BELG AUBE(ベル・オーブ)
かつては何もない埋立地だったのが、都心にすぐアクセスできるということで、ここにきて急ピッチで開発の進む江東区の豊洲。
この10月にもららぽーと豊洲がオープンしたが、その中にベルギービールを専門に扱うバーがあるというので、ららぽーと豊洲探訪のついでに立ち寄ってみた。
ららぽーと豊洲はかつての石川島播磨重工業の造船ドックの跡地に建てられたので、そのイメージを生かして船の形の建物が四つある。それらは、それぞれship(シップ)T〜Wという名称がついているが、shipVにその店「BELG AUBE」はある。
造船ドックの跡地なので、ららぽーと豊洲のすぐ前は海で、東京湾やレインボーブリッジの見渡せる絶好のロケーションなのだが、どういう訳かBELG AUBEのすぐ前には建築物があっていて、せっかくオープンテラスまであるのに海が見えない。おまけに日陰になってしまっているため、10月の好天気の日であったにもかかわらず、席につくと肌寒いのである。そのために大型ヒーターが設置してあったほどだ(上の写真の銀色で傘がついたようなやつ)。
ベルギービールのバーということで、瓶のベルギービールが多種揃えられているが、直輸入の樽生ビールもあるとのことなので、そちらを飲んでみることにする。
当日あったのは次の3種。
セリス ホワイト……850円 レフ ブラウン………950円 レフ ブロンド………950円 |
ビールはすべてそのビールに合わせたオリジナルグラスで出してくれる。写真はレフ(Leffe)のブラウンとブロンド。
価格950円は確かに決して安くはない。しかし、ベルギービールの深い味わいは、暑い時期にゴクゴクと飲むアメリカンタイプやピルスナータイプとは異なり、一杯のゴブレットをじっくりと味わうと(泡もちも良いのだ)、それだけでもけっこう満足感を得られる。
こういうベルギービール・バーでは、軽いつまみを頼んで、種類の違う2〜3杯のビールを飲み、ベルギービールの奥深い世界を楽しむ、というスタイルが正解なのかもしれない。(2006.10)