いまでこそ「黒ラベル」の愛称で親しまれているが、かつては「びん生」という名で売り出していたサッポロの非熱処理ビール。アサヒやサントリーの生よりもコクで勝る一方でキリンラガーよりもキレがあるというバランスのとれたビールだった。

 一時期、1989年のサッポロドラフトの登場で生産を終了したものの、ドラフトがふるわず、かえって従来の生を支持する声に押されてその年のうちに復活、以後「黒ラベル」として今日までサッポロの看板商品となっている。息の長いビールである。

 

 1985年以前覚書に戻る    略年譜へ戻る     トップページへ戻る