2020年の近況集13

  • 2020年08月03日

  •  背景に写っているお山は、最奥がいわゆる白山でその手前が大長山と赤兎山。
     なのに写っている蝶はミドリシジミ。
     今年は、アンタに翻弄されてばかり…。
     こんな場所で、大きめシジミチョウ科の個体が飛んだら、飛び方と色調が違うと解っていながらも、身体は反応。
     斜面へ突入しますわなぁ…。

     というわけで、今日はヘロヘロ。
     仕事中に、寝ないようにしないと。
     

  • 2020年08月05日

     ミドリシジミをゴマシジミと見紛うなんて、ふしみやの目はふしあなかぁ?
     とのお言葉を賜りそうですが、割と近くに既知産地があり、良さげな草原斜面も眼下に見えている尾根上をシジミチョウ科の蝶が横切ったら、 たぶんゴマシジミじゃないと理解しつつも 「アレはいったい何やったんやろ?」 と後先考えずに飛んで行った方向へと追ってみたくなるのは私だけかなぁ〜。
     その方向へ向かうため、灌木の枝を握りしめ急斜面を降下しながら 「おそらくゼフの何かか、もしかするとテングかも」 と一方では冷静に考えているのも事実です。
     そして結局、一昨日貼り付けたミドリシジミを発見し、「ああ、やっぱりゼフやったんや」 と落胆しつつ草原斜面に目をやると、 カライトソウが生えているではありませんか!
     訪れる前はカライトソウがあるかどーかも怪しいもんやけど…、と思っていたので、この時点でヤル気は一気に跳ね上がります。
     「これはもしかすると、ホンマに居るかもしれんぞ」 と頭の中で呟きながら草原斜面を横に移動していると、飛び出しましたがな、淡いブルーの大きなシジミが…。
     けどね、今度はね、去年の経験があったものですから、「今のは、99.99%たぶんアレ…」 と冷静に判断したのですが、 残り0.01%をないがしろにし、その種名を確認しなかった場合、「アレはやっぱりゴマシジミやったんやでー」 といった悪夢を見そうなので、 必死で急斜面を登りネットインさせていただきました。

  •  ウラナミシジミを…。
     

  • 2020年08月08日

     08月02日(日)に山ゴマ狙いで訪れた場所の画像です。

  •  斜面は↑こんな感じで、「う〜ん、イマイチかな?」 というのが第一印象だったのですが、 実際、斜面に突入してみるとカライトソウは生えているんですよねー。

     生えているには生えていたものの、↑のような状態で、花穂は出てきて間もない感じ。そして、どの株も花は咲いていませんでした。
     その上、カライトソウの数は少なく、草原内に埋もれる感じでポツリポツリとしか確認できません。
     もう少し時期を遅らせば、ピンク色の花穂が目立って確認できる数も増えるのかもしれませんが、 「この量で、ポイントになり得るのかなぁ…」 というのが私の見立てでございました。

     但し、最近私は太腿の筋力が低下しているせいか、急斜面降下時に踏ん張りが利かず、 「もう少し下の斜面が良さげに見えるんやけどなぁ」 という斜面まで降下する根性を失っております。
     なので、さらなる降下を敢行した場合、そこには山ゴマが飛び交ってるやも知れません。

     この09月上旬にオレンジさんの珠玉本をリリースされる鉄人さんや、先日く〇ば温泉でまったりされていた方ならば、 やれる体力をお持ちなのでしょうが、今の私には無理…。
     これから一年間、スクワットを頑張って、再挑戦は来年かな。
     

  • 2020年08月11日

     行ってしまいました、隠岐島後へ。

     隠岐地方で記録的な大雨が降った08月07日の次の日、08月08日(土)のお昼過ぎに大阪空港を離陸したのですが、 この時点でもジオパーク隠岐空港付近は未だけっこうな降雨があるので、視界不良のため着陸できなかった場合は大阪空港へ引き返すとの条件便になりました。
     とはいうものの、5分遅れで無事着陸。
     空港駐車場でいつものレンタカーを借り受け出発したのはよいのだけれど、どーしょーもない雨。
     仕方が無いので西郷の市街地で、明日泊まるホテルの場所を確認したり、スーパーで隠岐白島特産の巾広あらめ (大好物なんです) を3袋買い込んだりとウロウロしている間に、 雨の降り方が若干マシになってきたので、カシワ林の中ならば採集可能だろうと某所へ。
     そこそこの降雨はあったのですが、カシワ林の内部では何とか蝶が飛んだので、ネットを濡らさないようにと気遣いながらコジャノメを数頭採集。
     この日の活動はこれにて終了でございました。

     蝶に関してはあまり書くことがないので、この日泊まったホテル (じゃらん経由で予約、シングルルーム1泊2食付き税込み6800円) に関する画像を貼っておきますね。

  •  6800円のビジネスプラン用夕食膳なので、天婦羅お造り茶わん蒸し酢の物等とシンプルな内容ですが私にはこれで充分。
     

     これは朝食。カレイの干物がおいしゅうございました。
     

     そして、建物外観と領収証。
     トイレと洗面の付いたシングルルームはけっこう広く、浴場も大とは言えませんが中浴場程度の広さ。
     この施設とお食事の内容で6800円は安いと思います。
     うん、当りでございましたな。
     因みに支払い合計が7400円になっているのは、夕食時に600円の芋焼酎ロックを1杯飲んだからなのでございます。
     

  • 2020年08月13日

     で、その隠岐島後なんですが、記録的豪雨の直後に訪れるのは、蝶屋的には完全にNGでございました。

  •  行きたかった岬に至る道路では、こんな風に斜面が崩落しているので通れません。
     ここ、観光ルートなのに、何の注意喚起もなくカーブを曲がるといきなりこの状態だったので急ブレーキです。

     小さな谷が道路と交わる処からあふれ出た石くれが道路上に散乱。
     My軽トラなら気にせずに乗り越えて行くのですが、レンタカーのダイハツ・ミラでこれを踏みしめるなんて、私にはできません。

     そして、ルー様が生息すると云われている林道では、集落からすぐの所で杉の木が倒れ、ここを徒歩で乗り越えると、

     水の力で林道がえぐられております。
     「崩落しませんよーに…」 と祈りながらギリギリを通過。
     暫く歩くと、お約束通りに、

    マムシ様の登場です。
     微動だにしない上に攻撃の構えではないので、横をソロリとすり抜けた瞬間、驚いたのかマムシとは思えぬ速い動きで草むらに逃げ込んで行きました。

     そしてさらに進むと、土石流の跡↑が林道を広範囲に覆っており、ぐっちゅぐっちゅの泥に足を取られ進行もままなりません。
     因みにここでは強烈な焦げ臭い匂いが漂っており、もしかすると更なる土石流が襲うのではないかとの恐怖からルー様をやるのは早々に中止としておきました。