BEER膳 放心亭

 神田の三省堂の地下に「ローターオクセン」というドイツ料理とビールを出す店があって、長い間そこが気になっていたのだが、いつの間にか「放心亭」という名前に変わってしまっていた。

 だが、メニューを見る限り前の「ローターオクセン」と内容的にあまり変わらないようなので、今回、三省堂に本を買いに行ったついで入ってみた。

 割にこぢんまりとした店内の至るところに色紙が飾ってある。見れば、殆どが著名な作家のものだ。おそらくは上の三省堂書店に資料等の本を買いに来て、その帰りに寄ったのであろうか。

 樽詰めの生ビールはキリンのブラウマイスター・ハートランド・一番搾り黒の三種を置いている。なかなかこだわりのラインナップだ。

  ブラウマイスター……中(400ml520円 大(600ml700

  ハートランド…………中(400ml490円 大(600ml680

  一番搾り黒生…………中(400ml490円 大(600ml680

 この他にハーフ&ハーフもあり、また、グラスだけでなくピッチャーもある。

 また、瓶詰めではあるがドイツビールも色々揃えており、中でもドイツのエルディンガービールが人気らしい。

  エルディンガーヴァィス………(中瓶)925

  エルディンガーデュンケル……(中瓶)925

これは注文すると瓶のままではなく、きちんとオリジナルグラスに注いで出してくれるのだが、注ぎ方にも気を使ってくれているようで、きめの細かい泡が立っていて、見るから美味しそうだ。

 前述したけれど、この店はドイツ料理が中心で、ヴァイスブルスト(685円)、ニシンの酢漬け(630円)、ロールキャベツ・ハーフ(630円)等を頼んだのだが、盛り付けの見た目がとても美しく、味も上々。

 この店は以前の「ローターオクセン」が19996月に店名を変えてリニューアルしたらしい。

 そしてこの店の紙ナプキンを見て初めて知ったのだけれども、経営はあの「吉池」なのであった。

 「吉池」と言えば、御徒町駅前で新鮮な魚介類を安く売る「魚のデパート」として有名であるが(御徒町の方に行ったときは必ず寄ってます)、それがまさかビアレストランまで経営しているとは。吉池はこの他に旅館経営などもやっているので、まさに「食」を中心とした多角経営ということか。(2006.8

 

  ビア・スポット探訪メニューに戻る    トップメニューに戻る