《サンクトガーレン 湘南ゴールド》

 サンクトガーレンは日本のマイクロブリュワリー(所謂地ビールメーカー)の草分け的存在である。そのサンクトガーレンが4月から9月までの春夏限定で発売しているフルーツエールが、この「湘南ゴールド」である。購入できる場所はある程度限られてしまうが(メーーのサイト掲載)、わざわざ足を運んででも買う価値のあるビールである。

 名前になっている「湘南ゴールド」というのは神奈川県産のオレンジで、県外には殆ど出回らないこの希少種を果汁だけではなく皮も身もまるごと使って醸造したのがこのフルーツエールだとか。メーカーのサイトによると、2008年の発売初年よりインターナショナル・ビアカップ(国際ビール大賞)フルーツビール部門で10年連続入賞の記録を持ち、2011年には英国開催の「ワールド・ビア・アワード」フレーバーエール部門でアジアベストを受賞、2013年にはシルバーを受賞しているとのこと。おおっ。

 錦糸町テルミナ(ローカルですみません)での購入価格は330ml瓶が税込価格497円であった。値段は少々高めだが、それだけの価値はある。

 グラスに注ぐと柑橘系の華やかな香り。飲んでみるとオレンジの爽やかな苦味とホップの苦味がベストマッチング。文句なしの日本屈指のフルーツエールではないかと思う。

 ちなみに毎年横浜の赤レンガ倉庫でゴールデンウイークの時期に「ヨコハマフリューリングスフェスト」というビール祭りが行われるのだが、このサンクトガーレンも参加している。実はそこへ毎年出かけて行くのだが、数ある本場ドイツのメーカーのビールに脇目もふらず、この湘南ゴールド等のサンクトガーレンのビールばかりを飲んでしまう自分である。それくらい美味いんだな!

 

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