1977年発売ということなので、先行するキリンの「マインブロイ」(1996年発売)に対抗したものと思われる。ビンのデザインもよく似ているし。
1987年に製造を中止したらしいのだが、私が日常的にビールを飲み始めた1985年頃にはすでにもう殆ど酒屋の店頭から姿を消してしまっており、入手困難なビールとなっていた。
そういう訳で、一度くらいは飲んでいると思うのだが、味の方はほとんど記憶に残っていない。
後の2003年に発売された「茜色の芳醇」はこのメルツェンのリメイクということなのであるが、アルコール度数も異なり、別のビールと考えた方がよく、メルツェンの味はもはや幻である。