2021年の近況集16

  • 2021年09月03日

     08月29日(日)に軽トラで鳥取県に行った目的は、もちろんシルビアシジミの採集でした。
     旧市町村でいうところの、気高郡青谷町、東伯郡泊村、東伯郡羽合町、東伯郡北条町と私的には未採集の4市町村で探し、 その内の2市町村で採集することができたので、まあ、良かったのですが、この2市町村は既に記録のある所なので採れて当然。
     本当に採りたかった市町村は気高郡青谷町と東伯郡泊村でございました。
     この2市町村において生息しているとすれば、きっと海ビアであろうとの読みで、磯岩場を登り降りしてみたのですが、 結果は完封のnullでございました。
     こんな結果ではあったのですが、どんな所で探したのか画像を貼っておきましょう。

  •  ↑は旧気高郡青谷町。
     岬の風衝草原といった環境は存在せず、小さな草原が磯岩場内に点々とある状態。
     その草原内にミヤコグサは確認できず、シルビアシジミの食草になり得る植物としてはコマツナギ (と図鑑には記されているけど、コマツナギを喰ってる産地って何処なのかなぁ?) が少数見られたのみでした。

     ↑は東伯郡泊村。
     ここも風衝草原といった環境は存在しなかったのですが、やや背丈の高い草地内にミヤコグサが少数確認できました。
     なので、気合を入れて探してみたのですがシルビアシジミは全く見られません…。
     今回の探索で見られなかったとは言え、ここにはミヤコグサが生えているので生息可能性があると認識すべきなのかもしれませんが、 私的には 「う〜ん、この環境はチョッと違う…」 といった感想でございました。
     

  • 2021年09月06日

     08月29日(日)に鳥取県でシルビアシジミを採集できた場所はちょうど採集適期だったようで、雄はややスレ〜そこそこキレイな状態で個体数もそれなり。 一方、雌は出始めだったようで、3頭しか得ることがでませんでした。
     この3雌はいつものように強制採卵用の母蝶としてお持ち帰りするのですが、そのとき産卵対象であるミヤコグサも現地で採取して一緒に持ち帰ります。
     まあ、当然ですわな。
     ただこのとき注意しなければならないのは、持ち帰るミヤコグサに本種の卵や幼虫が付着していないか確認しなければなりません。
     というのは、強制採卵→飼育羽化した個体に付けるラベルには、どの母蝶から生まれたのかが判るように記入しているので、 現地産の卵や幼虫を一緒に持ち帰ってしまうと、「ラベルの正当性にキズが付く」 と思っているからなのであります。
     このような理由から、現地で摘んでくるミヤコグサはごく少数にとどめているので、多くの幼虫さんが孵化した現在、 ミヤコグサ不足に陥る前に、ミヤコグサを近くで刈って来なければなりません。
     という訳で、昨日の日曜日は原チャリに乗って滋賀県大津市に行っておりました。

     「ん? 今日はコレダケかぁ?」
    とのツッコミもございましょうが、コレダケです。
     そう、ネタになるような話しが無いのでございますよ。
     

  • 2021年09月09日

     前回、滋賀県大津市にミヤコグサを摘みに行ったときのお話しを、「ネタになるような話しが無い」 からと言ってテキストだけで書きましたが、 一応、ウラナミジャノメも少し探してみたので、その時の画像を貼って今日は凌いでおきましょう。

  •  わたくし、いまだにウラナミジャノメの好む環境というものが理解できないので、本種を探すとなると墓地周辺、ため池周辺、耕作地周辺↑といった場所、 即ち地方によってはゴマシジミやシルビアシジミの生息環境と重なるような所を攻める訳ですが、居らんもんですなー、居るのはヒメウラナミジャノメばっかりです。

     ところが上の画像の場所から地図上の直線距離で1630mしか離れていない

    こんな既知ポイント↑ではアスファルト道路上の My 原チャリに纏わり付いたり、稲穂の近くまでやってきたり、 と普通種的行動を見せてくれるのですが、そこから少しでも離れるとパタリと居なくなってしまう…。
     ウラナミジャノメの気持ちは、ホンマ、よーわかりませんわ。
     

  • 2021年09月11日

     今年、2021年、コロナ禍のこんなご時世なのに、まだ行ったことのない沖永良部島に行ってやろうと画策し、既に半年前の03月には下記の予約を成立させておりました。

  •  ところがですね、↑のように元々予約していた09月17日伊丹発19:45の便が、JAL側の都合で欠航となったので、 代替の17:10の便に変更してくれと言ってきたんですよねー。
     09月17日は17:00まで伏見屋の営業をしようと思っていたのに、この17:10発の便に乗るとなると、またしても妻なる方に14:30以降の営業をお願いしなければなりません。
     「またかいな…」 という事になって、やっぱり、チョッと、アレですわなぁ。

     ホテルの方はけっこうお安い料金↑(全部で3泊、いずれも朝食付き)で予約できていたので残念なのですが、

    ↑のおかげで、先程 「中止にする」 と決断し、レンタカーを含めてすべての予約をキャンセル致しました。

     これまでにも書きましたが、私は台風で何度も痛い目に遭っております。
     特にこの14号台風、東シナ海で停滞するような雰囲気です。
     あの、奄美空港での悪夢がよみがえります。
     まあ、↑の予報では、現地に行ってしまえば帰れなくなるという事はないようですが、この台風14号、 東シナ海で停滞した後、09月17日に九州方面へ行く気満々のように見受けられるので、予定通り鹿児島空港に到着できるかどうか微妙なところだろうとの読みで、 つい先程JALにキャンセルの電話入れておきました。

     やっぱり、私が九州方面へ行こうとすると必ず台風が来よるんですな。
     これでもう、呪われているというのは確定ですな。