中華風刺身

 中華風の刺身と言えば、漫画「美味しんぼ」で、原作者は登場人物(周大人)をして

「中華風の刺身は、食べない方がはるかにましという代物」

 と言わしめている。そこまで言うか。

 この漫画、最初は食の権威づけみたいなものを否定していたはずなのに、いつの間にか自らが権威になってしまったようである。

残念な話である。

 

 中華風の刺身は野菜と合わせるレシピが多いけれど、刺身の味を堪能するには野菜は混ぜない方がいいと思う。

 

 材料

   刺身用の白身魚(鯛・平目等)

   ワンタンの皮・松の実

   オイスターソース・醤油・ごま油

 

@ワンタンの皮を中温の油で焦がさないように揚げる。コーンフレークで代用するレシピもあるようだが、ちゃんと揚げた皮を使うとまるで香ばしさや食感が違うので、ここだけは妥協しないようにしましょう。

A白身の刺身は薄くそぎ切りに。

Bボールにオイスターソースと醤油を入れ、隠し味にごま油少々を加える。そこへ刺身を入れて混ぜ合わせ、味をつける。

C松の実は庖丁の腹でつぶしたあと、みじん切りにする。ワンタンの皮もこまかく砕く。すべてを皿に盛りつけて完成。

 

 食べる時は全体をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせて食べる。

 ワンタンの皮の香ばしさのため、ビールのつまみにもピッタリだと思う。そう思うんだから仕方ない。

 山岡さん(「美味しんぼ」の主人公)だって言っているではないか。

「旨いかまずいか自分の舌で判断したらどうなんだ!!と。

 

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