2022年の近況集14

  • 2022年09月15日

     「酷暑のなか全く木陰のない堤防の土手」 でございます。

  •  ↑ここは、兵庫県北部但馬地域の某河川の堤防。
     ご覧のように草原状態は良好。しかもこの内部には世代を繰り返すのに充分な量のミヤコグサが点々と生えておりました。
     そう、絵に描いたような土手ビアのポイントといった雰囲気ですね。

     この河川では、このように手入れされた草原斜面がけっこう広い範囲に存在し、その内部には必ずミヤコグサが確認できました。
     なので、何処かには居るんじゃないかと思い、山ゴマでもないのに水分摂取量トータル3.1Lでがんばったのですが、居らんのですわ。
     同じ兵庫県でも播磨地域であれば、必ず土手ビアが見られるであろう環境だったんですけどねぇ…。

     けどね、↓コレは居ったのですよ。


     

  • 2022年09月19日

     前回、生態画像をUPしたツマグロキチョウですが、いーっぱい居りました。
     このいーっぱい居た中にホシボシキチョウが混じっていないものかと40〜50頭程度はネットインしてチェックしてみたのですが、 そのようなウレシイ個体は確認できませんでした。まあ、兵庫県北部ですからね、当然ですわな。
     結局ネットインした黄色い蝶の半分弱をフィルムケースに収納してお持ち帰り、現在展翅中でございます。

     ツマグロキチョウが多く飛ぶ現地の堤防斜面にはカワラケツメイがそこそこの密度で生えていたのですが、 秋型の本種はカワラケツメイが生えている場所から少し離れた場所で、1.5mぐらいの高さで繁茂する雑植生内にもぐり込み飛翔する個体が多く見受けられました。
     そう、食草に執着しないのです。

     一方、かなり汚損はしておりましたが夏型の個体は、

  • ↑のケツメイ群落に数頭が執着しており、その内の1頭を得るため群落を撫でるようにネットを振っても飛び去ったりしませんでした。
     推定ですが、これら執着している夏型個体は産卵に訪れたんでしょうね。

     ところで、ツマグロキチョウ幼虫の付着したネットの背後に写っているケツメイですが、これはカワラケツメイなんでしょうか。
     花期が完全に終わっていた、背の高さ1m弱あった、高密度で生えていた、といったことから 「これがアレチケツメイなのかな?」 と思っております。
     

  • 2022年09月23日

     伏見屋金物店は土曜日営業なので3連休ではないのですが、連休の度に台風襲来。
     どうしょうもありませんな。

     こんな状況なのでこれといったネタはございません。
     なので今日は09月11日の兵庫県北部での探索の続きを書いておきます。

     兵庫県北部の某河川堤防で、いーっぱいのツマグロキチョウと戯れた後、「やっぱりシルビアシジミを探さんとイカンやろ」 ということで、土手ビアは諦めて海ビア探し変更です。
     昨年の兵庫県北部海ビア探しでは円山川の河口付近から西進し、旧香住町今子で時間切れになってしまったので、 09月11日はそこよりも西の香住町で探索することに致しました。
     兵庫県北部の国道178号は旧竹野町辺りから高速道路のような雰囲気になっていたので、 海ビア探しの目的地である旧香住町の海岸へは思っていたよりも短時間で到達することができました。

     そして、この旧香住町で探したの所は…、

  • けっこう往生して到達したのに、草原と言える場所が全く無かったこんな↑海岸や、

    地形図とGoogle空撮画像によると、画面中央付近の向こうには良さげな草原の存在が予想されたのですが、 看板に書かれているようにこの柵から先は、とても危険だったので根性無く撤退。

    最後に訪れたここ↑では、ご覧のように良好な状態に見える草原があったのですが、その内部にミヤコグサは確認できず、 もちろんシルビアシジミも見られませんでした。

     ということで、2022年09月11日の兵庫県北部シルビアシジミ探しは、予想通りの完封nullだったのでございます。
     

  • 2022年10月01日

     一週間も更新が滞ってしまいましたが、今日から「回復」 でございます。

     とは言え、精神的なダメージが若干残っているので、今日は少し前に撮影していた動画のみです。

  •  旧市電の内側、京都市の市街地で撮影したエノコログサを喰っているクロコノマチョウもしくはウスイロコノマチョウの幼虫です。
     意外な場所である事もさることながら、自然状態での意外な食草…。
     これは証拠の動画を撮っておかねばなるまい、ということだったのでございます。
     

  • 2022年10月04日

  •  何故YS-11なのかと申しますと、09月18日(日)もシルビアシジミを探しに京都府北部旧熊野郡久美浜町に行ったから。
     久美浜町へは宮津市方面から丹後半島を横切って行くよりも、兵庫県の山東ICから北近畿豊岡自動車道を現状終点の但馬空港IC間を走行した方が早い到着になります。
     この日、但馬空港ICから降りてすぐの但馬空港駐車場入り口信号の背後に、このYS-11が展示されていたものですから思わず動画を撮影してしまいました。
     皆さんご存じでしょうが、私、飛行機好きなんです。

     Googleの空撮画像とストリートビューで良さげな環境だろうと目星を付けた久美浜湾沿いの空き地↑です。
     この草原内部に、ミヤコグサは少数確認できたのですが、シルビアシジミは見られません。

     次の目的地、久美浜湾にそそぐ川上谷川の両岸堤防では本画像の撮影地点(国道178号付近)から北近畿タンゴ鉄道の線路まではけっこう良好な環境で、 ミヤコグサも少数確認できたのですがシルビアシジミは見られませんでした。
     因みに北近畿タンゴ鉄道の線路よりも上流は、ミヤコグサが生えるような草原ではなくなってしまい、もちろんシルビアシジミも見られませんでした。