するだけでも恐ろしいので、久し振りに雨の可能性が低いと予想されている明日の日曜日はどうしたものか…、と訪問先を決めかねております。
     素直に国道9号線を経由で、京都府北部か兵庫県北部かなぁ。