ただちに外税にせよ
平成16年の4月から消費税が内税(総額表示)方式に義務付けられるらしい。財務省によると「消費税に対する国民の理解を深めていただく」とのことであるが、ウソをつけ。将来的に消費税率を引き上げて金をふんだくるための下準備なのだ。
何故そんなことが断言できるか? ビールを見れば明らかなのだ。先進国の中でも例を見ないほどの高い酒税を課されているビールがすべてを教えてくれる。
現在日本のビールの税率は1キロリットルあたりに222,000円である。つまり1000mlのビールには最初から222円の税金が課されて価格に上乗せされているのである。
しかもなんと腹立たしいことに、そのビール本体の価格に酒税を合わせた価格に、更に消費税が5パーセント掛かかるのだ。税金に税金を掛けているんだよ! 信じられるかい?
かくしてビールは小売価格の半分近くを税金が占めているという訳である。
このような無法(!)が平気でまかり通るのも、酒税が内税方式を採用していて、消費者から税金がわかりにくくなっているからに他ならない。
これが外税ならばこのようになる。
店頭に並ぶ500ml缶のビール。値札に「140円」と書いてある。
それを手にとってレジへ向かい、
「すみません、これをください。」(財布の中から100円玉2枚を探して握り締める。)
「はい、こちらは小売価格140円に酒税111円が加算され、更に消費税が入って263円になりまーす。」
「ギャッ!」(うしろへのけぞる)
消費税の内税化反対! ついでに、すべての酒税をただちに外税にせよ!!