雨の日曜日04月04日に展翅板から外し、塩ビ板にぺフ板を貼った仮置き台にこの標本を刺してピンセットを取ろうとしたところ、
この仮置き台ごと机の上から落としてしまいました。
そのままペタッと床に着地してくれれば良かったのですが、エッジが床に当った後、最悪なことに標本側に仮置き台がかぶさってしまったのです。
結果、胴体から前翅2枚、後翅1枚、脚4本、触角2本(内1本は3個に折れた)の合計12ピースにバラけ、残った左後翅1枚も取れかかった状態となってしまいました。
ここまでバラバラになると、笑うしかないなぁと思いながらも、「せっかく採って標本にしたんやし、修理せなアカンやろ…」
と修理して撮った標本画像が↑でございます。
パッと見は上手く修理できている感じではあるのですが、よく見ると激しい違和感。
前翅2枚の取付位置が、正規の場所からかなり下にズレており、触角と前翅前縁部分の間隔が異常に広いんですよねー。
失敗修理となってしまいました…。
ところでこの標本画像ですが、標本本体の大きさの関係で普段標本撮影に使っているレンズSIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DGが使えず、
COSINA 24mm F2.8 MC MACROというレンズで撮影しました。
以前、このCOSINA 24mm F2.8 MC MACROなるレンズは中央部分はシャープに写るけど、周辺部分はボケボケになるので使い物にならないと本ページで酷評しましたが、
今回、F16 にまで絞り、針頭を画面中央、そしてラベルを左下部コーナー部分に寄せて撮ってみたところ、
ご覧のようにラベルの文字も読める状態で写ってくれました。(上の画像では編集時にラベルを切り抜いて中央下部に貼りました)
うん、このクオリティーなら使えます。これからは展翅板4号相当以上の標本はこれで行きましょう。
で、このラベルなんですが、ミヤマカラスアゲハなのに産地を伏せているのは、………という事です。
お察しください。
2021年04月10日
ほとんどの蝶屋さんは休日であろう本日土曜日、伏見屋店舗から表に出て空を見上げると快晴。
天気予報によると明日の日曜日も良いお天気だそうです。
けれども私は、この土日にギフチョウを採りに出掛けることができません。
もっとも、明日の日曜日は午前中だけなら自由に動けるので、西京区の某山へ行く事は出来るのですが、
今シーズンの季節進行であれば既に汚損していることでしょう。
ハイカーさん山盛り、その方々のお喋りで煩い山へ汚損したギフチョウを見に行って、
嫌な気分になるのは自明の事なので、某山へ行くのはやめておきましょう。
ネタがありません。
もうこれで種子島のお話しは止めにしますので、あと1回だけ書かせてください。
フィールドに出ないと、ホンマ、つらいわ。
2020年の総括:09月 その4
種子島では、いつもの妄想が頭をもたげ、↓のような発生迷蝶が居るんじゃないかと探しておりました。
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