キリンの季節限定醸造ビール。多分にサッポロの「冬物語」を意識したふしがある。「冬物語」がアルコール度を高めにして冬にじっくり飲むビールとしての差別化を図ったのに対し、こちらは麦芽を通常の1.3倍使いアルコール分も6%とより高めにして、やはり涼しい秋向けのビールを狙ったというところか。

 麦汁を濃くしてアルコール度を高めている割には、味そのものはそんなに濃くないという不満もないでもないが、それなりに季節限定ビールとしての面白みはあったと思う。

 この後、「じゃあ夏もだ」「春もだ」と、各社入れ乱れての季節限定ビール合戦に移り変わっていくのであるが、個人的には季節限定としてそれなりの商品価値があったのは「冬物語」とこの「秋味」だけという気がする。

 

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