バーデンバーデン

 店名の「バーデンバーデン」というのは、ドイツの有名な温泉保養地の名前らしい。店内ではそのバーデンバーデンらしき保養地の様子を大画面テレビにビデオで流している。

 また、ドイツのものらしい調度品も、本場の雰囲気を演出している。

 しかしなんと言ってもこの店は、ミュンヘンで醸造されたホフブロイハウスの樽生ビールを飲ませるのがウリだ。ドイツの「ビール純粋令」を守って作られたこのビールは、もちろん麦芽100パーセントであり、濃厚でどっしりした味わいは、日本のビールにはない旨さだ。

 種類は「ホフブロイハウス樽生」と「ホフブロイハウス黒生」とがあり、値段は共に大ジョッキ(1,000ml)が1,530円、中ジョッキが(500ml)が790円と、やや高めだが、日本ではなかなか飲めないビールであるのと、場所柄を考えると仕方ないか。

 ちなみにアサヒ・スーパードライもおいているが、なぜかホフブロイハウス樽生より値段が高い。よほどの物好きでない限りは頼まないのだろう。

 つまみ類もドイツ料理が中心で、ジャーマンポテト(630円)、ソーセージの盛り合わせ(1,470円)、アイスバイン(1,570円)といった、ビールのつまみの定番料理が取り揃えられている。

 

 ただこの店、JRのガード下にあるために、天井がやや低い。加えて、たまに電車が通過すると、当然その轟音がかなり響いてくる。

 せっかく本場ドイツの気分に浸っているのに、いきなり有楽町ガード下の現実世界に引き戻されてしまうのがちと残念か。(2005.2

 

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